「料理の神様」

【お菓子の心配】

7歳の時
通ってた学童保育で
班ごとにハンバーグを作る事になり
買い物に行って来た。

我々の班は
ハンバーグの作り方なんて解らず
とりあえずひき肉ともやしを買い
余ったお金でお菓子を買ってしまう。

そして
学童保育に帰る途中
お菓子を買ってしまった事を
先生に怒られると感じて怖かった。

その後
学童保育に到着し
先生に買ってきた材料を
見せなければならなかった。

我々の班は
お菓子を買った事に怒られないか
とても不安で仕方ない。
ｱﾜﾜﾜﾜ(((ﾟдﾟ; )))ﾜﾜﾜﾜｯ

買ってきた材料を先生に見せると
「ひき肉ともやしとあとお菓子？！」
「これでハンバーグが作れるの？！」
そう言ってビックリされてしまう。

しかし先生は
「ならこれでも良いから
最後まできちんと作りなさい」
そう言ってお菓子を見逃してくれた。

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【ハンバーグ下準備】

ハンバーグ製作は
室内でハンバーグを練って
外で焼く事になった。

室内で焼くと
煙だらけになってしまい
とんでもない事になるからだった。

我々の班は
買ってきたひき肉1Kgを
ボールの中に全部入れて練り始めた。

でも
1人でこねるのが凄く大変だったので
3人一緒にこねる事にした。
ε-(･д･`;)ﾌｩ…

それでもこねるのが大変で
交代交代こねて
何とかハンバーグに丸められる
丁度良さそうな柔らかさになった。

そして
ハンバーグの形にしてみると
何だか上手に焼けそうな気がする。
(´∀`*)ｳﾌﾌｯ

我々は
レストランで出てくるような
美味しそうなハンバーグを夢見て
10個作り上げた。

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【崩れる形】

外で焼く場所は
学童クラブの資材のレンガを
3段くらい重ねて枠を作り
常備してある自家製木炭を使って焼く。

このインスタントコンロは
1班1つずつ作り
その上にフライパンを乗せて
ハンバーグを焼く事になった。

我々は
このインスタントコンロを作り
新聞の上に木炭を乗せて火をつけ
皆で木の板で仰いで火力を増してく。

すると炎が上がり
やっと木炭が赤くなって
焼く準備が完了した！
ヾ(*´∀｀*)ﾉ

我々は
試しにハンバーグを1個焼いてみると
焼けるにつれて周りから割れてくる！

でも
隣の班で焼いてるハンバーグを見ると
とても形良く焼けてて美味しそう。
(´･д･`)ｼｮﾎﾞｰﾝ

そこで
隣の班にどう作ったのか聞いてみると
ひき肉意外にパン粉を入れてる事が
判明した！

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【繋ぎのない物】

隣の班に我々の焼くと割れる
不思議なハンバーグを見せると
「パン粉がを入れてないからだよ」
やっぱそう言われてしまった。

隣の班には
ハンバーグすら作れてしまう
料理が得意な女子が1人いた。
(*´-∀-)ﾌﾌﾌｯ

そんな女子の指導の下作ったから
隣の班のハンバーグは
まるでレストランで出てくる
高級ハンバーグのようだ。

その女子に我々は
「もうこの割れる状態を直す事は
手遅れなのかな？」
そう聞いてみた。

すると
「別にパン粉無しでも普通に焼けるよ」
そう言ってきた。
(*ﾉ∀`*)ｳﾌﾌ♪

それを聞いて
試しにもう1個焼いてみると
やっぱ割れてしまって
全然ハンバーグの形にならない。

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【流れる油】

上手に焼けない事を
料理が得意な女子に伝えてみると
「網を2個使い上下から挟んで焼けば
形が崩れないよ」と言われた。

それを聞いた我々は
早速先生から網を2個借りてきて
ハンバーグを網で上下に挟み
直火焼きにしてみた。

すると
なんと！確かに形が崩れず
凄くジュージュー音がして焼けてる！

この事で我々は
凄く気が良くなってしまったが
しばらく焼いてると
猛烈に油がたれ始めて焦ってしまう！

我々は
この油で火が消えそうだったので
急いで焼くのを辞めてお皿に移した。
ヽ(д`ヽ≡ｱﾀﾌﾀ≡ノ´д)ノ

でも何だか凄く美味しそうに焼けて
「もうこれで良くね？」となり
残りのハンバーグも
いっぺんに網に乗せ焼き始めた。

そしてしばらく焼いてると
また大量の油が肉から垂れ始め
油が垂れてる肉から
急いでお皿に移していった。

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【ステーキハンバーグ】

その後
無事に全部焼き終わり
最後にもやしを焼いて完成した！
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°

我々のハンバーグは
5人の班なので1人2個ずつあり
使用するソースは
ケチャップを使う事にした。

そして
他の班もハンバーグが焼き終わって
実食する事になった。

食べてみると
確かにハンバーグの味がしたが
いつも食べてる物と違い
何かボソボソしてる。

しかも
凄く肉の味が強く出てて
ステーキを食べてる感じだった。

でも
自分達で作ったハンバーグなので
これでも十分食べれれるから
中々上出来だと感じてしまった。

その後我々の班だけが
お菓子を買ってきたので
周りの子達に文句言われながらも
自慢げに食べて優越感を味わえた。