恩師がつないでくれた縁
いつも支えてくれる友達と会ってきました。Uくんとします。
実は彼とは高校からの友達で、ことあるごとに飲みにいったり、時にはキャンプにいったりしていました。
自分がデンマークにいくとか教員を辞めて熊本で修業をすると言った時も別に驚かずに聴いてくれた人です。
おそらく自分が予想を裏切る行動というか突拍子のないことをすることに慣れてくれているのだと思います。笑
歳を重ねるにつれて、より腹を割って話せるようになってきていると思います。
いい仲間に出会えました。
客観的に自分を見てくれている部分もありつつ、時には背中を押してくれたり。
noteを勧めてくれたのも実はこの人なんです。
こんなに学びの多い世界を自分に示してくれたことにも心から感謝しています。
本人もおそらくこの記事を読んでいると思います。この場を借りて「ありがとう」と伝えたいです。直接でも伝えているのですが改めて。
Uくん「あなたもnote書いてよ」と伝えたいです。笑
Uくんと自分は「西川先生」という先生のクラスで一緒になったことがきっかけで高2から仲良くなりました。
この西川先生という人がこれまたいい人で、自分の中で「教師」であり「恩師」です。
この人が自分に「お前がうちの学年で一番先生に向いているよ」と言ってくれたことがきっかけで教員免許を取ろうと決意しました。おだてられるとすぐその気になってしまいます。
数学の先生なのですが、スクールカウンセラーの資格をプライベートで勉強して取得したり、一生懸命勉強をしていたり、常にアップデートしている人でした。
生徒の背中をとにかく押してくれて、こんな先生になれたら最高に幸せだなと手本を見せてくれた方です。自分にとってのロールモデルの一人です。
先生が送り出した先輩方に伺っても、おそらく多くの人が「恩師」と答える逸材です。
普段は良い加減(よい加減)で、生徒みんなから「先生適当だからなー笑」と言われたり、話を聞いているようだったり聞いていないようだったりする印象の先生だったのですが、実はちゃんと聴いてて覚えていてくれていました。
「生徒一人ひとりのことをよく見ていて親身になってくれる先生」と生徒みんなに認識されていました。
年齢は当時59歳ぐらいで自分たちのクラスが西川先生の最後の担任のクラスでした。
でもそんな歳の差も感じないぐらい近くにいてくれる存在でみんなが大好きな先生でした。
みんな先生のことが好きすぎて卒業文集にこんなページを作っていました。
適当さが10と振り切っています笑
五段階評価のはずなのですが…
クラスのみんなが先生を信頼していて、なんでも相談できる人でした。他のクラスからも西川先生のクラスは羨ましいという声が多かったです。
高校を卒業してからもみんな先生のことが大好きで、事あるごとに先生の家でBBQをさせていただいたり、成人してからは一緒に飲みに行っていただきました。
自分が教育実習をしていたとき、先生は既に退職されていたのですが、授業研究にも足を運んでくださり、「やっと少しずつ恩返しがしていけるかも」ととても嬉しく感じたことを今でも思い出します。
結果的にはあんまりその授業はうまくいかなかったのですが、たくさんのフィードバックをくださいました。教育という共通項を介して先生と対話ができた喜びは忘れられません。
大学4年生の頃には「ストレートで先生にならずに回り道をしようと思います」と相談したら「お前が考えたベストなら思い切りやれ」と背中を押してくださいました。
新卒で入った会社を辞めたことも、フリーターとして働いていることも、デンマークにいくことも全て先生に報告・相談しました。
その度に「とにかく前向きに強気でやれ」といつも通り背中を押してくれました。
デンマークから帰ってきた時に、教育現場に入ってから採用試験合格を目指すか、教育現場意外のところで働きながら採用試験合格を目指すか相談した時に、「現場に入りなよ」とアドバイスをくれたのも先生でした。
先生のアドバイスがなかったら、募集も何もされていないのに職務経歴書と履歴書を県庁に送りつけるなんて無茶な就活できませんでした。(今考えると我ながらなかなかのゲリラ戦術だなと思います。笑)
その結果岩手県と出会えたので、今振り返ると先生の言う通りにしてよかったなと心から感じています。
岩手県に講師として採用していただいたことを報告すると嬉しそうに喜んでくれました。
自分自身も「これでやっと先生と同じ教員になれる。」とても喜びを感じていました。
今思えば、先生を大分またせてしまったなと思います。
教員として働き始めてから電話をしたり、いろんな話を電話でしていました。
そんな矢先、10月ごろ先生がご病気で余命宣告されたと同じクラスだった子から電話を受けました。
自分の中では本当に信じられないことでした。お見舞いに行きたいと考えていましたが、そのお見舞いは叶いませんでした。
先生は間違いなく自分の人生の中の重要人物のひとりです。この人なしには今の自分はないと思っています。
それだけ人の人生に大きな影響を残せるのは先生が「良い仕事をしていたからなんだな」と感じています。
今いろんなことを考えていて、もし先生がいたら諸々相談したいなと思うことがあるのですが、きっとまた「とにかく前向きに強気でやれ」と言われると思います。
今日Uくんと会っていて楽しかった話を書こうと思ったのですが、やっぱり彼に会うと西川先生のことを思い出してしまうんですよね。
先生のような存在になれるように自分の実力を高めつつ、人の役に立てるように精進していきたいと思える日でした。
Uくんにも西川先生にも感謝です。
頑張らないと。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。