学校教育でのマウンティング
近頃、Twitterの上で、臨床心理士と公認心理師、そして公認心理師の中でも、指定大学(院)での教育を受けていない人の
マウンティング
を見かける。確かに
しかるべき学校教育
特にしっかりした実習
で鍛えた力は
単に資格取得出来る知識量
では計れない力がある。この優位性を主張したい気持ちは解る。
しかしながら、人間の能力は色々なモノがあり、仕事を通じて得た知恵は
学校の教育を超えるモノ
もある。また別分野での出身者でも
論文の書き方
研究姿勢
等は身についている場合がある。私亊で恐縮であるが、私も1970年代学生時代に、人工知能の研究を行ってきた。当時の人工知能の基礎の一つは『認知科学』であり、関連した心理学の知識はかなり学ぶことになった。このような例もある。
さて、学校教育でのマウンティングで、もう一つの事例がある。それは
学校教師の教育実習が
附属学校か?一般校か?
での違いである。
これは、教育学部で付属小中高を持っている場合に、付属校での教育実習は
専門の指導者に鍛えられる
例えば
教科書の指導書を見ずに自分で教案を書く
場合によっては実験的な授業も可能
などの経験がある。一方、付属校ではなくて、自分の出身校などでの教育実習の多くは
お客様的扱いで指導書に従った授業
で終わっている。
こうした経験から、学校教師の中で
付属校のある大学出身者が
そうでない人に対するマウンティング
がある場合もある。
しかし、大学で身についたモノは大切だが
その後の自己鍛錬
が重要である。