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散文集

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一日一散文。
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2019年12月の記事一覧

みそか

みそか

風がびゅうと吹いたのは、
最後に残ったいいことも悪いことも、
みんなきれいにするため、だったらいいな。

温度のあるあかりも、冷えたひかりも、
ひとしく眠りにつけることを願うよ。

この夜を彩るメロディをうたえば、
知らないあの子とも、
うまれてはじめて声がそろう。

さあ、つなぎ目を飛び越えようよ。