せっかく今を生きてるんだから
はじめに
私(スズメ)はアラフォー。父は家におらず、母はスズメの気持ちのわからない人でした。今はメンヘラながら友人に囲まれて暮らしています。誰かの読みたいnoteになりたいという目標のもと、実話を元にフィクションを交えながらこのnoteを書いています。
同じ虐待育ちの友人
中学生の時、同じ虐待育ちの子と仲良くなりました。その頃の私はまだ思春期を乗りこなせず、メンタルの不安定に右往左往していました。その子は多分、私よりもずっとツライ経験をしていて、私よりずっと大人でした。
友人のカッコイイ姿
ある日、先生が喫煙が疑われる生徒を注意していました。「タバコの臭いがする」ということを理由に注意を受けていたのですが、注意を受けた生徒が「タバコくさいやつならあそこにもいる」とその子を指差しました。その子の親御さんはタバコを吸っていて、お洋服から常に臭いがしていました。すると間髪入れず「親がタバコを吸ってるだけで、私は吸ってない。臭くてごめんね。」とその子は笑ったのです。
「あ、カッコイイな」と思いました。その日から、私はその子のマネをたくさん始めました。その子は「スズメちゃんは自分から悪い影響をうけてる」と笑っていましたが、その子がいたので思春期も越えられたと思っています。
メンタルを隠す技
その後、私は「普通の社会人」のマネをして、なんとか心の病気を隠して生きてきました。しかし、それは同時に自分の心を閉じ込める作業でもありました。人生に正解はないけれど、あんなに頑張らなくてもよかったんじゃないかと思う反面、その能力は今後も私の人生を助けてくれるツールであると思います。
せっかく今を生きてるんだから
閉じ込めた心は奥深くに眠っていて、正直、掘り起こす気にはなれません。それは、当時の自分らしい自分と、それを実現できなかった悲しい気持ちが一緒になって眠っているからです。
自分らしさを見つけたい時、埋めたものを掘り起こす必要はないです。大切なのは、今この瞬間の気持ちです。例えば、今日はスカートの気分なのか、ミントティーの気分なのか、ジャズの気分なのか、今は寝たいのか、note書きたいのか…。小さな自分の声を聞く訓練の積み重ねが、自分らしく生きることにつながっていくと思います。
いつか、自分らしく生きられる日を夢見て、今日も自分の気持ちに素直になりたいです。だって、せっかく今を生きてるんだから。
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