新聞記事「ランドセルから考える、色とジェンダー」を読んで 木曜2限⑧
6月9日木曜2限の「スタディ・スキルズ講座」の8回目、前回の映画「沖縄カミングアウト物語」を観たことを受け、ランドセルの色とジェンダーを取り上げた朝日新聞の記事を読んで、意見交換しました。
●ランドセルから考える、色とジェンダー ピンクは、黒は、誰の色? [ファッション]:朝日新聞デジタル (asahi.com)
<第8回のふりかえりを自由に書いてください。>
【1年】
◆第8回目の授業では前回の第7回目の授業で視聴した”沖縄カミングアウト物語”に関して考えたこと、感じたことを1チーム4人グループ計8班で話し合い、そのことについて話し合うという内容でした。まず初めに僕たちのチームの話し合いの中での主張について述べたいと思います。僕たちの班では同性愛者の方の苦悩やカミングアウトの葛藤、家族との関係性などに注目しました。他の班でも様々な意見が飛び交い大変参考になりました。
◆ランドセルの色を男の子がピンクを選ぶのはよいかの議題が上がるようにまだジェンダーの差別が
あるとわかっているからこのような話し合いが行われるのだと思います。私もまだ受け入れられていないということも改めて感じさせられました。
◆ブルーは男の子の色、ピンクは女の子の色というのが文化的に作られたものなんだと知り不思議なことだなと思いました。また昔のアメリカのベビー用品が男の子はピンクで、女の子はブルーだったということに驚きました。私達の班はランドセルの色について話し合い、今小学生に戻ったら何色がいいかとかなどを意見交換しました。性別に関わらず好きな色をつければいいなと思いました。
◆今回は、前半は松岡弘明さんの映画を観た感想をグループで共有して意見交換をした。自分は周りに松岡さんやかつきママのような立場の人がいなかったが、同じグループにはそのような人が周りにいたという人もいて実際にどのように接していたかも聞くことができた。社会的な風潮があってなかなか声を上げづらいと思うので、少しでも多くの人がそのような立場にある人がいるということを知ることが大切だと考える。カミングアウトしてもしなくてもどちらでも過ごしやすい世の中であるために、周りの私たちの意識を変えていけるような周知活動を行っていけるとよい。一連の授業を通して自分も現状を知ることができたので、これらのことを活かしてすべての人が自分らしく生きていける社会を作れるように何らかの形で貢献できたらと思っている。
後半はランドセルの色と性別との関連についての新聞記事を読んで意見交換をした。小学校入学前の自分は青色のランドセルを熱望したが、親からの意見もあり最終的には黒色のものに変えた経験がある。青・黒という比較的男児が選びやすい色ではあるものの、親の意見によってランドセルの色が決まってしまった実例である。このように純粋な子どもの意見が曲げられてしまうこともあるので、少しでも子どもの自主性に配慮する必要があると考える。これについても戦隊モノの配色などが社会一般に大きな影響を与える存在があるので、同様に啓蒙や周知活動が重要だと思う。価値観が変化した中でのマーケティングなど、私たち一人一人が柔軟な考えをもって変化していく時代に適応していくことが求められていると感じた。
◆授業内の話し合いで、かつきさんはなぜ沖縄にいる間はカミングアウトできなかったのか、という話が出た。仮定として、沖縄のコミュニティの小ささが理由にあるのではないか、ということがあげられた。確かに、田舎のような人と人とのつながりが深い場所の方が人は窮屈に感じることが多いという話はよく聞くし、閉鎖的なイメージがある。田舎のような狭いコミュニティは、いい面もあれば悪い点もあるのだと思う。
また、ランドセルの色の話で自分が思ったことがある。いまの時代、女性の権利が声高に叫ばれているが、使える色が男性の方が少ないという記事を見て、確かに男性の方がその点では不自由だなと気づいた。性別間での不平等は、様々な事象で起きているのだと改めて知るきっかけとなった。
