塩は全ての始まり The SALT, Beginning of the story.
梅雨到来。皆様元気でお過ごしでしょうか?今回の日刊かきあつめのテーマは#塩。
◆だって人間ですもの?味覚の始まり。
塩は太古の昔から存在しており、調味料の要的存在だ。世界各地で愛される。お金に使われていた地域もあると言うくらい人間にとっては欠かさない存在だ。
改めてこう考えてみると、人間は離れた世界に於いても味覚はある程度一定だという事実に気が付く。不思議である。これが人間が人間たる所以だろう。
狩りをする肉食動物は、味覚なんて気にしない。ライオンもチーターも猿も・・いちいち塩ふりかけたり、ソースかけたりして食べませんわ。
◆塩のプレゼント
日本には「敵に塩を送るな」という教訓めいた教えがある。敵を甘やかすと後から痛い目に遭いますよ、という意味なのだが、実際は、塩交易ルートを絶たれた武田信玄の苦境を、ライバルの上杉謙信が大人げない、と言って塩をプレゼントした、とかいう事実から来ているらしい。武士道みたいなものか?
塩がなければ、料理が出来ず、食事が不味い、味がしない、という裏事情はとてもよく伝わる。
◆実際の塩味
実際、食卓で使われる塩は、理科の授業でまず初めに覚えるNa塩化ナトリウム、だけではない。
にがりとか甘味が加わって、味に深みをもたらす。
料理が好きな人やちょっとした遊び心がある人は、塩にもこだわりがあるものだ。
私は西洋カブレ?か、岩塩に一時期ハマっていた。年頃の女性がファッション誌をじっくり観察しているとこうなるのかも?岩塩は実際何でも合うので便利だ。トリュフ塩もハマったなあ。
この高級そうなネーミングの塩はシンプルな卵料理とかに合います、と聞いて確か購入した記憶がある。
一方、日本料理と言えば、赤穂産の天塩が有名で王道らしい。
塩は世界各地に伝承があり、各々こだわりがあるのでお土産にしても嬉しい。喜ばれる。塩という調味料を使わない日はほぼ無いワケなんである。
(注: といいつも過剰な摂り過ぎは、昔から日本人が悩みの病気かっけや腎臓病になるから気を付けましょう。
はい💦🙇♀️ 私も気を付けたいと思います💦)
◆いつもの食卓をグレードアップ
人気女流作家の方々が、ヨーロッパの塩と料理について執筆した短編集。海外にトリップした気持ちになれる。
舞台は外国で、登場人物たちは大体食にまつわる仕事をしている。
何故こうもいつもの食卓がお洒落なのか?描写がロマンチックで酔いしれてしまう。
私鈴木乃がひとり料理するとこうならない。結構つまらない・・余韻なんて無し。自分の家のキッチンが生活感溢れて雑過ぎるのか?いや、それともデートでないから、つまらないのか?
と、いうよりも。一緒に食事する相手がいるからこそ、なんだろう。
全てにおいて・・。それこそ人生なのかも知れない。
こちらを読み直しながら、お洒落DISH(ざっくばらんな表現で恐縮だが💦)を素敵な誰かと食べた気になっとこぉーっとっ😆
◆日本の料理研究家
食のアイデアが豊富な日本を代表する料理研究家、野村友里さん。映画監督、タレント業など多方面で活躍中。
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Textby: 鈴木乃彩子
編集: 真央
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