![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/170978346/rectangle_large_type_2_1de5ec02811fa83a6eaa75632f1aa377.jpeg?width=1200)
弘法大師空海の独自技
昨日の
天才の一人技幻想の危険性
に関連して、日本史の中で
本当に一人で全てを作った
偉人について考えました。
私が一番に思いついたのは
弘法大師空海
空海 - Wikipedia
です。確かに空海は、唐に渡り
真言宗第七恵果和尚から伝授
されています。
しかしながら、日本での真言宗の一般向け展開や、僧侶の育成体系などを見ると
我が国に合う真言宗
を見事に作り上げました。これを一人で作り上げる重荷に、空海は耐えました。
この結果、真言宗では、これ以降独自の展開を行ったのは
新義真言宗を開いた覚鑁
覚鑁 - Wikipedia
だけで、多くは
弘法大師を拝む
と言う状況になりました。
なお、「イロハ歌」を、弘法大師作とした、一般伝説もあり、他人の成果を
弘法大師に託す
場合は、少なからずあったようです。
これと比較して、浄土真宗の場合は
開祖の親鸞の純真な信仰
親鸞 - Wikipedia
は難しかったので
八祖の蓮如が『御文』などで展開
蓮如 - Wikipedia
して大教団になります。
このように考えると
一人の天才で全て
は難しいモノがあると思いました。