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弘法大師空海の独自技

昨日の
天才の一人技幻想の危険性
に関連して、日本史の中で

本当に一人で全てを作った

偉人について考えました。

私が一番に思いついたのは

弘法大師空海
空海 - Wikipedia

です。確かに空海は、唐に渡り

真言宗第七恵果和尚から伝授

されています。

しかしながら、日本での真言宗の一般向け展開や、僧侶の育成体系などを見ると

我が国に合う真言宗

を見事に作り上げました。これを一人で作り上げる重荷に、空海は耐えました。

この結果、真言宗では、これ以降独自の展開を行ったのは

新義真言宗を開いた覚鑁
覚鑁 - Wikipedia

だけで、多くは

弘法大師を拝む

と言う状況になりました。

なお、「イロハ歌」を、弘法大師作とした、一般伝説もあり、他人の成果を

弘法大師に託す

場合は、少なからずあったようです。

これと比較して、浄土真宗の場合は

開祖の親鸞の純真な信仰
親鸞 - Wikipedia

は難しかったので

八祖の蓮如が『御文』などで展開
蓮如 - Wikipedia

して大教団になります。

このように考えると

一人の天才で全て

は難しいモノがあると思いました。

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