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【子どもが教える学校】3日間500組がご参加!子ども先生から何が伝わった?

5月の8日~10日の3日間で行われた
子どもが教える学校、のべ500組の方
授業にご参加いただきました。

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企画としても、コンテンツとしても
心からきっとみなさんに刺さるに違いない!


そういう確信は持ち合わせていたものの、
SNSでのシェアの嵐など、反響が予想以上で
企画した私が正直一番驚いています。

ZOOMミーティングの中は
ネット越しとは思えない熱量だった

こちら↓は最終日3日目のZOOMチャットのコメントを
拾い画像にしたものです。グラフィックレコーダーの
湯朝かりんさんが作成してくださいました。

3時間でチャットの数は1800行
6秒に1回コメントが入った計算です。

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ご参加された方のお声をご紹介します。

昨日は素敵なプレゼン、本当にありがとうございました。
今日になっても感動覚めやらず、聴こえてくる音楽までもが新鮮で、子ども先生から教えてもらったことの大きさを実感しております。
5人の孫がいるおばあちゃんです。今は、時代も変わり考えも古いって言われることもありますが古い事もとても大事だと思います。でも今は、新しい事も取り入れながらお互いを尊重し思いやりのある社会になったらいいなと思っています。これからを担う子どもたち おおいに自分を発揮して頑張って下さい。
伝えたい事が、しっかりと真っ直ぐに届いてきて勉強になりました。
大人は世間の声が気になって、つい軸がぶれぶれになりがちだけど、周りは関係ない、自分が何を伝えたいのかだけが大切なんだと気づかせてもらいました。わたしも真っ直ぐ自分の思いと向き合います!
プレゼンをビジネスライクなゴールではなく、生きるために必要な力として、子どもたちが学ぶ、このような良質な場が広がると良いと思います。
休校になってから必死に学校からの課題を取り組ませなくてはと焦っていた日々。もったいないことをしていたなと思いました。この貴重な時間を、今しかできないこと、大好きなことを考えながら楽しく過ごせたら、もってキラキラした毎日になりますよね。
子どもたち一人一人がキラキラと輝いて発表しているのが印象的でした。やはり、自分から主体的に活動するのが大切ですね。親として、子どもに強制するのではなく、子どもを応援する立場で育てていけたらなと思います。

感動・・伝わりますでしょうか?笑

今日の記事では「ZOOMというネット上の空間」で
何が起こっていたのか、当日の簡単なレポートおよび
抽象度をあげて私なりに解説
をしていきたいと思います。

実はこの場を言語化するのに
3日を要しました。この場についての解説を
お願いした、たくさんの信頼おける友人・知人のみなさん。
感想をお寄せいただいた方々、本当にありがとうございます。
ようやく言語化出来てまいりました。でもまだ10%・・・


ですのでこのシリーズでは、
信頼のおけるプロフェッショナルな友人の分析も
加えながら解説をしていきますね。

1:唯一無二の存在から伝わってくるもの

3日間全20名の子ども先生がお届けするのは、
自分が好きな事/伝えたい事をテーマにした
オリジナルの授業科目です。
算数・国語のような規定の科目ではありません

カリキュラム

初日の7科目のカリキュラムです

その他にはこんなものも・・

歴史が大好きでしょうがない女の子は、
「本当はただの殺し屋じゃない、新選組の真実」
親子の関係について授業をした子は、
「勉強しなさい!とうるさい黙れ!について」
今までの過去の自分を振り返りながら
より良く生きるために必要だと考えた、
「後悔しない決断方法など」

ユニークでしょう?笑

■主体的なテーマ

これらは、好きな事・大切に思っている事・普段感じている事・どうしても伝えたい事、そういった視点で、子ども達が自ら主体的に選んだテーマです。テーマは大人からは一切指示・アドバイスを行うことなく、子ども達の「これを話したい」に一任しています。

■自分言葉で語られる

また子ども達には、これまで4回に渡る準備ワークショップの中で「自分言葉」で語ろう、と何度も繰り返してきました。

自分言葉とは、Google検索してすぐスマホ端末に表示されるような、誰もがアクセスできる通り一遍の情報ではありません。自分だけのこれまでの経験や思い、自分だけが感じていること。そういった「自分」に基づいて発せられる言葉です。

本授業でお届けするのは、
このふたつの側面でのオリジナルな授業です。
それは
今この時代に、この年齢である私だけの
「本当の意味」でのオリジナルな授業なのです。

私はこのことが、子ども達の内側から
溢れてくる大いなる「自信」
を生んだんだと感じています。

▶唯一無二のオリジナルでいいという感覚
▶「むしろ」唯一無二のオリジナル「が」いいという感覚

それがあれだけの大勢の方の前で授業をしても
「物怖じしない自信」へとつながり、
「その姿が多くの大人たちの勇気」へと
つながった
と思っています。

■他視点からの解説

オリジナルであることで生み出す自信について、
友人である東京薬科大・助教の藤川さんに解説してもらいました。

子どもたちは小学校や中学校の中において、授業という枠の中で、自分を表現することを求められる。それはある「与えられた四角」の中で自分を表現しろということなのかもしれない。つまり、枠がまずあってその枠の中で「自分の個性」という面積を最大化しろということである。(藤川さん)

いや、まじそれ・・
いろいろ重ねていきたいですがまずは続きを 笑

しかしそれでは子供たちの個性は「四角の大きさ」に依存してしまって、子供たち本来の個性と呼ばれるものには程遠い。またその課題が与えられた子供たちの興味や関心、好きという気持ちがその四角の外側にあった場合にはどうなるだろうか。その四角の中には自分という個性は存在しない。(藤川さん)

(あぁ、重ねたくてたまらないので重ねます笑)

つまりですね・・・
普段子ども達は「与えられた四角」の中で
あれこれ努力をしている・・と。
だけど、そもそもその四角の中に
その子の個性はあるのか、オリジナリティがあるのか。
それが否だった場合は・・・!?

