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ビオラむしった (20180320)

今朝は、ビオラをむしっていた。

このまえ植木をもらえる機会があり、せっかくなのでマーガレットとミニバラとビオラと折れたルピナスをもらってきた。

ルピナスというのは背の高い、稲穂のような花をつける植物で、このルピナスは風で花の部分が折れてしまって、本当は持って帰るつもりはなかったのだがついでにもらってきた。沖田に「のすりの救護活動」と言われる。
花がないので今は葉しか残っていない。ぱっきり茎が折れてしまっていて、また生えてくるのか不安なところではあるが、復活したら御の字だ。

ビオラをむしっていた。
ガーデニングについてまったくの無知だったので、調べて一応世話らしいことをしてみようと思った。
ひとまず朝には水をあげる。
ところで他の鉢に比べて、このビオラの鉢はやたら詰まっている。直径15センチの程の鉢に対しパンジーよりも少し小さい花が20ほど咲いており、たくさん咲いてるのはいいのだがみちみちなのである。素人目から見ても「詰めすぎだろうコレは」と感じる。タイムセールのジャガイモ詰め放題でおばちゃんがビニール袋にみちみちに入れてるあの感じを連想させる。欲張りすぎだ。
全体的に茎はひょろひょろとしているし、20近くの花の半分はこうべをたれている。

どう考えても栄養が行き渡っていない。

いくら安いからって……という感じである。


というわけでビオラをむしっていた。

もう咲ききってしまった花と、光や風を遮る葉を取り除く。
そうすることで栄養が寄り道することなく行き渡るようになるらしい。

さて、この作業のなんと心落ち着くことか。
もくもくとちぎる作業。プチプチという感触にハマってくる。

地味だがめちゃ楽しい。

ダメになった葉や花は取り除いてください。
そうするときれいに花が咲きますから。

とあったので、これからに見込みないものはちぎっていった。

見るからに弱く、このまま成長しても仕方のないもの。花をつけていてもまだ葉が青くても邪魔するものはむしっていく。

そのうちなんとなく、なんともいえない気持ちになる。

なんだろうかこの、選んで捨てていく作業は。

ついついもぎられる花に同情なんかしちゃったりしながら、でもだんだんと手際よくなっていく。

そうしてビオラはすっきりした。

うん、良かったね……。

世話の仕方を調べたついでに不安ごとに行きついてしまった。

アブラムシ。

暖かくなるとアブラムシの発生シーズンになるらしい。

ああ、アブラムシの駆除もしないといけないんだな、これから……。
虫は少し苦手だった。
でも植物をもってかえってきたっていうのは、そういうことなんだよなあ。

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悪あがき延命。


※ちょっと昔に書いたものです。

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鈴木のすり
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