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ときにはシニカルな視点も、パリ。

パリとは、イノベーティブな街といえるかもしれない。

駆け出しのライターとして出会ったメンバーたちが、毎回特定のテーマに沿って好きなように書いていく「日刊かきあつめ」です。

今回のテーマは「#パリ」です

2024年のオリンピックはパリで開催された。エコロジーを意識するあまり、ちょっとトンガリすぎやしないか?という抗議も殺到したパリ。
しかも決して、お世辞にも綺麗とは言えない歴史の集大成であるセーヌ川でトライアスロンまで開いてしまい、入院患者まで出してしまった。(景観は美しいが、下水や浄水の機能的には、その水の綺麗さは、今まで振り返られることはなかったのだ。タバコのポイ捨てを含めて、汚水を下水にそのまま垂れ流し。セーヌ河にも垂れ流しという歴史だった筈である。悪名高き伝説でも名高い。)

しかし、パリはやはり愛と自由と革命の街のようだ。

昔から、名を上げたい無名とも言える若者がパリに住み、結果を上げてきた。分かり易く有名なのは、例えば、スペインからやってきたピカソだろうか?

私が愛してやまないジャン・リュック・ゴダール監督(スイス出身)は、パリを舞台に沢山の映画を撮影した。その撮影手法はカメラ一つでのゲリラ飛び込み手法だったよう。あっという間に撮影して、あっという間に編集する。ライブ感溢れるパリの風景が、ゴダール映画では漂う。
また、ゴダール監督は、ソルボンヌ大学に通った学生でもあったのだから、パリの風景の良さを尚更、地元民としてよく熟知していたわけだ。

と。その昔、私も一応女子大生であった。

フランス文学を(一応)勉強していた私は、パリ旅行を計画した。卒業旅行でパリを訪れた私は、地球の歩き方を片手に歩いた、歩いた。

行った場所。ルーブル、オルセー、ポンピドゥーセンター、モンサンミッシェル・・等々。
(注:モンサンミッシェルはパリではないが。)

パリジェンヌ風思考でいえば、カフェドフロールで、お茶をした。ここが、サルトル達文豪が集ったカフェかあと感嘆。


A.P.Cでお買い物。トレーナーを購入。

ビストロで、サーモンムニエルとワインを頂く。サーモンの上には勿論、バターが、ひとかけらのっている。ゆっくり溶けて、全体に染み渡る。

パリジェンヌの気持ちを味わう。にわかパリジェンヌ。

しかし、そんなにわかパリジェンヌにも優しい街かもしれない、パリ。
ここは観光街、パリであるのだから。

それがパリの機能でもあるとかいう風に。

世界中の憧れの街とも言えるパリ。

パリジェンヌ、パリジャンといえば、ちょっとシニカルな視点が特徴であろう。例えば、今年のパリオリンピック。パリで行われようと、皆構わず、バカンスへ行く。

開会式も、度肝を抜くトンガッた内容だった。ヘビィーメタルが流れ、マリー・アントワネットの首が並ぶという・・。
革命を演出した結果なのだろうか?(世間的には、賛否両論だったようだ。)
オペラ座の音楽を皮切りに、次々、パリカルチャーの演出。レ・ミゼラブルの音楽も流れる。

只、新旧新しもの好きはパリの専売特許である。新旧ミックス文化である。

因みに、私たち日本人はパリの特徴をどのくらい理解しているだろうか?

こちらの、絵本(大人の絵本?)はパリジャン、パリジェンヌの流行りや気持ちをよく切り取ってくれていると思う。パリ現地にいる気持ちにさせてくれる面白かった一冊だった。思わず、くすっと笑ってしまった。

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Textby: SuzukinoAyako
編集:アカ ヨシロウ

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