科学技術「星の素」
【産声発見】
130億年以上離れた場所から
宇宙が誕生初期に出来た
ブラックホールが発見されました!
でもブラックホールは
肉眼で発見する事が出来ません。
ならどうやって
ブラックホールを発見できたのでしょう?
それは
ブラックホールから噴出してる
「クエーサー」という物を発見できたからです。
このクエーサーは
ブラックホールからしか出ない
特有の現象なのです。
しかも
初期宇宙にだけ存在した
ブラックホールからしか噴出されません。
今回発見した物は
まさにこのクエーサーという物なのです。
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【食べかす】
このクエーサーという物は
ブラックホールが大量の物質を飲み込む時
飲み込み切れなかった食べかすのです。
その食べかすが
ブラックホールの周りを回り
物凄い強い遠心力で回って
柱のような形になり噴射されてる現象です。
このクエーサーが出現する条件として
ブラックホールに吸い込める
大量の物質がある事が条件です。
初期宇宙では
水素が狭い空間に大量に存在した為
そこにブラックホールが出来ると
一気に大量の水素を飲み込む事が出来ます。
その為このブラックホールは
一気に膨大なエネルギーを吸い込みました。
しかし
そんなに大量の水素を全部吸い込み切れず
その食べかすがブラックホールの周りを回ります。
そしてその食べかすが
ブラックホールの引力の力でどんどん加速し
最高速度が光の速さの「99,8%」まで
回転速度が上がります。
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【超光速回転】
この食べかすは
ブラックホールに引っ張られる時
物凄い重力の強さで引っ張らます。
しかし
勢いが強すぎてスピードが速くなり
ブラックホールに吸い込まれる場所の
事象の地平面を通り越していきます。
そしてまた
ブラックホールの重力に引かれ戻り
事象の地平面を通り越します。
この状態が永遠に繰り返されて
どんどん速度が上がって行き
回転半径が狭まって事象の地平面内まで入ります。
そうすると
回転運動が早すぎて事象の地平面内でも
物質を吸い込み切れなくなり
螺旋状に回転して縦方向に力が働きます。
こうしてブラックホールの食べかすが
柱状に噴射されて行き
光速の「99.8%」まで回転速度が上がり
これが「クエーサー」という物になります。
このクエーサー周りでは
なんと!星を作る事が出来ないのです。
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【いつのクエーサー?】
何故
クエーサーがある所で星が作られないかと言うと
このクエーサーのエネルギーが強すぎて
周りの物を全て焼き尽くしてしまうからです。
しかしこのクエーサーは
長期間発生し続ける事が出来ません。
ブラックホールに飲み込まれる事が決定する
事象の地平面内から噴射される物質は
すぐに底をつきます。
その為
短期間でクエーサーが発生しなくなります。
今回発見されたブラックホールと言うのは
このクエーサーなのです。
しかもこのクエーサーは
宇宙誕生から「6億7000万年後」に誕生しました。
その中心にあるブラックホールの質量は
太陽の16億倍と推定されています。
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【ありえない事象】
クエーサーの名前は
「J0313–1806」と名付けられました。
そしてこのクエーサーは
なんと!天の川銀河全体の星を集めた明るさの
1000倍以上の明るさで輝いています。
このクエーサーの元となるブラックホールは
超巨大ブラックホールで
しかも宇宙誕生の初期段階の物です。
この頃の宇宙の状態で出来るブラックホールは
今まで信じられてきたブラックホールの
形成理論で作れません。
その理由は
宇宙があまりにも初期すぎて
星が誕生して無いからです。
通常ブラックホールは
大きな恒星が寿命を迎えて崩壊た時に出来ます。
なら何故
星すら存在していない初期宇宙に
ブラックホールが誕生できたのでしょう。
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【鶏が先か卵が先か】
星が無い状態の初期宇宙で
ブラックホールが出来る可能性の1つとして
大量の冷たい水素原子が直接崩壊し
小さなブラックホールが出来たという説があります。
なんで冷たい水素ガスが直接崩壊できるのか?
それは
今でもまだ解っていません。
当時水素が直接崩壊して出来た
小さなブラックホールが大量に出現しました。
この小さなブラックホールがたくさん合体し
超巨大ブラックホールが出来たとされています。
このブラックホールは
クエーサーの明るさから計測すると
1年で太陽の25倍の質量を飲み込んでいます。
そして
光速の「20%」に相当する勢いで
強力なイオンガスを噴射しているとみられます。
このイオンガスが
今回発見されたクエーサーを
作り出してる物質です。
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【理論崩壊】
クエーサーが
凄い光とエネルギーを発している理由は
物質が光速に近い速さで回転していて
その速度でぶつかり合っているからです。
しかも
このエネルギーの周りでは
一瞬で恒星が誕生して
一瞬で恒星が消滅します。
この現象を「スターバースト」と言います。
でもクエーサーは
周りのエネルギーを一瞬で吸い尽くす為
クエーサーが無くなるのも時間の問題です。
そうなれば
やっと我々の宇宙の中心にある
ブラックホールと同じ静かな状態になり
星々が作られて行く事になります。
この星が存在する以前に作られた
ブラックホール「J0313–1806」は
星が誕生する元となった現象と言えます。
このクエーサーの発見で
宇宙の最初に星が出来て
その後にブラックホールが出来たと言う理論が
真逆に覆されてしまいました。