誤解しないでほしいのですが、
今の教育を否定しているんじゃありません!
大人たちも、子ども達も、
この時代を生きる人はみな「この四角」を
出る可能性
を検討してもいいんじゃないか、
そういう提案です^^

で、今回の「子どもが教える学校」とは
どういう場なのか、の解釈に移ります。

先に述べた四角い枠
-それは日常的な学校という場所だったりそこで受ける教育―

その外を起点として、そんな四角にはまらない自分自身のこだわり、考え、それを思いっきり爆発させていいよ、と言ってもらえ、それを認められ安心できる場所、しかも大人たちは面白がって聞いてくれる!!そういう場所なんだと思う。

子ども達には大人たちのレスポンス
ずらーッとパソコン上に見えます。

ご参加者の方の顔一覧をめくれば、
310組の手を振ったり、拍手をしたり、
うんうんとうなづく大人の表情

よーく見えます。

チャットには「もっと聞かせて」
「面白い!」「やってみよう!」
興味をもってくれるコメントが溢れます。

子供たちにとっては自分の生きている世界の外側からのリアクションが直接もらえるということであり、あったこともない誰かに自分の周り以外の人に存在を認めらえるという嬉しさ極まりないことなのかもしれない。

そして大人たちは、そんな彼らの姿を見て
ふと、忘れていた思いを思い出すんだと
思います。

そういえばあんなこと好きだったな
最近やってなかったな
あれ、なんで辞めちゃったんだっけ

うんうんうん!と笑顔で子ども達の
メッセージを受け取りながら、

自分の心の中にある「やりたい」や「伝えたい」

そういったものの存在を
無意識のうちに大人たちも
自ら認めていくんだ
と思います。

自分の中の本当の気持ちに気づいた時、
人っていいようもない安堵感
包まれますよね、そして今まで気づいて
あげられなくてごめんと罪悪感
湧きますよね、その感覚だと思います。

そして、今まではそれを外に
出す勇気がなかったけれど、
画面の中にいる人たちの応援が
自らに向けられたエール
のようにも思え、
「一歩踏み出す勇気」をもらうんだと思います。

私のもとには、この授業を受けて
何かやってみたいと思い、行動した
というメッセージが多く寄せられています。

普段は育児のことが中心の2児の母、
Facebookに”私が主語の思い”がつづられ始めた方
(私の中高の同級生です、気づくかな笑?)
この思いに共感し、ぜひラジオに出てくださいと
FMラジオ出演の交渉を取り付けてくださった方
(5月15日私ラジオでます!:鈴木)

子ども達一人一人への丁寧なメッセージ
寄せてくださった方

そのほかも、実は多くの教育関係者の方
子ども達にインスパイアされて、
何かできることをと動き始めている、
そんな渦を私はとても体感しています。

▼教育関係者の方
子どもたちが自分で課題意識を持ち、取り組むパワーに圧倒されました。
それと同時に、子ども達のやる気を突き動かすものは、「人とつながること」「人に認められること」だと感じました。学習面はもちろん、子ども達の心をケアし、育んでいくためにも、子ども同士の双方向の関わりが大切だと思いました。(以降オンライン授業の話に続きます・・:鈴木補足)

私、普通の1児の母です。笑
子どもは休校中、YOUTUBEばかり見て、
学習習慣は全然身についていません。笑
教育熱心ではありません。笑

そんな普通の母親の1プロジェクトに
教育関係者の方が、休み返上して
参加してくださっている。
規定のプライドを捨ててだと想像します。
感謝です。

今、この時代に生きている人がみな、
それぞれ変われると信じています!
(もし変わりたかったら)
子ども達だって「四角」から出られたんだもの、
私たちにだって必ずできるはずだ!!

そんな思いで私は一歩一歩できることをやっていこうと思います。

まだまだ書きたい事はあるのでレポートは続けます。

メモ)
①大人の価値観を上塗りしてくれる最新OSの考え方
 レゴのふたりの応援団/英語の話/自己啓発本なみ
②伝えることでパワーが伝播する


:子どもが教える学校 次回も開催します!

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【プロフィール】
 鈴木深雪 東京都日野市在住

 小学2 年生男子を子育て中の働く母。
 個人HP)https://himotoki.com/
大手印刷会社に 16 年勤務そこでのプレゼンテーション/資料作成スキルを活かし、思考整理サポートや資料作成代行業務で独立。 7 年間の子育てで学んだのは「子どもが大人に最大の学びをくれる存在」であること。いつか子どもが先生の学校をやりたいという夢と、学校休校への子どもたちへの思いが合致し、本プロジェクトを 2020 年 3 月に立上げた。
その他、ライフワークとして、働き方をテーマとした東京都日野市主催セミナーへの登壇や、 NHK 番組「おはよう日本」への出演実績あり


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