
「頑固な自転車恐怖症」



【夕日の帰り道】
4歳の時三郷団地の7-11-603にいて
11階には同じ天使幼稚園に通う友達の
目黒ともひでくんが住んでて俺はよく
ともちゃんと呼び一緒に遊んでた
(´∀`*)ウフフ
この頃俺は補助輪付きの自転車に乗り
颯爽と団地を走りブイブイ言わせたが
ともちゃんはこの時既に補助輪無しの
自転車に乗り俺よりナウかった
しかも俺より早く走れ必死にこいでも
全然追い付けずいつも目的地の公園に
遅れて到着してしまいブランコ待ちの
列にいつも先に並んでる
そして俺は仕方なく後ろに並びいつも
一足遅れてブランコに乗り先に乗って
遊んで待ってたともちゃんとようやく
一緒に遊び始めた
その後ともちゃんに追いついてるから
一緒に遊ぶ事ができ夕方になると俺は
帰りたい気持ちが湧いてきてしまい
ともちゃんと一緒に帰って行った
この公園は俺が住んでる団地から僅か
50m位の距離で家の窓からのぞけば
公園で遊んでる姿が見えるので母親は
帰りが遅いと迎えに来られて叱られる
なので俺は夕日を見ると帰るより早く
母親が迎えに来て叱られるのが怖くて
気持ちが焦り出しソワソワしてしまい
もう楽しく遊べなくなり急いで帰った
ヒィィッ!!∑(;Д;ノ)ノ

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【補助輪没収】
ある日母親が俺の自転車の補助輪外して
普通に走れる様に練習しようと言い出し
補助輪外して団地の前の広く長い直線の
歩道に行きここで練習する事になった
アワワワワ(((゚д゚; )))ワワワワッ
最初母親が自転車の後ろを押さえて走り
俺は押さえられてる事が解ってたから
余裕で走れて試しにこがずにいたら突然
母親に手を離されてしまった!
すると俺は豪快に転けてしまい母親に
「手を離さないで!」と文句を言ったら
「走ってる時は自転車のバランスが普通
安定して乗れるんだけどね」と言う
でも俺は母親が手を離すとそれが解かり
急に怖くなってパニックになり自転車の
操作が全く出来なくなってしまい転倒し
全然補助輪なしで乗れる気がしなかった
この練習は30分位続き母親が疲れ果てて
その頃になっても補助輪なしで乗る事が
全く出来ず「もう一生補助輪ありのまま
乗り続ければ良いじゃん」と感じてた
しかしこの練習は何度も続きその度に
母親が手を離すと転倒してしまい俺は
完全に諦めてしまってともちゃんにも
「補助輪あるんだ」とバカにされる
(´・д・`)ショボーン
ある日俺の母親がともちゃんの母親と
ともちゃんを連れて一緒に補助輪なしで
俺が自転車を乗る練習をする事になって
いつもの大きな直線歩道に行った

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【簡単なコツ】
俺は直線歩道でいつもの様に母親が
自転車の後ろを抑えて走りだし途中で
母親が手を離すとそれが解って怖くて
パニックになり転倒してしまってた
ヒィー(゚ロ゚ノ)ノ
そして母親が疲れて休憩しその間俺が
1人で練習し続ける事になるけど全く
コツが掴めず自分でも何をどうすれば
乗れる様になるのか全く解らなかった
その後また練習が始まったけどその間
ともちゃんは暇して1人自転車に乗り
俺の周りをクルクル回って自慢してて
俺も早く補助輪なしで乗りたい
するとともちゃんが暇すぎて飽きて
俺の所に来て「右足をペダルに載せて
左足を地面につけてこぎ始める時に
右足を強く踏み込むんだ」と言う
俺は言われた通り試しにやってみると
なんと!無事に補助輪なしで乗れて
自分でもこんなにも簡単に乗れる事に
ビックリしてしまった!
そのまま走ってUターンしたら余裕で
曲がる事が出来て本当は補助輪ある時
既に無しでも乗れるバランスはあり
恐怖のせいで乗れなかった事が解った
その後ご褒美でパフェ食べに行こうと
母親が言い俺とともちゃんは自転車で
喫茶店に向かい母親達は徒歩で向かい
初めて林檎パフェを食べ大満足だった
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°

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