衝撃【衣類ロス】古着のリサイクル率は鉄やアルミ缶以下
鈴六です。
エコやリサイクル
最近では、SDGsという言葉を聞いて
自分でもマイバックやマイボトルなど
「いろんなものをリサイクル」したり
「すぐに捨てない」で使いまわしたり・・・
エコの意識が高まってきたように思えます。
あなたも、もしかしたら、資源を捨てるんじゃなくて
資源回収やリサイクルに出しているかもしれません。
しかし、ペットボトルや鉄、アルミ缶のリサイクル率に比べると
古着のリサイクル率はかなり低いんです。
「えーそうなの?知らなった」という方もいると思います。
私たちもそうでした、、、
なので、たくさんの人に知ってほしいと思っています。
現状を知ることで、ひとりひとりの心がけが変わり
リサイクル率が上がれば、環境の負担が減る
それだけではない、メリットがたくさんあるので紹介します。
ぜひ、古着のリサイクルに興味のある方は、最後まで読んでください。
日本の衣類ロスの原因とは?
「衣類ロス」など、あまり聞きなれない言葉があるかもしれません。
詳しく解説していきます。
衣類ロス、ファッションロスってなに?
ファッションロス(衣服ロス)とは、まだ着用できる、着られる服が
さまざまな理由で捨てられてしまう衣類のことを指します。
ファッションロスの中には、店頭に並んだけど、季節が外れただけの新品や納品の関係で店頭に並ぶ前に廃棄となった衣類も含まれます。
衣類ロスの大きな原因は"大量生産・大量消費"のファッションスタイル
衣類ロスやファッションロスが、生まれる原因には、2つあります。
生産者側の問題と消費者側の問題が大きく関係しています。
①生産者側の闇
ファッション市場の縮小で、生産者がより安く、大量の服を作っている
いわいる、大量生産が主流になっていたことです。
一枚あたりの値段を安くして、
たくさん服を作ってたくさん売る市場の流れがありました。
また、ファッション業界の販売スタイルも、深く関係していると考えられます。
たとえば、、
新しく作られた服は定価で販売され、次に、セールがきて値下げされます。
しかし、セールをしても
売れ残ってしまった服のほとんどが処分されてしまう。
「なんで、そんなことが起きるの?」疑問に思う方もいるかもしれません。売れ残った衣服をさらに値下げして販売すると
ファッションブランドの価値そのものが下がってしまうと
考えられているからです。
なので、一定の値下げをした商品は、処分されてしまうのです。
しかし、近年ではSDGsの意識が高まり
生産者側も、売れ残るほど大量に商品を作らない
販売した服を店舗で回収したり、服を持ってきてくれた方には
お店で使えるクーポンを配布したりなど
(参考:RE.UNIQLO:あなたのユニクロ、次に生かそう。 | 服のチカラを)
さまざま動きがあります。
次に、私たち消費者はどうでしょうか?
見ていきましょう。
消費者側の闇
私たち消費者は、大量消費という問題があります。
どういう事かというと、、
必要以上に服を買うことで
1枚あたりの衣類のサイクルが短くなっている
家のタンスに眠っている
着る機会がなくなった衣類の期間は約6ヶ月
常に新しいものを取り入れ
流行を外れ、古くなったものはゴミの回収に出されています。
使う服<購入する服が増えている
そして、1年間で1回も着る機会のなかった服が
一人あたり35着あるといわれています。
私たち消費者もたくさんの服を処分することになっているんです。
次で、衣類のリサイクル率について解説していきます。
驚愕!古着のリサイクル率はアルミ缶やペットボトル以下
さきほど、ファッションロスや衣類ロスが
どのように起きているのか、少し仕組みが理解できたと思います。
では、衣類は他のアルミ缶やペットボトルに比べて
古着のリサイクル率は、現状どのようになっているのか?
見ていきましょう!
アルミ缶やペットボトルのリサイクル率
ペットボトルのリサイクル率は、、、2021年度リサイクル率は86.0%
参照:PETボトルリサイクル推進協議会
アルミ缶のリサイクル率、、、2021年度リサイクル率93.9%
参照:アルミ缶リサイクル協会
つづいて、古着はどうでしょうか?
古着のリサイクル率は、、、
リサイクル率約45%とかなり低くなっています。
家庭から手放される衣類は年間約70万トン
そのうち、約65%にあたる46万トンが可燃ごみとして廃棄されています。
可燃ごみになってしまう理由は
「どこに捨てたらいいのか、わからない」
「古着をリサイクルすると、どうなるのかイメージできない」
「手間や費用、労力がかかるから」など
いろいろ、課題となってます
このような課題に向き合い、解決して
古着のリサイクル率を上げていく必要があります。
鈴六では回収した古着の95%以上がリサイクルできています
私たち、古着のリサイクル業者
株式会社鈴六では、
公式サイト(studio.site)
年間に3000トン古着を回収して
そのうち、約95%を再資源化ができています。
その結果
年間※5,760トンものCO2の排出削減を実現。
回収された古着は、国内や海外にリユース
自社でウエス製品に加工
また、フェルトや綿を作る
反毛(はんもう)屋さんへ販売しています。
このように、古着は誰かの役に立っているのです。
私たち消費者は不要になった衣類をどうするのがいいの?
私たち消費者ができることは、2つあります。
1つ目に、服をたくさん買いすぎない
2つ目、古着は古着のリサイクル率はまだまだ低いので
可燃ごみに出すのではなく、資源を再利用できる選択を選ぶ
身近にできることは
たくさんあることに気づいていただけたら嬉しいです。
ひとりひとりが気づいて行動することで
未来が変わっていくと信じています!
最後まで読んでくれて、ありがとうございます。
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