自分を深める
とある自己啓発のセミナーに参加して、卒業するまでの私の感じてきたものを、感じるままに書いてみようと思う。
受講のキッカケ
彼からの紹介
私が受講したキッカケは、婚約している彼から何度も「今の現状を考えたら、行った方がいい」を言われた事だった。
しかし、心理学も、コーチングも、脳科学などもいろいろ学んで来て、私自身教える立場でもある事。
その会社のHPを見ると、私が学んで来たもの、よく知るものの名前が並ぶ。
「私が改めて学ぶ必要があるのだろうか?」
それが最初に感じたもの。
何度も彼から
「行った方がいい!」
「俺の為にでもなんでも行って!」
「その現状を変えるにはBeからだよ!」
「結婚してから夫婦で話し合う為の共通言語にもなるから、行って欲しい」
「俺も理解しきれてないから、行ってからまた俺に教えて欲しい」
そんな言葉を何度も言われる度に、これまで学んできた私自身の姿勢を否定される気持ちになって、過去にない大喧嘩をしたのも、受講するかしないかの話し合いの中でだった。
だけど、彼の決して折れる事のない姿勢から、疑問が湧いた。
「再婚を10数年熱望していたにも関わらず、私がこんなにも怒って、嫌がっているのにも、なぜ別れを恐れる事なく私に勧めるのだろう?」
彼にメリットは、何もないはずだった。
彼の言う言葉の中に「俺のために行って」もあったが、別れてしまったら、俺のためのなんでもないのだ。
となると、きっと本当に私に必要なのだろう。
それが、私の受講のきっかけの本当に最初の最初だった。
ビジネスコーチへの偏見
しかし、受講を決めたものの、教える立場でいるからこそ、教える側の『脆弱性』みたいなものも知っていた。
過去にコーチングの講師仲間の男性に、「そろそろ、子育てコーチングじゃなくて、ビジネスに行ってもいいんじゃないんですか?」とにこやかに言われた事があった。
その言葉から、私はその男性の『子育てコーチング<ビジネスコーチング』という図式が透けて見えた気がした。
何故なら、私が一言もビジネスコーチングの世界に興味があると言っていないから。
・ビジネスコーチングの方が、お金になる。
・ビジネスコーチングこそがコーチング。
・(私が)自信がないから、子育てコーチングを選んでいるのだろう。
これらを突きつけられた気がした。
それと同時に私の中にも、
・ビジネスコーチングは他人に使うからこそ、子育てコーチングよりも楽
・子どもの命や人生に深く関わる子育てコーチングの方が、人間として試される
・子育てコーチングに真正面から向き合うコーチの方が、人間力として高められる場にいる。
といったものも湧き上がった。
だからこそ、このセミナーを受講する時には、
「どうせ、ビジネスコーチングの人が伝えているんでしょう?」
という、うがった見方で斜に構えて受講する、嫌な受講生だった。