◆今日は先日見た映画の感想を周りと言い合うということだったが、内容やLGBTに関して色々な意見があって興味深かった。意見を交換した人の中には実際過去にLGBTの人に接近されて困った経験があるという方もいた。ただ色々な経験談や意見がある中全員一致していたのはそういった方たちが生きやすい世の中になればいいということだった。先々週お話頂いた中であったLGBTの方々のパレードや先週鑑賞した映画など、生きやすい世の中にするための活動は様々なところで行われているようなので、今回このように学習したことを活かして活動を応援していきたい。
◆ランドセルについて、女の子は赤、男の子は黒という世間の固定観念があったが、子供たちがそれぞれ好きな色を選べるようになったのは良いことだと思う。しかし、多様性の強要が行き過ぎて赤を選ぶ女の子や黒を選ぶ男の子が尊重されなくなることのないように願う。
◆前回前々回と話を聞いたり映画を見たりして、とても捻くれている考えだが松岡さんやかつきママは元々行動力があったり明るい性格であったり人徳があったりしたから自分が性的マイノリティであることのカミングアウトを実行できたしそれを周りの多くの人が受け入れてくれたりしたのかなと少し思ってしまった。これはお話や映画が綺麗な部分しか切り取っていないだけだという場合も考えられるが、もしLGBTQに該当する方が元々自分のことを伝えるのが苦手ないわゆる「コミュ障」だった場合こんなに上手くいかないことも考えられると思う。そもそもカミングアウトをしないと生きにくい世の中なのをそのような高いハードルを越えなくとも生きやすい世の中に改めるようにしていかないといけないと思う。また、男女のランドセルの色についての記事を読んで、男子が黒や青などの暗い色女子が赤やピンクなどの暖色という固定概念を取り除くために、女子が黒色のランドセル男子が赤のランドセルを背負った写真を広告に載せたり「ピンクはおとこのこのいろ」などという絵本を出版しているようだが、あまり良い対策とは思えなかった。固定概念を崩すためにまた新たな概念を定義してしまうのは本末転倒な気がするし根本的な解決だとは思えない。たとえばランドセルを背負う児童達の写真を広告に載せるのであれば、男女複数名がそれぞれ様々な色のランドセルを背負った写真にするなどした方がいいと思った。
◆前回みた映画の感想を班で共有する時間では、LGBTの人がカミングアウトする時期を気にせず、いつでもカミングアウトできる環境づくりが大事だと感じた。正直、LGBTの人と分かり合えない人ももちろんいるとは思いますが、価値観を許容することは誰にでもできると思う。
次に男女のランドセルの色問題に関する新聞記事を読んだあとは、それぞれが記事を読んで感じたこと、ランドセルの色は何色だったのかを話した。ランドセルを実際に使うのは子供自身だし、自分で選んだランドセルだと学校にいくのもより楽しくなるのではないかと思う。また、男女間でランドセルの色のイメージが決まってしまっている原因の一つに親世代の固定概念が子供にうえつけられてしまっていることがあげられると思う。子供は親や幼少期の環境にとても影響を受けやすく、その時期に形成された考え方や価値観は、大人になってから変えることは難しい。なので、ジェンダーレス化を進めていくなかで、子供たちへの教育や育て方の見直しも必要があると感じた。
◆とても興味深い内容でした、今後の学生生活に活かしたいと思います。
◆固定観念を払拭していくのには時間がかかるが、松岡さんのように努力してる人たちの手によって改善されていくのだろうなぁと思った。
◆日本ではトイレのピクトグラムが男は青背景にズボン、女は赤背景にスカートというものだがある場所では色や服装で性を区別するのは良くないとして、2つとも似通った背景に似通った服装にしたという話があったが、同時にトイレを間違えてしまうという報告も何個かあったらしい。また、ランドセルで男は黒女は赤と決まってしまっているのはよくない!とそこだけ考えて固執してしまうと本当に黒が好き赤が好きという理由で選んでいる子達が被害を受けそうだと感じたので、どこまで徹底するのか線引きが難しい話だと思った。
