米中の共通点
中国で、「ゼロコロナ政策」の見直しが行われそうです。これを動かしたのは
大衆の不満
です。
一方、アメリカでは、トランプ前大統領が火を付けた
大学に行けない2/3の不満
が、色々なところで吹き出しています。
アメリカと中国では
民主主義と一党独裁
の違いはあります。しかしながら、両者の根底には
有能な人間が支配
下々は黙って従え
と言う発想があるのです。両者の歴史的な経緯は
米:プラトンの哲人政治
中:儒教と科挙の有識者支配
と違いますが、本質的に
「有能」な人間が支配
と言う発想は同じです。
私は、この発想の根底には
大陸で戦い異民族を支配
してきた歴史があると思います。
さて、私達の日本には、これと少し異なる
皆の納得
と言う発想があります。中国の「反ゼロコロナ」の運動には
(権力の強制による)マスク反対
が有ります。しかしながら、私達日本人は
まだ多くがマスク
と言う状況です。但し、中国と違うのは
マスクの必要性を皆に知らせ
自主的に着用
と言う納得の行動です。日本文明では、こうした納得を得る努力が、色々と行われています。一例は
江戸時代の寺子屋で習字の教本に
御成敗式目を使う
などの知識の大衆化です。
こうした
本当の知識の大衆化と
大衆の政治参加
の力が大きな力を発揮すると思います。