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ゆれる感情線④#電車にゆられて
自由型リレー小説コンテスト #電車にゆられて を開催します|秋
※
『ゆれる感情線』
四話勝手にバトン拾って
しまいました。
間野さんの出番です!
リレー小説:ゆれる感情線①
#電車にゆられて |日出詩歌
第二話
第三話
※
可愛らしい女性の声が聞こえた途端
ピタリと動きを止めたおばさん。
顔色が悪くなっていくのが
すぐにわかった。
おばさんはラジオを俺に
投げつけると、何かブツブツと
言い始めた。
「そんな訳ない…はず…よ。でも……が。」
さっきまで大声を出して
ラジオをひったくった人とは
思えないほどの急変ぶりだった。
俺が持っているラジオからは
軽快な曲と共に可愛らしい声で
今日の天気を読上げていた。
「これから選ばれた皆さんで、
環状線の駅名を
言ってもらいまぁ~す♡」
と言う可愛いらしい声の後に
バチリッ
と音を立て車内の電灯が一瞬消えた。
再び明るくなった車内には
あんなにいた乗客が消え。
数人が残った。
俺は間野に視線を送り
怖くなって、ラジオを押し付けた。
「じゃぁ、間野さんから
環状線駅名ゲームスタートね♡」
なんで、間野の名前を!!
驚いている間にすぐに
説明が始まった。
「あっ!ルール説明ね。
ルールは、ラジオを受け取った人が
20秒以内に『環状線の駅名』を
言っていくだけ。
ラジオの受け取りを拒否したり、
言えなかったリスナーさんには、
罰ゲームがあるから頑張ってね。
全部言い終わったら、
下車できるからね♡」
ラジオから流れた
内容についていけない。
頭が追いつかない。
俺の感情は不安でいっぱいになっていた。
目の前の間野の手が震えている。
おばさんが、悲鳴をあげた。
どうゆう事だ?
混乱したままラジオから
「では、よーいスタート♫」
と言う声と軽快なリズムと共に
カウントダウンが始まった。
※
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