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Vol.1 ルーキー・スマートとは? 〜ルーキーがベテランを凌駕する瞬間〜

こんにちは。すずきです。
ご覧いただいて誠にありがとうございます。

さて、今日から3回に分けて、私が大切にしている考え方の1つである【ルーキー・スマート】について、書かせていただきます。

●そもそもルーキー・スマートとは?
●ルーキー・スマートの4つのモード

(今日はここまで)

(次回以降の予定)
●バックパッカーモードと狩猟採集民モード
●ファイアウォーカーモードと開拓者モード
●ルーキー・スマートを持ち続けるには?
(永遠のルーキーになるには?

それでは始めてまいります!

●そもそもルーキー・スマートとは?

ルーキー・スマートとは、「ルーキー特有の思考と行動」を指します。  

なお、ここでいうルーキーとは社会人1年目などを意味せず、「新しい何かに取り組む方々、その種の仕事をした経験がない方々」を指します。また、そうではない方々をベテランと定義します。

そのため、実際のルーキーやベテランとはイメージが異なります。
短いキャリアの方でも同じ仕事ばかりしている場合にはベテランになり得ますし、
長いキャリアの方でもルーキー・スマートを保っている方もいらっしゃいます。

以下、参考資料として挙げた書籍に則った定義で、ルーキーとベテランという言葉を用います。

さて、仕事に慣れ始めてきた時、こんなことを感じたり、思ったりしたことはありませんか?

・これまでに培った経験に囚われて新しいことへ挑戦することが億劫になる。

・何も考えずにできてしまう

・新しい知見や概念を疎む。他人に頼ることなく自分一人で判断する。

など。少なくとも、ついこの前までの私はそうでした...今もかも...😅

経験を蓄積すること自体は、もちろん悪いことではありません。
問題は、経験を蓄積してしまった時に起こりうる思考パターン・行動パターンにあります。

いわゆる、頭でっかちの状態です。

動物園で、虎🐯とか、熊🐻とか、ライオン🦁とかが、グルグルと同じ道を歩んでいる場面を見たことはありませんか?
勝手知る道から外れることなく安全で一定のペースで歩む、言うなればあのような状態です。

一方で、(成果を上げる)ルーキーは、無知を自覚しているからこそ、経験がないからこそ、素早く行動したり、他人の言葉に耳を傾けたり、新しい情報にオープンであったりする傾向にあります。

ルーキーとベテラン、仕事の仕方はどう違う?

『ルーキー・スマート』の著者リズ・ワイズマン氏が、「ルーキーとベテランが仕事の課題にどのように臨み、どのような成果を出したか」を調査したところ、次の4つが明らかになりました。

(1)ルーキーも目覚ましい成果を上げる。多くの局面でベテランに肩を並べられる。
(2)ルーキーの成功の仕方はベテランと異なる。
(3)ルーキーの行動は一般のイメージ通りでない。
(4)経験は危険な死角を生む。行動が習慣化すると新しい可能性が見えなくなる。

また調査では、以下の場においてはルーキーがベテランを凌駕するほどの成果を出すことも明らかになりました。

(1)新しいフロンティアを探索し、イノベーションを行う時
(2)素早く成果を上げなくてはならない時
(3)正解が複数ある時
(4)情報がありすぎて、一人では把握しきれない時

各項目の詳細は参考資料をご参照ください。

つまり、ベテランとルーキーの差異は次の通りです。

ベテラン
経験が枷となり、誤った自信を持ち、思考や行動が一定のパターンと化してしまいがち

ルーキー
誤った自信をいだくわけでもなく、経験がないからこそ先入観や固定観念にとらわれずに、新しい可能性を探ることができる  

上記を踏まえまして私の主張は次の通りです。
変化が激しい時代だからこそ、ルーキー・スマートを保ち続ける必要があるのではないか

以下では、ルーキー・スマートってどういう状態なのか?を具体的に掘り下げていきます。
(もう少しだけ、お付き合いください!)

●ルーキー・スマートの4つのモード

ルーキー・スマートには大きく4つのモード(とそれぞれにおける思考パターン)があります。

①バックパッカーモード
(新しい可能性を無制約に探る)

②狩猟採集民モード
(周囲を探索し、時には周囲の助けを得る)

③ファイアウォーカーモード
(慎重かつ敏捷に動く)

④開拓者モード
(欠乏感と好奇心を持ち猛烈に追求する)

それぞれのモードに対比して、ベテランは次のような快適ゾーン(と思考パターン)を示します。

①管理人
(同じやり方を貫き、守りに入る)

②現地旅行ガイド
(知った場所から動かずアドバイス側になる)

③マラソンランナー
(緊張感なく漫然と一定のペースで進む)

④定住者
(確立した地位から動かない。快適と消費)

なお、ここに挙げたモードは、
良い悪いを示すものでもなく、人を分類するためのものでもありません。
同じ人でも、局面によってはさまざまなモードに入ります。
ある側面ではルーキーのモードでも、別の側面ではベテランのモードに入ることもあります。

あくまでも、自分が今どこのモードであるのかを自覚するための分類です。

また、ルーキー・スマートの有無は年齢や経験で決まる訳でもなく、その時の精神状態や考え方で決まります。

未来を見据えると、ルーキー・スマートの思考形態や行動形態を保ち続けることが、非常に大切なのではと感じます。

それと同時に、ベテランモードでいたい気持ちもありますよね...。

私もまだまだ... 今回の記事もほとんど自分の学びの整理のために書いているようなものです...笑  

今回は触りではありますが、次回以降、更に各モードについて深堀をし、
ルーキー・スマートの育み方や、ルーキー・スマートを手に入れる方法について、書かせていただければと思います。

ここまでお読みいただいて、ありがとうございます!

なかなかうまくまとめられなかったかもしれませんが...
変化が激しい時代だからこそ、ルーキー・スマートであり続ける」ことだけでも伝わっておりましたら嬉しいです!

参考文献や資料:
・「現状維持をやめて新しい可能性に挑戦するには」 daigo(ニコニコorぬこみこ動画)
・『ルーキー・スマート』 リズ・ワイズマン著 池村千秋訳 海と月社出版

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