自分の両親への結婚挨拶
正式なプロポーズを受けて一ヶ月半後。
新潟の両親と大阪の彼氏の初対面が東京で行われた。
予約時間より彼と30分早くお店近辺に到着し待っていました。彼は少し貧血になるくらいすごい緊張で顔が強張ってて私が都度大丈夫だよ〜普通のおばさんおじさんだと思えばいいから!とか変顔したりして彼の緊張を少しでもほぐそうと試みていた。
予定時刻少し過ぎて両親が現れて初対面した時、私は何故か感極まって泣きそうになった。彼と付き合って1年半程でやっと会わせられたというか、安堵というか挨拶しあってるのを見て感動というか、よくわからないけど。泣くのを堪えてお店に入店。
父は彼を見てすぐに「写真で見るより二枚目だ!表情が良いからわかるけど真面目そうでいい子だね、安心したよ。」どんな人と付き合ってるか写真で見せてある程度のプロフィールは伝えていたけど、会ってすぐ見抜いてくれて安心してくれたのが嬉しかった。
彼がダントツに緊張しているけど私の両親も緊張してるのがわかって、場を和ませたり彼の良さをいかにアピールするかが私の今日のミッションであった。あとは彼がうまく結婚の許しを得られるかを見守りつつ。
食事を注文し前菜を食べ終わった頃、少し場が和んできたのを感じ彼に目線で合図、そろそろ言ってもいいよ!と。彼も気付き自分のタイミングを見計らって告げる。
「結婚のお許しを頂けないでしょうか」
父どうぞどうぞと言わんばかりの「もちろんです!よろしくお願いします。」「むしろ娘には勿体無いくらいの人だなぁ。」
なんですって!笑 と笑みがこぼれつつ、父が私に「良かったね」と言ってくれた時私は涙が堪えられなくて涙声で「うん、ありがとう」と返事。
そしたら父も彼も同じく泣いてしまってて。彼は涙もろいのでわかるけれど、涙はほぼ見せない父が目元を拭ったのには凄く驚きだった。
話の流れ全部は事細かには覚えてはいないけれど、父が「子供を持ってから自分は凄く成長させられたんだよね、親になれたのは有難い経験だ」という話を聞いてハッとした事があった。
ここ1年原因不明の不定愁訴、体調不良で血液検査やMRI等色々調べても結果はわからないまま、身体的よりもうまく体が動かせない精神的なストレスで辛い時期が長かったのだが、ここ数ヶ月で私は親の過保護、洗脳、自尊心への攻撃、不満を言われ続けた事等によるアダルトチルドレンで心の傷が気付かず癒えていないままで無理をしたせいで体を壊した事が分かったので、不自由なく育ててもらった事に感謝はしつつも正直親を信頼できず、少し憎むような気持ちを持っていた。小さな頃投げ飛ばされた記憶も未だに鮮明だ。ここひと月の間で沢山の気付きを得て事態が改善していき、体調自体も少しずつ良くなってきた矢先で総合病院での診断結果を正式に頂く事ができた。この話はまた別の機会にするとして。
ハッとしたのは、父や母も、それぞれの祖父や祖母による攻撃?によっての被害者、アダルトチルドレンであった事を突然認識したのだった。
きっと二人とも傷は癒えきれていないまま今に至るのであって。そんな中でも親になろうと努力してトライアンドエラー、間違いを犯しながらもここまで愛情深く育ててくれた事が想像できた事によって、親を憎む気持ちがかなり浄化されたのだった。感謝の気持ちもより強くなった。私はまだ親になる経験はしていないけれど、親になるとわかる、という事実を少し垣間見れた気がした。
会合は和やかに進み美味しい食事でお腹も満たされて、無事に彼氏を親に会わせる事、結婚承諾を得る事に成功し解散した。
結婚ってやはり人生のビッグイベントの一つだな。こうやって家族が増えていく。次は私が彼のご両親に会う番。緊張するなぁ。
結婚承諾という大きなミッションをこなしつつ、非常に大きな気付きがあって私にとってかなり大きな出来事となったので、こちらに記させて頂きました。
最後まで読んで頂きまして、ありがとうございました^ ^