シウマイ天国
私は何度も書いていますが、シウマイ弁当が好きです。
コロナ以降はトンと出張が減りましたが、関東から帰ってくるときは深川めし(品川貝づくし)かシウマイ弁当が定番でした。
盆休みに娘が姫路経由で帰広だったので、姫路駅で売っている関西風シウマイ弁当を所望したことはアップしました。
今度は女房が横浜に用事があり、帰りに新横浜駅でシウマイ弁当を買って来て貰いましたが、ご本家は70周年バージョンらしいです。それぞれ持ち帰った日の晩飯としていただきましたので、比較したいと思います。
先ず風貌から。包み紙は横浜の黄色ベースに対して、関西は朱色。またデザインも横浜は横浜の風景の上に龍。関西はエリアが広く関西一円の風景の上に虎であります。虎の横のお城も大阪城ではなく姫路城でしょうか。
次に中身です。関西風シウマイ弁当の紹介をサイトで見ると
「シウマイ弁当に関西の出汁文化を融合させた、その名も「関西シウマイ弁当」!出汁の旨みが凝縮された「関西シウマイ」は崎陽軒が、おかずは”関西ならでは”の味付けにこだわってまねき食品が作り上げました。」
とあります。
関西風はシウマイ以外にあご出汁唐揚げ、拍子木切り筍煮、出汁巻玉子、鯖の幽庵焼、黒花豆煮、レンコン甘酢漬け、かまぼこ、柴漬け、小梅。
本家横浜はシウマイ以外に鶏の唐揚げ、筍煮、玉子焼き、鮪の漬け焼、あんず、蒲鉾、切り昆布&千切り生姜、青梅。
また俵むすびの上も関西の白ゴマ、関東の黒ゴマとなかなかの凝りようであることがわかります。
シウマイは関西の方が「昆布だしと鰹節で旨みを引き出した、もっちりとした豚肉に、刻みレンコンを混ぜこんで風味豊か」ということだそうですが、本家は「国産の豚肉と、オホーツク産の干帆立貝柱」の安定の味で、これは甲乙つけがたく美味しかったです。
しかしあえて私の口での評価で言えば、関西の方がいいかな、一番の違いシウマイではなく、焼き魚。鮪の漬け焼の味が濃いのに対して、鯖の幽庵焼の柔らかな味が一番の決め手でした。でもまあ両方を同時に食べたわけじゃないし、両方美味しいと思いますよ。珍しさで言えば関西風の方ですが。
さて、実は横浜で女房に頼んだもう一品は「いかシウマイ」でした。これは夏季限定の「冷やしておいしい」がコンセプトでわさび醤油で頂くのです。あわせて「黒豚シウマイ」も買って来てくれました。
いやぁ「いかシウマイ」は冷たくしていただきましたが、夏にピッタリ、シウマイ天国でございました。