◆前回までの振り返りで周りの人と情報交換してみて、やっぱりみんな少数者のことを理解できる人ばかりだと思いました。自分たちの世代は小さいころからちょうどジェンダーについてなどの多様性を勉強しだした世代だと思うので、今後もっと小さい子供たちへの教育が進めば、多様性への理解は完全に広まるのではないかと思いました。自分たちが親になっても、子供たちへの押し付けはなるべくしないようにしたいです。
◆久しぶりのグループワークで楽しかった。
ジェンダー差別を無くすのは大事だと思うが、例えばトイレのマークが男と女で色がなくなったら不便だと思うし、調整が難しい問題だと思った。
炎上したCMはどこがいけないのか全然わからなかった。
◆今回は前回の映画の振り返りと小学生のランドセルの色についてなどを話し合いました。
たしかに小学生のランドセルの色は男が黒で女が赤などの固定概念があり、おかしな話だなと思いました。
◆映画について意見を交換すると言うかいでした。
性別が同じでも性に対する考え方がそれぞれで面白いなと感じました。自分がジェンダーレスの方とあった時には気を遣うことよりもそれを気にしないことあ大事なのかなと感じました。
◆ランドセルの色はすごく身近な問題で考えやすかったです。例えば女性が黒とか紺とかの服をを着ることは特に変わったことではないけど、男性がピンクやオレンジなどを着ていたら少し違和感を覚えてしまう人が多いと思います。実際、私もそう感じてしまうと思います。まだまだ男性と女性の概念が根強く残っていると思います。だけど、大人になるにつれて男性でもピンクが好きなのは珍しいことではないし、特別驚くことはなくなったけどランドセルの色は小学生が対称なため難しいと思います。もしも、ピンクのランドセルをしょった男の子がクラスにいて、そのことががきっかけでなにか言われたりクラスで浮いてしまったら学校に来れなくなってしまうことだってあります。これを防ぐために教育をしていくべきだと思うけど難しいので生まれたころから色やそういった固定概念をなくした環境を作っていくべきだと思います。
◆今日は2回話し合いを行いました。
1つ目のカミング物語を見ての話し合いでは、私たちのグループでは実際私たちはカミングアウトをされる側になる中で、自分が言われたら受け止められるかという疑問が出た時に全員が答えを直ぐに出せませんでした。
これにより、これからもっとこのような状況になるだろうから、自分がいつ聞かれても答えられるように答えを準備しておくことが大事だ、という結論に至りました。
2つ目のランドセルの色の話し合いでは、年齢を重ねていけばどんな色のものを使っていても疑問に思うことは無いだろうけれど、小学生だとやはり倫理観や人の好きな色は彼らがそれぞれ自由に選ぶという考えが浸透してないから、それを要求するのは難しいのでは無いか、歳を重ねていく中で親世代がそのような発言をしないように教育して、親自身も気をつけるべきだと言う意見が出ました。
私自身の体験でも、小学生の頃に水色のランドセルを背負った男の子がいて、私は最初は変だと思っていなかったけれど、周りの親があの子水色なのね、何か他の子とは違うわねという話題を聞いて変だと思ってしまうようになりました。これも踏まえて、子供は自由な発想をするけれど、時には周りの意見を聞いてそちらを正しいと思ってしまうので、親になった時のことも考えて今から生きていこうと思いました。
◆LGBTQに関して、正しい知識を身に付け、マイノリティの人たちがカミングアウトをしないでも良いぐらいまで社会全体で受け入れる体制を今までよりも気づいていくことが大切であると感じた。
ランドセルに関するジェンダーレス問題に関しては、男の子は青、女の子はピンクや赤などの固定概念は今現在色濃く人々に根付いていると感じた。実際私にも根付いている。これは単にメディアなどの文化的なものによるものであると聞いて関心した。よって、個人の価値観を常に持って好きなものを選択して堂々としていれば良いと思った。これを現実的なものにするためには、周りの人間は多様性を認め、選択者が引け目に感じることを、思っても口に出さないことが大切であるのではないかと感じた。
