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おかあさんゆび(第3話)
ユミ「(やべっ、きもちわる・・・。っていうか臭っ!!臭臭臭臭臭っ!!)」
ユミ「(っていうか何だよあのゴリラ・・・。何入れたらこんなに胸やけと悪臭が湧き上がってくんだよ・・・。)」
ユミ「(あ、そっか。ニンニク増したな。増増だった。次回はやめよう・・・。 いや、やめたら負けだ。 増増増で行こう。 これで勝ち。)」
あれ?
なんかいい匂い。
なんだこれ?
パンかな?
華「あ、起きました?ユミさん。おはようございます。」
あきら「おか~さん、凄いんだよ華ちゃん。パンってこんなにいい匂いが出るんだね~♪ ぼく知らなかったよ~。」
華「あきらくん、そんなにすごくないよ~。 これはね~、フレンチトーストっていうんだけど、誰でも作れるよ♪」
あきら「そうなんだ。ぼくセブンのパンしか食べたこと無いからビックリだよ♪」
華「じゃ、お姉さんと一緒に食べよ♪ ユミさんもどうですか?」
ユミ「ってか、昨日あのラーメン食った後によく食えるな・・・。」
華「はい、私昔から胃袋最強女子って言われてましたので♪ 逆に何も食べないと気絶することもあって・・・。」
ユミ「(ヤベぇ奴を家に招いてしまった後悔)」
華「でも台所勝手に使ってしまってすいません。支度したらもう行きますので。」
あきら「え~、華ちゃん行っちゃうの~。ず~っといればいいじゃん!!」
ユミ「(なんでこんなに好きになるのが早いんだよ・・・)」
華「う~ん、でもユミさんも迷惑だろうし・・・。」
ユミ「あのさ~、昨日我が家のルールは言ったよね。覚えてる?」
華「はい、それはもちろん。ユミさんが神ってことですよね。」
ユミ「よし、よい心掛け。じゃあ私の言うこと聞いたら居てもいいよ。」
華「え? いいんですか? 何でもします!!」
ユミ「じゃあさ~、あきら幼稚園に送ってって。え~っと、あと15分しかない・・・か。」
華「はい!! え? って15分? あきらくんまだパンツ1枚じゃない!!」
あきら「ぼく大丈夫だよ。いっつも5分で支度できるし。」
華「じゃあ早く!! あとユミさん、幼稚園の場所は!!」
ユミ「あ、それ大丈夫。あきら全部覚えてるから。 あと、これ大事。帰りにIQOSよろしく。」
華「あ~、間に合わない~っ!!」
ユミ「(あ~きもちワル・・・。 寝る・・・。)」
第4話につづく
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