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「何をするか」と「誰とするか」どっちが大切?

年末までバタバタしていたらギリギリの更新になってしまいましたご無沙汰しておりますoverflowの鈴木です。

今週から胃腸炎に苦しめられていましたが、「行けるかな?」と思い会社の忘年会に行ったら案の定悪化して布団で横になりながらこのnoteを更新しています。健康 is めちゃ大事。無理 is 良くない。

12/6にoverflow社で1泊2日の忘年旅行に行ってきまして、とんでもなく楽しくて腹の底から笑い続けたのですが、途中で真面目な話もしたのでその内容を忘れない内に書きとめて置こうとおもいます。

その中で社内へ一番伝えたったのがタイトルにある「何をするか」と「誰とするか」どっちが大切?というテーマです。経営上、鶏卵的な難しい部分だと思いますがoverflowでは明確に答えを決めました。

そして最後に今年の振り返りも書きました!

チームの目線を合わせる

overflowもコアメンバーが徐々に増え、日によってはオフィスがパンパンになる日が増えてきました。(リモートokなので、日によって増減が激しい)

時間、場所問わず「集中力」を大切にしているので色々なツール、運用ルールなどを通じて成果を最大化することから逆算して環境をつくっています。slackも一例だったりします。

それぞれのポジションがプロフェッショナルとして動き、それが高速に連動しているイメージです。サッカーでいうとバルサみたいな感じです。ちなみにサッカーは見たことないです。

10人に満たないときは意識することもそこまでなかったですが、メンバーが増えるに比例して、overflowという箱を様々な角度・立場から見ると、見え方や解釈にブレが出てき始めると感じてきてました。

ITメガベンチャー、人材会社、元出版社、メーカー、など業種も違えば、セールス、マーケ、開発、ファイナンス、など職種も異なるため、背景知識も不揃いであることは必然なので情報水準も合わせる必要がありました。

そこで、毎年恒例の忘年旅行で時間をもらい、話をしました。

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誰が見てもわかるように

目線合わせ・共通言語を持つことが主たる目的なので、とにかくわかりやすさとビジュアル化を意識して物語調で構成を組み立てました。

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7つの登場人物それぞれに対してoverflowは何を目指し、正しい行いとし、今後どのように発展させていくのか、を一つ一つ説明していった感じです。

全部話すと長くなってしまうので、今回一番伝えたかった

①バス
②乗員 + ⑥ルールブック
④エンジン

について書いていこうと思います。前提として、この物語のゴールはバスを最速で目的地に到着させることです。

目的地を目指すコンセンサス

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バスとは「みんなであの山を登ろう!」というコンセンサス(合意)だと思っています。

現実としてバスを動かしている、乗員・エンジン・ガソリン、すべてが「あの山に登るためにある」というコンセンサスに包み込まれているようなイメージです。

ビジョンや意味・意義にも影響を受けますが、「ここにいるみんなで目指したい、ここにいるみんななら行ける」というコミュニティ・帰属意識・連帯意識・仲間意識も含みます。

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そして運転席に座っている経営ボードの約束として

● メンバーの時間と集中力を守ること
● 情報と権限をフラットにして同じ目線で話すこと

の2つを改めて共有しました。これはゴールへ最速で到達する上で、最も重要だと思っています。

時間に「質」は絶対的にあって、誰もが経験している「気づいたらこんな時間!?😱」ってやつです。

その没入的な時間の報酬として「物事が急速に前に進んだ」「今まで気づかなかった視点や発見を得た」「新しい知的好奇心と出会いがあった」などを得ることができます。これが会社、事業においては欠かせません。この気付きが進化を促す源泉だと思っています。

そして何より、あの時間って幸せなんですよね🤤

そんな良質な時間=集中力を保てる環境を用意することが経営としての約束です。

バスを最短でゴールまで行かせる方法は2つで

①物事を効率的に進められるように工夫する
②時間そのものをふやす

①はいわゆるオペレーションの領域で圧縮に向かう方法なので改善幅が限定されがちですが、②は青天井です。

集中力の高い時間は集中力の無い時間の10倍成果が出ると仮定すると、時間を10倍増やしていることと同義です。

ゾーンに入る価値

例えばAM10:00-PM19:00まで働くとして、集中力の高い環境と低い環境ではどんな差があるのか?

