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シカゴ民主党大会

先日から大統領候補を選ぶための民主党大会がシカゴで開催中です。

シカゴの民主党大会と聞いて、思い浮かぶのは「Chicago」 Crosby, Stills, Nash and Young(グラハム・ナッシュの曲)です。これは1968年の大会での暴動騒ぎに関わるもの。

そして昨年見た「シカゴ7裁判」がその内容をはっきりと示していますが、こういった作品を作るのにはやはり50年以上の時の経過がいるのかもしれません。

前回の民主党大会はコロナ禍だったのでネット開催。その前のヒラリー氏を候補にしたときはフィラデルフィア、いくつかサイトをググって調べましたけれどシカゴでの開催は久々のようです。やはり騒動のトラウマもあったのでしょうが、68年はベトナム戦争、今回はパレスチナ+ウクライナというのがなんとも…。
もちろん米国ももちろん世界中が警察国家になっていますので、相当な警備もあるでしょうし、対策も相当なものだと思いますが、一方抵抗する人の側も当時ほど熱量はないのかもしれません。
暴動や衝突は起きないでほしいのはやまやまですが、大統領候補選びのイベントだけが浮き彫りになると、トランプ氏の反対側に居るアメリカの人びとも実際はスポイルされてしまっているのだろうとも思います。

ところで今回もはやイベントとしか言いようがありませんが、応援団としてクリントン元大統領、ヒラリー夫人、オバマ大統領、ミッシェル夫人とぞろりと出てくると日本との違いを感じますね。
自民も立民も過去の重鎮の出番なんてないでしょうし、登場すると歓声どころかブーイングの嵐でしょう。もちろんそれだけ若くしてトップ、大統領になる国と、いまだに黒幕然とした老人共の綱引き、お墨付きがいるの国との違いかもしれません。

まとめとしては、アメリカの共和党も民主党もそれぞれ「空気感」に支配される大会になったなと思います。政策や理念が表に出るわけではなく「空気」。そういう意味では日本の「空気感に支配される」というのが、今や世界のスタンダードになりつつあるのかもしれません。

タイトル写真はシカゴ・カブスのサード、ウィリアム・チャールズ・ハリス(William Charles Harris)コーチです。民主党大会最終日ですが、こちらのハリス氏も活躍中。

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