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featurecompass
都合のいい「ありのまま」はいりません
健常者も障害者も関係なく、
生きにくさは抱えているものです。
健常者は障害者の気持ちがわからない。
と憤りを感じる人もいますが、
これは当たり前です。
私も、
自閉症の長男の気持ちはわかりません。
想像してあげる事しかできない。
だから、
本人に聞く。
「どいう気持ちなのか」
「何が嫌で、どうしてほしのか」
それを聞くために
「自分書記(書き出し)」を
やっています。
勝手に想像して、
長男の気持ちを決めつけないように・・・
考え方、捉え方は
親子でも違います。
一番怖いのは、
「私はこの子の気持ちが分かっている!」
と疑いもしない事。
その勝手な思い込みが、
自分の子どもを苦しめている事を
親は自覚しないといけません。
「障害があるからムリ」
ではなく
「障害があるからこそ、やってみる」
障害の特性で
「衝動を抑える力が弱い」
と言われていますが、
改善はできます。
諦めずに少しずつでも、
考え方を教えれば・・・
それには、まずは、
親が障害受容をしている事。
そして、
悲観しない事。
自分が可哀そうな親であると
思わない事。
もし、可哀そうな親・・・
と思うなら、
「何が、どう可哀そうなのか?」
全て紙に書いてみればいい。
自分の本音を
紙に書いて、よく見つめてみましょう。
どんなに
親として酷い言葉を書いても、
それが今のあなたです。
そんな自分を見つめない限り、
今のツラさからは抜け出せません。
「ありのままの自分を受け入れる」
とは、そういう事です。
「ありのままの自分」が、
ポジティブで心地のいい表現
で、使われる事が多いですが、
それは、
いい部分しか見ていないからです。
それは「ありのまま」ではありません。
障害を美化せず、
障害児の親も美化せず、
「事実」だけを受け入れる・・・
本当にあなたは
「可哀そうな親ですか?」