市場価値の見つけ方、世界で売れまくるオニギリに学ぼう!
「売れない・・・」と嘆く暇があるなら、さっさと割り切って売れる市場を探した方が得策だよ!というお話をします。
以前、”とにかく明るい安村”がイギリスでうけた!というお話をnoteで投稿しました。↓↓↓
今回は、この続編とでも言える投稿ですが、今度の題材は芸人ではなく「おにぎり」です。
僕の自宅の最寄り駅構内に、「おむすび権兵衛」があります。あなたは利用したことがありますか?
店内でおにぎりを握ってその場でテイクアウトで販売するという極めてシンプルなビジネスです。ビジネスモデル自身は何のひねりも表面的にはありませんし、最新型のIT系でもありません。
昔からある極めて商売の原点のようなモデルです。商品も画期的というようなものではありません。このAI時代に、おにぎりの販売ですよ!(あ、決しておにぎりをバカにしているのではありません・・・(^^ゞ
実は、最近この権兵衛が世界進出に成功しているという記事を目にしたのです。
ラーメン、寿司に肩を並べるのか、日本米のおにぎり!たしかに、ありそうでなかった世界のおにぎり市場なのかもしれませんね。
記事によると、2013年に米国、17年にフランスに進出した「おむすび権米衛」では、コロナ禍で需要が急増し、現在もランチ時と夕食前のピーク時は連日行列ができるといいます。
日本で商売が厳しくなったから世界に出よう!ではなく、日本でも基盤を持ちつつ、世界でもおにぎりを広げよう!という志のもと展開されているようですが・・・
とにかく明るい安村さんの時と同じ状況が頭の中でシンクロしてしまいましたよ。
結局ね、商売とはどのような市場を切り取るか?または、どのような市場で価値を見出すか?この勝負だと思うんですよね。
もちろん、商品力があることが前提ではありますよ。
ただね、その商品力というのも曖昧なもので、人によって商品力の受け止め方は異なるんですよね。市場によって商品力の定義って変わってくるんです。
であれば、今立っている市場においての商品力を高める努力は日夜するにしても、芽が出ないとすればそれは努力不足ではなく、単純に市場が合ってない(フィットしていない)だけかもしれませんよ?
実験的に参入する市場を変えてみてはいかがでしょうか?これまでの市場ではニーズがなくても市場を変えれば別のニーズに刺さるかもしれないですよね。
また別の市場に変えることで新たな価値を見い出すかもしれませんよね。こうして、市場をずらしてみる実験は常に大事だと思うのです。
また、戦略的に同じコア技術やコア商品を市場を変えながら何回も売りまくるやり方もあります。
ディズニーはどんな展開をしているでしょう?イメージしてみてください。
ディズニー映画でヒットさせ、その後、DVD他メディアで展開し、人気キャラクターはディズニーストアで物販でも収益を上げ、知的財産権を他社に販売し、メガヒットしたコンテンツは最後にディズニーランドのアトラクションとして建設されていく流れ。
任天堂なら、ゲームをヒットさせ、マリオで映画をつくり、USJにアトラクションをつくるという鉄壁モデル。
1粒で何度美味しいのでしょう?
参考までに言うと、これらのビジネスモデルはマルチウィンドウ型モデルとも言います。
このように、芽が出ないから市場を変える場合にしろ、ヒットを出して市場を変えていく場合にしろ、目線を変えることがいかに大切かということをおにぎりの事例からも学べます。
顧客対象を変える、エリアを変える、時間を変える、形式を変える。変える切り口は、ベーシックに5W1Hを順番にひねるだけでもできます。
さて、ここまでは、おにぎりの事例から市場を変えることの大切さとポイントを整理してきました。
ただ、やっぱり最後に大切になることは、ビジネステクニックではなくマインドそのものです。
だって、テクニックがあってもマインドがなければテクニックは活きないですからね。
では、どんなビジネスマインドが必要なのか?
それは、目の前の業績悪化に一喜一憂せず、とにかく実験、また実験を市場を変えてでも繰り返す心意気です。
うまくいかない!失敗した!と思った時に大切なことは、感情ではなく冷静に実験を繰り返すだけの理性です。
一つやってうまくいかなかったらすぐに憂いたり、やめてしまってはそこでゲームオーバーになります。
たとえるなら、何回でも打席に立ち続けるのです。とにかく試合に出続けるのです。試合にでなければ活躍のしようがありませんからね。
こうして、おにぎりの事例からも勇気をもらえたよ!という個人的な学びでした。
おしまい。
さて、今回の内容は
いかがだったでしょうか?
少しでもお役に立てば幸いです。
それでは、また会いましょう!
著者・思考の整理家® 鈴木 進介
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