◆誰しも、幼稚園の頃のような社会的な偏見を植え付けられていないときは純粋に好きなものを好きと言えたのに、徐々に固定観念を植え付けられていると思います。実際に自分も、小さいころ好きな色はピンクでした。仮面ライダーよりもプリキュアが好きだったりもしました。小学生がランドセルを選ぶときに、例えば男の子が赤色がいいといっても、たいていの親は後で後悔するから黒にするべきといいます。後で後悔するというのは、社会的、文化的に作られた価値観に、成長とともに毒されていくことなのだと思います。
◆今回の講義ではLGBTについての議論を深められました。
議論の中で、価値観の共感は難しいかもしれないから最初は許容するところからが歩み寄りが始まるのでわないかという結論になり、たしかにそれわ大事だなとおもいました。
◆ジェンダーに対する認識について過去の自分を振り返りながら話し合うことができた。ランドセルの色の性別的固定概念は子供の玩具にも通ずるものを感じた。
◆今回は第6、7回の振り返りに加えて、ジェンダーにまつわる色についても話し合いました。トイレのマークの色など男性が青系、女性が赤系が使われていることが多く、小さい頃から刷り込まれた色があるのだなと改めて感じましたが、まさかその色がたった100年前のなんとなくから始まったとは思いもしませんでした。また、ランドセルについては色の選択肢が増えるのは良い傾向だとは思いますが、現時点で自分の好きな色を選べていないとはあまり考える必要はあまりないと感じました。より良くしていくには問題点を探すことも必要だけど、良い点も認められるような風潮になって欲しいです。
◆かつきママのカミングアウト物語を見た感想をグループで言い合ってみて、LGBTQの方々に対してどう思うかは一人ひとり違うのだなと感じた。その後にした男は黒、女は赤という昔からのランドセルの色の固定観念の話も、その色を強制されているというわけではなく、そもそもその色が好きな子供が多いだけではないかと思った。なので、男の子に赤のランドセルを強制したりするのではなく、赤を選んだ男の子を否定しないということが大切なのではないかと思った。
◆ランドセルの記事を読んで、女子と男子で選ぶ色の系統の違いにとどまらず、男子は六割近くが黒を選択しているという事実に驚いた。振り返って見れば確かに黒以外のランドセルを身に着けていた人を思い出すのが難しいくらいみんな黒だったなと思う。ファッションでもそうだけど男性はピンクを身に着けることのハードルは高いなと思った。協調性を重んじる日本ではピンクの男性用の服はあまり見かけないしあったとしてもコーデを組むことの難しさなど今の日本だとあるなと思った。
◆私は、前のビデオを見て、日頃から同性愛の方の事を自分たちとは別の存在であるかのように扱う事は、やはり同性愛の方を不快にする可能性があるのであまり良くないと思いまいしたが、班員の方はこれまで長い間同性愛の方に対する偏見が染み込み続けていたので、恐らくこのような偏見を根底からなくし同性愛である方が同性愛であると堂々と発信し、それを皆が普通の事であると思うようになるのは無理なのではないかと言っていました。私もそれを聞いてその通りかもしれないと思いました。
大切なのは、同性愛の方がいても普通に接することであると思いました。
◆今回はジェンダーレスについて話し合いましたが、最近、気になる記事をみかけました。「米ルイジアナ州、トランスジェンダー選手の女子水泳を禁止」というものです。社会的な少数派を認めることは大切です。しかし、社会的弱者や少数派であることを利用して有利になろうとする動きは危険です。それらの人々が非難されることになりかねないからです。不正に利益を得て反感を買うと関係のない少数派や弱者も恨まれてしまいます。少数派、弱者を守るためにもこれらの問題について慎重に議論すべきだと思います。
◆グループを組んで様々な視点での意見を聞いて、自分の視野をさらに深めることができた。最後に視聴したCMについては個人的には特に問題がないように思えたので、批判的な意見を持つ人がなぜ問題だと思うのかが気になった。