・集中力が高い環境:むやみに話しかけられたり、MTGが頻発しない非同期コミュニケーション中心
・集中力が低い環境:口頭コミュニケーションを中心

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無題のスプレッドシート_-_Google_スプレッドシート

夜寝る時を想像すると、覚醒期→入眠期→深睡眠期→レム睡眠と段階を経て深くなっていきます。

集中力はこれと似ているなと思っていて、レム睡眠状態に行くまで時間がかかる。そして、物音がして覚醒期に戻されるとまたレム睡眠まで時間がかかってしまう。

単純なグラフですがこの就業スタイルの場合だと、高集中環境でもMAX集中状態が2時間。低集中状態だと1度も到達しなかった。ということになります。

働く環境は毎日繰り返されるものなので、1ヶ月、1年経てば膨大な時間が生み出されるのではないかと考えています。

ほんとに緊急度が高い場合を除けば、ほとんどのコミュニケーションは非同期的(チャットツールなど)で済むことが多いのでoverflowではそのスタイルを推奨しています。

声をかける、という一件何の違和感も無い行動が誰かの集中力を奪いゾーンに入ることなくして一日を終わらせてしまうかもしれないという可能性があります。

知的好奇心が高い人がたくさん集まりその集中力が深くなり続ければ、同じ時間あたりに生み出している成果は想像以上に大きくなります。

なのでoverflowのオフィスはカフェというより図書館に近いぐらい静けさが漂っていて、各々が自分と向き合いながらお互いにコラボレーションしていく環境になっています。

入社したの頃の大佐和さんは「換気扇の音が聞こえるオフィス初めてっすわ、こわっ」って言っていましたがw

「何をするか」より「誰とするか」

「このバスでどこに行くべきかは分からない。しかし、分かっていることもある。適切な人がバスに乗り、適切な人がそれぞれふさわしい席につき、不適切な人がバスから降りれば、素晴らしい場所に行く方法を決められるはずだ」 出典:ビジョナリー・カンパニー2

ほんとそれ。

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若輩ながら今まで大小いくつかのチームを持ってきましたが、大きな成果も大きな問題も人から拡張されていくものだなぁ、と感じています。本質的な問題の火種はそうでないケースも多いのですが。

人が増えればコミュニケーションの量が増え、好循環であれば管理コストも精神的ストレスも一定を保ち事業に集中できます。逆も然りです。

この摩擦を減らす方法の1つが「価値観のすり合わせ」です。そして、その価値観をわかりやすく内外に理解してもらうためにVALUEが必要になります。

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VALUEをベースに、このバスではどんな人が乗るべきであり、どんな人が評価されるべきであれるか、を⑥ルールブックとしてまとめる必要があります。

ルールブックはVALUE(価値観)を基準に、採用基準・評価基準を定義します。overflowでは例えば採用基準においては4つのVALUEをベースにさらにブレイクダウンした13個の基準によってルールブックをつくっています。(というか作りながら試している)

採用フローについても改善を重ねています。

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まず大前提として副業から入っていただくことを推奨しています。会社のことをしっかりと知っていただけるし、我々もフィット感を確認できるため相互にとってメリットしかない採用方法だと思います。

副業採用の場合は最短即日でジャッジしているので、判断もめちゃめちゃ速いです。

もちろん、職種によっては最初から正社員のケースもあります。その場合は副業期間で得られる「フィット感を確認する時間」が存在しないため、より短時間で理解が進む仕組みにチャレンジしてたりします。

例えば、一次面接のあとにアンケートに答えていただいています。アンケートでは候補者の方の思考性を理解するために20個の質問があります。

※一部抜粋

面接前アンケート

これらの質問は裏側で価値観に紐付いており、理解の精度を高めています。
※合否には関係ありません

あと、例えばセールス採用の場合はステップの途中でアポに同席していただいています。

同行していただくことで、

・サービスUX、顧客、カルチャーの理解
・売り方のイメージを持つ
・狙っている市場の理解、ポテンシャルの大きさを体感してもらう
・自分の働き方をクリアにイメージして、入社前後のライフスタイル含む懸念、不安を減らす

など上段から会社、事業を理解してもらう目的です。

あとはセールス過程を開示することで

・楽しそうに話しているか?
・押し売りをしていないか?
・口だけじゃないクライアントファーストか?

