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安心するってこういうこと K⑫

 最近、少しモチベーションが落ちている。いや、だいぶモチベーションが落ちている。以前のようなバリバリした感じが何故かない。きっと、やらなければいけないことが多いからなのではないかと思っている。そんな中、微々たるモチベーションを維持できているのは、ベテランおばちゃん先生(自分ではばあばだと言っていた。)の存在が大きい。
 担任という立場ではなく、支援員という立場のベテラン先生。子どものサポートもさることながら、教員の授業の助言なんかも行なってくれている。これが今モチベーションを保っている理由だ。

 このベテラン先生には、算数の授業を見てもらっている。見てもらって3年くらいになる。算数の研究会に入っていたり、校内研究が算数のところだったりと算数に縁があり、好きになった経歴があるらしい。と言って、教えてくれる内容が古いわけでもなく、新しいことも教えてくれる。しかも、改善点だけでなく良かった点もしっかり伝えてくれる。というか、良かった点のほうが多い。前回と同じ良かったところを伝えてくれる時もある。でも、授業をしていて自信がつくからとても嬉しい。

 そこでふと思ったのが、自分は子どもたちに同じことができているだろうか。褒めることはもちろんある。叱りもする。ただ、褒める数と叱る数の割合はどうだろう。同じことであれ、何回も褒めているのだほうか。今のクラスの子どもたちは素直でいい子たち。しかし、自己肯定感は低い気がする。だからこそ、褒める割合を増やして、自信をつけるべきなんじゃないのか。

 どんな子でもいらんことをする。しかし、ずっといらんことをしている子はほぼいない。なら、褒めるところはあるはず。あとはそれを見逃さないようにするだけ。叱るところに目が行きがちなので、褒めるところにも目を向ける。当たり前だけど、大事だと改めて感じた今日。

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