◆ランドセルの色の問題では、確かに赤系が女子、黒系が男子というイメージがあり、実際にそれを選ぶ子供が沢山いるが、それも新聞にあったように、戦隊ものシリーズが影響してる可能性は高そうだと感じた。また新聞で紹介されていた「ピンクは男の子の色」は、ジェンダーレスにしようという活動の中で「男の子の色」と断言して限定していて、それに対して疑問に感じた。その題名などといったように新しい固定概念によってこれまでとは逆に、赤系が男子、黒系が女子というイメージになってしまう可能性もありそうだと思った。「ジェンダーレスの時代だから何色を選んでもいいよ」というのではなく、発表でどこの班でも出ていたように、本当に自分が好きな色だからその色を選ぶ、という環境づくりが大切だと思った。
◆今回の映画の感想と共に違う面でのジェンダーや性差別について考えることができた。特に2つ目の討論の内容(ランドセルの色と性別)は興味深く、いい討論ができたと思う。私のグループではこれに関連して少し内容は変わってしまうが、自分達の子供時代における男女の違いや、いまの子供との違いについても話をしてみた。時代ごとに全然違うなということを改めて感じて古い情報だけではなく、変わっていくたびに情報や知識も新しく取り入れなければならないと感じた。
◆松岡さんの話や、前回の映画の話を元に他の人と意見交換をしてみて、それぞれの人でジェンダーレスの認識の違い?というものがあるのだな、と感じました。自分だったら、実際LGBTQを告白されたからといってその人のことを今までと違うような扱いをするのではなく、むしろそのことをいじっていあげることでその人が楽でいられるようにしてあげると思います。しかし、他の人の意見では、いじって他の人に知られてりしてその人が傷ついたらかわいそうだ、という意見や、なにも言わないといった人もいて、その人の性格に合った接し方をしてあげることが重要なのかなと感じました。
日本は島国なのでアメリカなどの大きな国に比べてジェンダーレスという考え方が浸透してない、また日本の教育方針のにも問題があり、アメリカでは能動的な授業をしているイメージがありますが、日本では能動的な授業が多いようにも感じます。そのような環境の違いもジェンダーレスの価値観の違いというものにも関係してきてるのかな、と感じました。
◆ジェンダーレスランドセルについては、これはあくまで予想でしかないが、選択肢が増えることはいいことだが、ずれた方へ行きすぎると例えば男の子が本当は黒色がいいのに周囲から「もっと自由に選んでいいんだよ」と言われるようになってしまいそうでそれはそれで違うという意見が出た。このようなことはトイレの男女のマーク変更や、フェミニズムが男vs女の構図になりがちなところとも似ていると感じた。現状を変えようという流れはいいものの、行き過ぎると事態が混乱し悪化してしまう危険性があるので注意が必要だと思う。私は子供に与える影響としては子供向けアニメなどが大きいと考えているのだが、最近では男性のプリキュアが登場したり、新聞にも載っていたように戦隊ものではピンクの男性キャラがいたりするのはとてもいい配慮だと感じた。多様な姿を子供向けアニメで見せることによって、子供も発想を縛られることなく育っていけそうだと思う。最後に見た二本のcmについては、お酒のcmは少し下品なところはあると感じたがジェンダー的な観点に関してはそれほど問題がないように思えた。不快な思いをする人がいるのならば仕方ないが、今後批判や規制が強まりまくって何を作るにしても中々行動しにくくなるのならば、少しつまらないと感じる。
◆周りの人達のLGBTに対する意見を聞くことが出来て良かったです。人それぞれ性に対する理解や考え方、偏見などが沢山あると思いますが、自分とは違う皆の意見をしっかりと聞けて、素敵だなぁと思いました。色々な人の意見が聞けて良かったです。
