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障害児育児は大変?

SNS上でよく
「健常児育児より障害児育児のほうが大変!」
とか
「健常児育児だって大変だ!!」

というような論争を見かけることがあります。

この言い合い・・・
どうして起こるのか・・・

それは、比べるからです。
健常児の育児と
障害児の育児を
比べるのが無理な話です。

基本設定が違います。

特別支援学級や支援学校
に在籍した場合。
18歳で卒業し、その後は障害者
として生きていく人がほとんどです。

生きていく世界が違う

こんな事言うと、
差別的にとる人もいますが、

これは区別です。

現実問題として、
健常者と一緒に、同じように働く事が
困難な障害の場合は、
仕方のない事です。

障害者として、
福祉の世界で生きる事になります。

同じ社会にいるかもしれませんが、
生きている世界は違います。

ならば、
子供時代の育児も
比べる対象ではないはずです。

「障害児育児のほうが大変」
と言われると
健常の子を育てている親は
「あなたは大変じゃない」
と言われている気になてしまう。

「私だって頑張って育児しているのに・・・
 悩みだってあるのに・・・」
と、なんだか、悔しい気持ちになってしまう。

だから、
言い返したくなってしまう・・・

「自分大変さ」
「自分の頑張り」
を主張したい。

誰かにわかってほしい!

という願望もあるのかもしれません。

この、
「わかってほしい」
という気持ちを変えない限り、
心穏やかにはいられません。

人の苦労、気持ちなんて
わかるわけがありません。

痛みの感じ方が違うように、
大変さも、
例え同じ環境、状況に置かれても
「大変!」と思う人もいれば
「問題ない!」と思う人もいる。

世間では
「障害のある子を育てる親」
は同情的に扱われます。

確かに、産んだわが子に障害があって
うれしい!なんて思う人はいません。

「なんでこの子なの・・・」
と思います。

でも、仕方ないのです。
そう生まれたのだから・・・

わが子の障害を受け入れることは
簡単ではありません。

でも受け入れないと、
次に進めません。

今すぐ!障害を受け入れろ!!
と言いたいのではなく、
比べない・・・と決めて、
考えてみてはどうでしょう。

または、
どうしても比べてしまうなら、
「健常の子の育児より楽な部分はどこだろう」
と考えてみる。

全ては捉え方次第です。

それぞれに大変さがある。
それぞれに楽もある。
比べる必要はありません。


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