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「学童の魔女料理」





【挽肉焼き】


7歳のとき放課後学童クラブに通い
ある日班毎に料理をする事になって
俺の班はハンバーグを作る事になり
みんなで買い出しに行ってきた

しかしハンバーグの材料が解らず
挽肉と玉ねぎとお菓子をたくさん買い
とりあえず挽肉をこねて丸く形を作り
20個位作って焼いてみる事にした

焼く場所は外で四角くレンガを積んで
そこに木炭を入れて火をつけて
キャンプ場みたいな焼き場を作り
小さな鉄板を乗せて焼く事になる

試しに最初1つだけ焼いてみると
繋ぎを入れなかったせいで崩れて
ただのひき肉や気になってしまい
全然ハンバーグっぽくならなかった
ショボ──(´・ω・`)──ン

すると次々に他の班の子達も来て
レンガを積んで焼き場を作り
左隣の班は焼きそばを焼き始め
右隣の班はお好み焼きをし始めた

他の班の料理を見てたらどれも上手で
我々のハンバーグとは比べ物にならず
どれも人間が食べる物に見えてしまい
ただの挽肉焼きと言う餌じゃない

しかもとても良い臭いを漂わせ
我々の班の子達はみんなお腹が空いて
集中力が無くなって焦り始めてしまい
早くハンバーグを作りあげたかった!
(;´Д`A ```


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【クッキング女子】


その後我々の班は挽肉を
握力で固めて崩れないようにする
力こそ正義の作戦に出て実行し
それを試しに焼いてみる事にした

しかしこれでも焼いてる内にだんだん
丸い形にひびが入って崩れてしまい
ひっくり返す時ボロボロになって
ただの挽肉炒めになってしまった
アワワワワ(((゚д゚; )))ワワワワッ

そこで我々はどうすれば良いか考え
何も名案が思い浮かばず行き詰まり
他の班の女子で料理が凄く上手な子が
1人いた事を思い出す

なのでその子に恥を忍んで頼みこみ
我々の班に来て手伝ってもらう事にし
作ったハンバーグを見てもらったら
「全然ダメじゃん」と言われてしまう
(ノД`)・゜・。

でも料理が上手な女子は「まだ何とか
ハンバーグ作る事が出来るよ」と言い
我々が作ったお団子の形の挽肉を
手でペッたんぺったんと潰していった

そして薄くなった挽肉の回りを
固める様に指で滑らかにしていき
我々にそれを全部やるように命令し
みんなで挽肉の形を変えて行った

その後全部の挽肉の形を変え終わり
俺に料理が終わった班があるから
そこから鉄板を借りてこいと言われ
俺は「はい!」と返事をして向かった


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【上下焼き】



そして料理が終わった班を見つけ
その班が使ってたアツアツの鉄板を
軍手をはめて急いで持ち帰って
任務完了した!

その間料理が上手な女子は
元の鉄板でハンバーグを焼き始めてて
鉄板を持ってきた俺に「即その鉄板を
このハンバーグの上に乗せて」と言う

なので焼いてる6個のハンバーグ上に
持ってきたアツアツの鉄板を乗せて
女子が「しばらくそのままね」言い
出来上がりを待ってみた

しばらく待ってたら女子に
「鉄板取って」と言われ持ち上げると
なんと!見事なハンバーグが完成して
挽肉も全然崩れてない!
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°

何でこんなに上手く出来たのか聞くと
女子が「繋ぎを使わないハンバーグは
こうやって作るの!」と超得意げに
我々に説明してくれた

無事完成させられた我々はお礼を言い
ハンバーグを1個女子にプレゼントし
早速試食してみたら凄く美味しくて
女子の魔法の焼き方に感謝した

その後用途不明な玉ねぎを焼き
お皿にハンバーグと玉ねぎを乗せ
部屋に持って行き焼き場を片付けて
最高のハンバーグに感無量になる
ヾ(*´∀`*)ノ


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ジョー「鏡面反射のデジタルアートブログ」(鈴木穣)
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