◆第8回の講義では主に先週視聴した映画「沖縄カミングアウト物語」についていくつかのグループに分かれて話し合った。話し合いの中ではLGBTについては人それぞれで感じ方が異なるので、自分がLGBTであることをカミングアウトしやすい環境を作らなければならないという意見が多く出た。自分自身もLGBTの人たちが過ごしやすいように、パートナーシップ制度などが制定されてはいるが、全ての人が理解しているという状態にはまだ到達していないので、これからも議論を続けていく必要があると思った。
◆ランドセルの色の多様化についての記事を読んで、私自身紺色のような青系のランドセルが欲しかったのですが、親との都合もあって濃いピンクにしたので今の小学生はいろいろな色を選べて羨ましいなと感じました。しかし、ほかの人の意見を聞いて、たくさん色がある環境で自分の好きな色を選べる環境がふさわしいのであって、必ずしも個性的な色を選ばなければならないとは限らないという意見があり、とても印象的でした。また、我々が小学生だった時と今の小学生とはまた価値観が違うため推測するのが難しいという意見もあり、ふと自分の年齢の大人さも実感し考えさせられました。
また、炎上で話題になったCM2つを鑑賞した際、「いかに作成者のジェンダー観が固定概念にとらわれているか」を強く感じ、見ていて不快感さえ湧いてくるような気さえしました。
◆今回はまず、前回の講義で視聴した「沖縄カミングアウト物語」の感想を共有した。カミングアウトした後に、自然に過ごせる環境作りも大切であると感じた。話したことのない人と意見を交換することで、新しい感じ方や考え方を知ることができるいい機会であった。
次に、「ランドセルの色」をはじめとしたジェンダー問題について考えた。私たちがランドセル選びをしていた時期はまだまだ「男の子は黒、女の子は赤」という意識が強く、今の小学生と比べるとジェンダーについての意識の変化があまり進んでいない時期だったのだなあと感じる。新聞記事の中に「戦隊モノでは男性がピンク色の戦士役を務めることもある」とあり、確かに、子どもの頃から見ていた番組から色におけるジェンダーのステレオタイプが埋め込まれていた(すりこまれていた)のかもしれないと思った。今の子どもたちの方が、教育番組でステレオタイプな表現が改められ、学校教育にもジェンダーに関する教育が取り入れられ、私たちよりもよりジェンダーレスな考え方を持っているのではないかと思う。ランドセル売り場で「黒は男の子の色で、赤は女の子の色だよね」と子どもに伝えるような親にはなりたくない。私たちが、今まですり込まれてきた私たちの持っているステレオタイプで次の世代の「自由」を締め付けてはいけないと感じる。
◆今回の授業では、前回の授業で観た映画の感想を発表した。グループ内でいろいろな意見が出たが、その中で印象に残ったのは、「かつきママがカミングアウトに成功したのは、かつきママがLGBTを隠していたときに周りに明るく振る舞い、人気者になっていたからだ。」という意見だ。カミングアウトの成功には、その人自身の努力が不可欠だということに気づくことができた。
また、ランドセルの色についての議論では、「子供がランドセルを選ぶとき、大人が口を挟まず、子供が納得するまで選ばせてあげることが大切」という意見が出た。子供たちに、大人の持つ偏見や価値観を伝えないことで、未来の子供たちの多様性につながると思う。
LGBTの問題やランドセルの問題、吉野家の問題など授業で取り扱った問題がつながっていて面白いと感じた。
◆かつきママの生き方に感銘したと言う方が多かった。
やはり自分自身も、かつきママは普通の人とは違うということに対して、明るく振る舞っていて素晴らしいと思いました。那覇市長・城間さんの「十人十色でいいのに、十人十色でいられない。」という言葉がとても心に残っていて、グループのみんなと様々な意見を出し合いました。今の世の中は女性は男性を。男性は女性を好きになるのが当たり前になっていると思います。そのため、これからはLGBTQの理解がより広まるべきであると感じました。
