個人技と理論知識の相互関係
昨日の記事「出来る化の方針」で書いた
個人技での実現
について、もう少し説明を付け加えます。
理論的に説明できない、記述できない分野は、色々とあります。もっと言えば、私たちの心にも
意識で明示される部分は一部だけ
で
感情的なモノ・身体反応など
色々とあります。
さて、こうした理論的な知識と、個人技の関係は、どのようモノでしょう。
一つは、工業生産の世界です。そこでは
理論的な設計結果を個人技で手直し
が行われる場合があります。これを例えると
地図で示したところに行き
現場で探し出す
という感じで
大局的理論を個人技で実現
理論が上で技が下
という発想です。
しかしながら、個人の技には、別の立場があります。それは
どの理論を使うか選ぶ
働きです。これは
多くの理論知識をまとめて一つの絵にする技
です。これは、試行錯誤などで、目に見える形で行われる場合もありますが、多くは個人の技で行われます。
将棋のプロは
必要な手を深く読む
力があります。確かに「詰み」まで読み切れるなら、それで確定します。しかしそこまでいけないときでも、大局的に判断するのは個人の技です。
このように考えると
個人の技が上で理論が下
という立場もあると思います。
なお、私の考えでは、この上下関係は
相互に入り組み繰り返し絵を充実させる
働きがあると思います。以下のnote も参考にして下さい。