ものを作る、それは僕の原点
ものを作るということは、僕の人生そのものです。
きっかけは、7歳の時にドラえもんと出会ったことでした。その世界に魅了され、自分でも描いてみようと思い、漫画を描き始めました。毎日夢中でノートにキャラクターを描き、小さな物語を作る。その楽しさを知ってから、創作は僕にとって特別な居場所になりました。
そして小学校5年生の時、運命のような出来事がありました。担任の先生が漫画を描いている人だったのです。その先生に漫画を見てもらいたい一心で、僕は新聞係になりました。最初は学級新聞の片隅に四コマ漫画を載せていましたが、漫画熱がどんどん盛り上がり、ついには学級新聞を丸ごと漫画にしてしまいました。友達が笑ったり、楽しんでくれるのが嬉しかったです。あの時の「誰かを喜ばせるために作る」という経験が、今の僕の創作の原点になっています。
14歳でギターに出会い、15歳で初めてのオリジナル曲を作りました。曲を作る瞬間は、まるで別の世界にいるような感覚です。まるでもうひとりの自分が、僕を導いているかのように、顕在意識を超えたところで曲が生まれる。その時間は夢の中にいるようで、どうやって曲が完成したのか覚えていないこともあります。でも、その不思議な時間で生まれた音楽が、人の心に触れる瞬間が何よりも好きなんです。
ものを作るということ。それは僕が「本当の自分」を生きている時間。幼い頃、漫画を描いて喜んでもらえた時のように、作ることで誰かの心に喜びや癒しが生まれる瞬間が、僕の人生の中心です。そして今、その思いを音楽に込めて「森のおんがく」として届けて行こうと思っています。
もっと、この「作る時間」を生きていたい。そして、僕が作る音楽を通じて、一人でも多くの人に特別なひとときを届けたい。それが僕の願いです。
音楽という形に変わった創作は、今も誰かを喜ばせたいという僕の原点に根ざしています。僕の音楽を聴いて、少しでも癒されたり、励まされたりしてくれる人がいるなら、その人たちの存在が、僕の次の一歩を支えてくれます。
だから僕はまた、新しい音楽を作り続けます。森のおんがくの世界を、少しずつ広げながら。
そして12月14日リリース予定のアルバムに向けて、創作のラストスパートに入ります。このアルバムは、僕にとっての「森のおんがく」の集大成であり、新しい一歩でもあります。
「森のおんがく」の世界が、あなたの心にも響きますように。
この12月、カヒロが奏でた「森のおんがく」が一枚のアルバムとして、あなたのもとへと届きます。それは、カヒーロの森から風に乗って流れ出た、森の声と調べの結晶。あなたの心の中に眠る小さな「音楽の種」を、そっと目覚めさせてくれるかもしれません。
このアルバム「森のおんがく」を通じて、カヒーロの森の魔法に触れてみてください。心の奥深くに広がる音の世界へと、どうぞゆっくりと耳を傾けてみてください。
カヒーロの森、音楽のお土産屋さん