◆今回は松岡さんのお話、沖縄カミングアウト物語を振り返りました。また、ランドセルの色というテーマでジェンダーレスについても考えました。私は、LGBTQ+は昔に比べて皆が知っている時代になってきて、だからこそカミングアウトもしやすくなっているのだと思っていました。しかし、班員の方と話し合った結果、カミングアウトが成功するか否かには、結局はその人の元々の人柄がかなり影響しているのではないかという話が出ました。確かに、松岡さんも、かつきママさんもとても明るく、前向きな方だったので、カミングアウトは、皆が皆うまくいくとは限らないかもしれないということを知って、少し残念な気持ちになりました。もし、元々大人しい性格の当事者の方がカミングアウトをして、周りとの人間関係が変わってしまったり、特別視されてしまったりしたらカミングアウトすることが怖くなってしまうと思います。もちろん、カミングアウトが上手くいくかどうかは周りの人によるとは思いますが、周りの環境によっては、そのカミングアウトに至らないこともあると思うので、もっと地域単位ではなく、国全体としてLGBTQ+に理解があるような環境になればいいなと思いました。また、ランドセルの色についても、育ってきた環境によって女の子、男の子の色がなんとなく定着してしまっていると思います。私の幼稚園ではスモックの色が男の子は水色、女の子はピンクでした。その時は特に違和感を覚えませんでしたが、本当はピンクを着たい男の子や、水色を着たい女の子がいたかもしれません。そういう些細なところでも、周りからの視線などを気にせずに、子供が好きな色、ものを選ぶことができるようになればいいなと思いました。
【3年】
◆ジェンダーレス、正確さ、同性愛など、「カミングアウトしやすい時代」から、「わざわざカミングアウトする必要のない時代」に変わればいいなと思いました。理解が深まりつつある現代社会とはいえ、LGBTの人たちが生きやすいかと言われたら、そうではないと思うので、好きな人や趣味趣向が人それぞれ違うように、好きな人が同性であることも当たり前である環境に変わればいいなと思いました。
◆ジェンダーについて改めて話し合いましたが、やはり根本的には自分と違う人間という設定で考えている人が多いと感じました。自分自身現在はノンケですが、自分や仲のいい友達はバイセクシャルになったら人間全員がパートナーになる可能性ができて人生が広がるかもしれないよねと数年間話しながら生活していたので、松岡さんやかつきさんのようなほぼ先天的、生まれつきだけでなく何かのきっかけや思考の変化で後天的に性嗜好または性自認に変化が加わる可能性を考えていない人がほとんどであることをほのかに再確認しました。
後半のランドセルのテーマについては、性別関係なく好きな色を身に着けられるようにということでしたが、商売として考えると需要がないと売り続けることは難しくなると思うので、新しい取り組みとして50色という超多色展開を達成しても3~5年程度で統計をとりまた大幅に絞るのではないかと思いました。需要の少ないカラーは受注対応、など完全に門扉を閉じる必要はないと思いますがやはりある程度の利益は大切だと思います。
◆トイレの看板も女性は赤で男性が黒など、色で性別を区別することが多々あると感じます。
新聞の記事を読んでなんとなく女児がピンクで、男児がブルーになってきたことに驚きました。また、戦隊モノの真ん中は赤色なのになぜ、ランドセルなどを選ぶときは赤色を選ばないのか不思議に感じました。ジェンダーの問題は考えることはできるが、実行に移すのが私自身、まだ難しい部分があります。これからは土屋鞄製造所のように実行に移していくことが重要なのだと思いました。
【4年】
◆固定観念や偏見は特に理由もなくつくられ、一度つくられてしまうとなかなか変えられないということはよくあることのように思えました。
ランドセルのカラーに対する偏見も不思議ですが、そもそもランドセルを背負うことが当たり前であると思っていることも偏見のように思えます。
◆色んな人の意見を聞いたが、共通していたのは打ち明けやすいような環境づくりが大事ということだった。未来は打ち明けることすらせずそもそも当たり前の環境を作るのが大事だと思う。
(以上、44人)