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DX・IA

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DXプロジェクトに求められるUXデザイナーやインフォメーション・アーキテクトの役割、その他、プロジェクト推進で役立つ考えやノウハウをまとめます。
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記事一覧

ビジュアルシンカーと情報デザイン:とある講義資料をスライドにまとめるとき

今年の1月から企業向けにプロダクト開発におけるUXデザインと、情報アーキテクト(IA)の研修…

鈴木雅彦
5日前
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相手に意図を伝えるための情報のデザイン

世界中の専門家がプレゼンを行う「TED」という取り組みがある。TEDは、Technology、Entertainm…

鈴木雅彦
8日前
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僕はWBSが作れない

「このタスクを、いつまでに、誰が担当して…」という例のアレだが、僕はこのWBSを作れない。…

鈴木雅彦
10日前
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ゴールの狭間にあるもの

「ゴールから逆算して考える」 広くビジネスの現場では、上のような逆算思考で物事を考えたり…

鈴木雅彦
1か月前
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NPSって何? 顧客満足度と何が違うのか調べてみた

最近、NPS(Net Promoter Score)というものを調べている。顧客満足度と同じものかと思ってい…

鈴木雅彦
2か月前
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思考を鍛える国語教育:「問いを立て、解を導くこと」の意味

高校1年になる娘の学校では、現国の授業で次の教科書を使っている。 東京書籍から出版されて…

鈴木雅彦
2か月前
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思考の限界を超える方法:ワインバーグが教える問題解決のアプローチ

はじめに「ライト、ついてますか」という本がある。 この本は、J.M.ワインバーグが書いたもので、問題解決の原理を掘り下げ、それを独自の視点で考察している名著だ。しかし、ビジネス書籍のコーナーで、この本がオススメされている光景を見たことがない。残念でならない。 本書について語る前に、導入としてこんなシーンを考えてみたい。 問いを立てる局面とあるDXのプロジェクト。 それを担当するディレクターだとしよう。 クライアントを取り巻く複雑な課題を前に、どのような「問い」を立て

ディレクターが押さえるべきデザインシステムの本質

先週、久しぶりに15年以上の付き合いになるエンジニアと話をした。 彼は、今でもプロダクト開…

鈴木雅彦
3か月前
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再現性と平準化の境界、そして狭間

企業が着実に成長し、大きくなる過程で直面する課題がある。それは高い能力を持つ一握りのアウ…

鈴木雅彦
3か月前
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ゼロUIが切り開く未来

朝起きてからの行動を振り返ってみる。 自分のスマホを手にとって、今日一日の流れを確認する…

鈴木雅彦
3か月前
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美しさの秘密:比率が生み出す秩序と調和

20年以上前だが、僕が研究室に在籍していた頃、教授から一冊の本を紹介された。 それは、認知…

鈴木雅彦
4か月前
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形式化されたデザイン思考

「デザイン思考」 今や多くの企業が、その言葉を聞いてすぐに理解できる時代になった。 それ…

鈴木雅彦
4か月前
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続 IA(インフォメーション・アーキテクト)って何者?

だいぶ前に、こんな記事を書いた。 インフォメーション・アーキテクト(以下、IA)って何をす…

鈴木雅彦
4か月前
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IAの適合度を定量的に評価する方法を考えてみる

理系を専攻すると、大学1年で微分方程式を習う。 もちろん、もっと難しいものもある。この微分方程式は、僕らが知らないだけで身近なところで使われている。マーケットの予想もそうだし、AIの機械学習、人工動態予想、建築、スマートフォンの電波など上げればキリがない。 通常、これらの式には「一般解」や「特殊解」といった解が存在する。 最初の式を積分すると、定数Cが出来て真ん中の形になる。これが一般解。ここから、定数Cに「特定の諸条件(今回はC=5)」を加えて、y=kx+5と表したも