など口頭だけではなく、事実を通じてオープンに体感してもらいたいからです。

プロダクトに自信があるから「すべてを見てもらった方が早い!」「お互いのために入社後のGAPを減らしたい」という思いからこの形をとっています。

全員で集中すべきはエンジン、エンジン、エンジン

エンジンとは事業であり、バスの心臓です。優れたエンジンは以下のように定義しています。

優れたエンジンとは = 少量のガソリンで速く目的地まで運べるもの

初期は多面的・構造的・理念的に美しく洗練されたエンジンを作り込むことだけに集中する。焦って不完全な状態で走り出すのではなく、時間・お金・労力を投下してピカピカのエンジンを作り込んでから走り出す。

中長期的にみて、それが最も速く、遠くまで走れるバスの基礎体力になる。

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良いエンジンを積むことで、ブランド・事業・組織あらゆる点で負荷が減り、好循環を生み出すことができる。

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そしてエンジンは一度走り始めると取り出すことが難しくなる。バスを止めないといけないかもしれないし、乗員は自分の役割を放り出してサポートに向かわなくてはいけないかもしれない、ガソリンもうまく動力に変換できない。

エンジンはバスの心臓であり、心臓が安定的に動いていないと常にバスは不安を抱えながら運行することになり、見えない部分で多方面にストレスがかかっている状態を起こしかねない。

対して、優れたエンジンは雪だるまのように回転すればするほど大きく、速く成長していきます。

創り出したい世界観・市場の課題・顧客のニーズ・オペレーション・ビジネスモデル・利益率・ポジション・プライシング・成長戦略・資本政策・LTV/CAC....上流から下流の細部に至るまで仮説と検証を小さく回していきながら徐々にエンジンの形を決めていきます。

この前提の元、Offersは無理な成長に焦らず、顧客・マーケットの変化を見つめながらエンジンを磨き続けています。

共同代表の田中曰く「筋トレし続けて体はガンガン仕上げっていくのに、披露する場が無い」状態です。

披露する場への餓えが出てくるぐらい仕上げることを重視して私たちはプロダクト=エンジンのupdateをしています。

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2019年の振り返りと2020年に向けて

2019年はOffersを会社の中心に据え、全集中力を注いできました。Offersは起業してからずっと探していた「オールインすべきプロダクト」です。

ご利用いただいている企業数、採用者数ともに再現性高く価値ある数字として着実に伸びてきています。

Offersを通じて、フレキシブル経営を企業へインストールすることで、人材・機会・ノウハウの流動性を加速させ、働く個人におけるの意思決定の柔軟性を応援していきます。

2020年はこの想いを多くの企業・働く個人の方へ届けられる年にしたいと思います🔥(筋トレを披露する場を増やしたい!)

そして苦しい時も、楽しい時も、個性豊かな仲間と刺激的な毎日を送れていることが何よりも幸せです。全員がOffersに集中できるようにガソリンを注入してくれるメンバーもいます。乗員一丸となって山を目指せるこのバスを本当に誇りに思います。

仲間も徐々に増えつつありますが、まだまだやるべきことが盛りだくさんです。

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2020年はバスの乗員をこれまで以上に増やしていく予定です。全職種積極採用中です!鈴木のお話を聞いてもらうだけでもokです!ただただ聞いてください、勝手にしゃべりますw

特にカスタマーサクセスを急募していますので、まずはお茶🍵からでもカジュアルにお話聞いてくれたら嬉しいです🙆

↓弊社のカスタマーサクセスのお仕事内容について

おまけ

忘年旅行の写真をいくつか

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那須高原はもう雪が降っていた⛄

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お昼時についたら、お店が一件も空いて無くてこちらの商店で棚ごと買いあさりました。助かった。。

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買い占めた

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夕食、旅館のごはんは良い

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今年も1年ありがとうございましたー!!!!!また来年もoverflowを宜しくお願い致します🎍

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