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療育の診察内容(2024.12.25)
息子の発達状況について
2歳10ヵ月の頃、当時利用していたこども園の先生
から発達障害の可能性を指摘され、保健センターで簡易検査を受ける。診断結果は「極度のマイペースで言葉が幼稚」とのこと。検査中にお話を始めたり遊んだりしたのでマイペース、色々な質問に対し“〰️です”と語尾につけず単語のみで答えていたので幼稚と判断された。
3歳児検診(3歳3ヵ月)の時に発達相談も受け、その結果、発達支援の親子教室に通うこととなる。
3歳11ヵ月の頃に療育センターで田中ビネー式の検査を受ける。生活年齢は5歳4ヵ月と問題なかったが、精神年齢が3歳2ヵ月で、総合としては「お勉強的なことは理解できるが、周囲の状況を判断したり他人の気持ちを察する能力が低い」と診断された。その後、療育センターの親子教室に通う。
現在はこども園と公文のみに通うが、周りの子たちとの違いを目の当たりにし悩み事が日々日に増している状況。とにかく色々と相談をしたくて今月(4歳7ヵ月)、療育センターの診察を受けに行ってきました。
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優先度で分けましょう
少し離れた場所でひとり遊ぶ息子の様子を観察しながら、先生は近況の聞き取りから始めました。私がいくつか困っている事を伝えたところで、先生から一旦ストップがかかり、「小さな子が一気に全ての事を出来るようになるなんて不可能、少しずつ改善していきましょう」と、まずは悩み事を優先度で3つに分けてもらいました。
① これは絶対ダメ!
まずは私が一番にあげた困り事。さすがに大きな車道に飛び出すことはないのですが、建物や敷地から自転車も行き来する歩道やあまり大きくないけど車が通る道路に飛び出してしまうというものです。どれだけ事前に約束していても、急にテンションが上がってママの手を振り払い走ってしまいます。
先生も、これは危険なことなので絶対にやめさせなければと判断。暫くはこの問題だけに取り組むことになりました。
具体的な解決法
o 見通しが立たないとわからない
→「あそこまでは手を繋ごうね」と具体的な目標を伝える
o 一回褒めただけではすぐ忘れてしまう
→ 3秒毎に「手繋げてるね!ママ嬉しい!」と褒める
更に、ご褒美をあげる事も悪いことじゃないと先生は続けるのですが、息子の場合は一度ご褒美をちらつかせてしまうと、たとえ約束が守れなかったとしても、ご褒美をもらうまでグズるので意味がありません。それを伝えると先生から追加のアドバイス。
o 目標は必ず達成できるものにする
→まずは自信をつけて少しずつ目標を高くする
o ご褒美はいくつか提案して選ばせる
→自分で決める事ができる→次のやる気に繋がる
② 出来ればなんとかしたい
次に他人に迷惑がかかることは出来ればなんとかしたい事に分類されました。他人に迷惑がかかる事を優先度下げるのはかなり悩んでしまうのですが、、、
o 枝を持ったまま走る
→代替えに他の物を持たせる
(常に何か持っていないと落ち着かない子もいる)
o 枝を振り回したり、砂を投げる
→ とりあえず誰もいないところではOKにする
✭絶対ダメの問題が解決してから取り組む
o おもちゃの貸し借りが上手く出来ない
(自分より小さい子には出来る)
→こうなりたいという息子の気持ちを言葉にし続ける
③ どっちでもまあいっか
そして、優先度が最後のものは気にしないこと。どんなに正しい使い方を教えても、すぐにおもちゃを壊してしまう事を相談したのですが、危険性もなく他人に迷惑もかからないので優先度は最後、もちろん解決法の提案もありませんでした。
◎ むしろ良い傾向のこと
私が挙げた悩みには悩みじゃないものも含まれていました。ブロックやお絵描きで思ったように出来ないと泣きわめいてしまうのですが、「それは良い傾向なので悩む必要はないです」と言われました。
また、息子はあらゆる物事に対して出来るかな出来ないかなと気持ちが揺れ、初めての事は特に慎重になり一歩踏み出すのに時間が必要なのですが、これも「性格的なもので長所として捉えればいいです」と。
思ったように出来なかった場合は、ネガティブな言葉でも構わないので「残念だったね」と気持ちを言葉にし続けてあげること、今取り組んでる過程も言葉にしてあげることで、気持ちも落ち着いてくると言われました。
ひとりで遊んでいた息子を見て
以前受けた検査後の診察時も、息子の遊ぶ様子を観察していただいてたのですが、その時と比べてコミュニケーション能力が伸びていると褒めてくれました。
おままごとを例にあげると、前は黙々と作って出来たものを「はいどうぞ」と先生や私のところに持ってきていたのですが、今回の診察時は「何が食べたいですか?」と聞いたり「熱いので気をつけてください」と声をかけたりごっこ遊びがグレードアップしていました。店員さんの真似してるくらいにしか思っていなかった自分を反省します。
診察時間がとっくに過ぎてもソワソワしてる私に「まだ聞きたいこといっぱいありそうだね」と、2月にまた診察してくれることになりました。