今の自分の状況が良かろうが悪かろうが、その世界は自分が創っている〜投影の法則〜
1年前、3年前、5年前、10年前、ずっと前の小さな頃。
その頃の自分が「こうなりたい!」とか「こんなことしたい!」と思い描いていたもの。
そんな夢を、今の自分は、いくつか叶えられていますか?
ふと昨日、そんな事を思ったのです。
「あれ、わたし、過去の自分が望んでいたことを、けっこう実現できているかも」と。
15年くらい前、私はまだ、北海道の札幌で燻っていました。
モラハラな旦那さまと離婚をし、両親の自己破産のいろいろな事務処理がなんとか落ち着いた頃。
10代の頃からの夢であった「東京に出たい」ということに向けて、動こうとしていたんですね。
でも、お金は親の借金返済と、ネイリストになるための学費に使ってしまったため、貯金がない。
ネイリストとしてデビューしたばかりで、ちゃんとした仕事もない。
とにかくお金を貯めないと、と。
その時の私は、30歳を目前にして「夢を叶えるために急がなきゃ」という少しの焦りと、
でも私を縛っていた色々な問題から解放されたことで「この先は自分の好きなようにに生きられる」という大きなワクワク感の両方で、心がいっぱいでした。
当時、私は「自分が東京に出られるか、出られないか分からない」、という曖昧な基準で「夢の現実化」を考えていなかったと思います。
「私は東京に行く。東京で生きる。」と、もう決めていた。
今思えば、夢が叶うことを確信していたんだと思うんです。
そしてその数ヶ月後、貯金ゼロ、経験もほぼゼロの私は、ネイリストとして東京のサロンにスカウトされます。
引っ越すお金も、住む場所も、職場も、東京へ行くための必要な全てが揃った状態で、私の「夢」が現実として向こうからやってきてくれました。
「運命が動く時ってあるんだなあ」と、その時の私はちょっと他人事のように思っていました。
まあ、住む場所は「寮」とは名ばかりの、1LDKのマンションの一室のリビングに布団を引いて(?!)、見ず知らずの人たち数人と雑魚寝(??!!)という、過酷なものでしたが笑
東京で生きる夢が叶ったその後、私は次の夢を見ます。
「ニューヨークに行きたい。」
高校生の頃、人生初の海外、ニューヨークに2週間ほどホームステイをしてからというもの、
私がずっと魅せられている、大好きな街。
そのホームステイ後は、お金の問題もあり、そんな遠い憧れの街に行くことは無理だと決めつけて、夢にも見ませんでした。
でも、離婚後、東京に出たことをきっかけに、私はまた夢を見始めたんですね。
「ニューヨークに行きたい。」と。
そうして、それも実現します。
1年に一度、ニューヨークを訪れることが叶えられるようになりました。
その後の夢、それは「ビジネスクラスに乗って、ニューヨークに行きたい!」です笑
なんと、それも、叶えられたんですよね。
おいおい、自慢話かよ?と、思われてしまうかもしれないけれど、
そうではなくて、私が言いたかったことは、
潜在意識の中にある思いは、現実として現れる、ということです。
これは「世界は自分(の心)が、創って(投影されて)いる」ということ。
私の潜在意識の中には、びっくりするくらいなんのエビデンスもないけれど「夢は叶う」というものが、あるんです。
とても不思議だけれど、私は自分がやりたいこと(夢)が叶わなかった時のことを、ほとんど想像することがないんです。
「できる」と思って、どんなことも取り掛かるし、チャレンジもします。
☆
そして、もし、それが出来なく(叶わなく)ても、そのことをあっさり忘れて、次の夢を見ます笑
「叶わなかったこと」は、私が本当に望んでいなかったことなのかもしれない。
「叶ったこと」が私にとって、本当に必要なことなのかもしれない。
そんな風に私は自分にとって本当に必要な夢は「叶うもの」と、潜在意識の中にプログラミングされているようなのです。
さてさて、もしお時間があれば「☆」の場所からもう一度読み返してみてください。
◯私の心には「夢は叶う」とインプットされている。
◯「叶わなかったこと」は、本当に必要ではないことと、あっさり忘れる。
◯私の意識は「叶った」ことだけにフォーカスしている。
=「夢は叶う」という潜在意識があるから、「叶った」ことだけをピックアップできる。
→「現実に夢は叶っている」という、私の世界。
そうです、私、めっちゃご都合主義なんです。
これが「世界は自分が創っている」の一例です。
どんな人の心の中にも潜在意識はあって、その意識が「自分の世界」を創っています。
◯「夢は叶わない」という潜在意識がある人には、「夢が叶わない世界」
◯「自分は愛されない」という潜在意識がある人には、「愛してくれない人ばかりの世界」
◯「人は信じられない」という潜在意識がある人には、「人の不誠実な面ばかりが見える世界」
◯「自分は何もできない人間だ」という潜在意識がある人には、「自信を喪失させるような出来事ばかりが起こる世界」
人は自分の心の中にあるもの(そう見たいもの)を、世の中のたくんの人や物や出来事のなかからピックアップして、自分の都合の良いように世界を見ます(投影の法則)。
あなたの世界を創っている潜在意識は、いつから持っているものなのか、作られたものなのか。
育ってきた環境で心が傷ついたり喜んだりしながら、「その人だけ」の潜在意識が作られていきます。
生まれ持った才能や心とは別に、後天的にインプットされたものがほとんどだと、私は思っています。
後天的にインプットされたものであれば、今からでも書き換えることができるとも、思っています。
潜在意識を「自分が幸せ」になるものにインストールし直せば、見える世界が変わります。
「世界は自分が(思うように)創れる」んです。
これは心理学を勉強し始めた時、私がとてもワクワクした「心の仕組み」のひとつです。
心の中にたくさんの層となって重なっている「潜在意識」に変化をもたらすことは、まあ、ちょっと大変だけれども、
「新しい世界」を創り始められた人たちを、私は見ています。
だから、それを望むなら、楽しくて幸せな世界を創っていってほしい。
そう思っています。
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こんにちは、心理カウンセラーのスズキチサです。