「賢い消費者」について考える⑦
【賢い消費者】とは
自分が「賢い消費者」というワードに出会ったのは中学校の家庭科の授業でした。今思うと中学生でこの言葉に出会えたのは幸運だったなと感じます。
物の価値や質を見抜けない消費者のままだと搾取をされたり、知らないうちに健康を害したり、幸せな人生を歩んでいくのに余計なハードルが増えてしまう。だから本質を見抜ける力をもった「賢い消費者」になりなさい。そのように教えてもらったことを今でも覚えています。そこから賢い消費者とはどんな消費者なのか自分なりに考えてきました。
今回は今までの回を振り返っていきたいと思います。
その1
【何かを買うときに「時間」で買っていることを理解している】
○大切な人と接する時間を大切にするために、物を必要以上に欲しがらない。
○本当に必要なものを厳選して買う。
その2
【コストパフォーマンスCPを「持続可能か」という軸を
入れた上で判断できる】
○「賢い消費者」は、自分の消費(選択)で誰かを助けることができることを
自覚しているからこそ、商品を「自ら選ぶことができる。」
まだ伸びしろのある消費者は商品を第三者に「選ばされる。」
○「賢い消費者」は自分のことだけではなく、地球や社会全体のことも考えながら
倫理的な消費=エシカルな消費を継続していくことができる。
その3
【サービスは当たり前ではないと分かっている(人の時間の重さを理解している。)】
○「賢い消費者」は自分の消費行動で「買い手」、「売り手」、「世間」が
共存・共栄できる選択をすることができる。
○今その場で、目には見えない事実(開発にかかった費用、時間、歴史)が
その商品の背景(市場に並ぶまでの間)にあることを想像できる。
その4
【生活水準を上げすぎない】
○生活水準を必要以上に上げすぎることは、マクロな視点でも、ミクロな視点でも
巡り巡っていつか自分にのしかかってくることを理解している。
○自分1人では幸せになれる限度は決まっていて、周りの人と協力することで
何倍も幸せになれることを理解している。
その5
【自分の幸せを自分で決めることができる】
○自分が何をしたら幸せを感じるのか把握できていて、自分の幸せを自分で
決められる。
○他人との比較に一喜一憂しない。
その6
【倫理的な消費ができる】
○消費活動を通じて社会的課題の解決に貢献
○商品やサービスの選択に「安全」「安心」「品質」「価格」に「 倫理的消費」
の軸が入る
6回に渡って書いてきましたが、自分もまだまだできていないところがあります。
賢い消費者が少しでも増えれば、未来は明るくなっていきそうです。
今後少しずつ実践していけるように励んで参ります。