鈴木雅彦

株式会社サインの代表取締役。仕事では、DX、IA、UXに興味があります。プライベートでは、将棋、麻雀、料理、東洋思想(中国古典)が好きです。仕事を中心に、日々考えていることを書いていきます。https://signcorp.jp

鈴木雅彦

株式会社サインの代表取締役。仕事では、DX、IA、UXに興味があります。プライベートでは、将棋、麻雀、料理、東洋思想(中国古典)が好きです。仕事を中心に、日々考えていることを書いていきます。https://signcorp.jp

マガジン

  • 子育ての記録

    ASDの息子と、ともに生活するきょうだい児への関わり方。日々の子育てで悩むこと、親として選択してきたことのまとめ。

  • AI(Midjourney)

    主にMidjourneyを利用したアウトプットを勉強しています。プロンプトの参考にどうぞ。

  • DX・IA

    DXプロジェクトに求められるUXデザイナーやインフォメーション・アーキテクトの役割、その他、プロジェクト推進で役立つ考えやノウハウをまとめます。

  • がん告知後の葛藤と記録

    大丈夫だろうと思っていたら癌だった自身の記録を、詳細なデータとともにまとめておく保管場所。同じような経験をされている方、グレーゾーンと言われて不安な方向けに、自分のことを赤裸々につづります。

最近の記事

  • 固定された記事

ディレクターが押さえるべきデザインシステムの本質

先週、久しぶりに15年以上の付き合いになるエンジニアと話をした。 彼は、今でもプロダクト開発の第一線で活躍していて、大規模な開発案件を多数こなしている。そんな彼に聞きたかったことが、タイトルにもあるデザインシステムについて。 昨今のデザインシステムの潮流、その整備のあり方について、僕(主にIAとして担当)が感じていることを伝えた上で、エンジニア視点で見た時に思惑の違いがあれば指摘して!ということをお願いした。 実は、ここ数年のデザインシステムを取り巻く動向について、個人

    • 子どもの好奇心を育てるための情報の差し出し方

      「チ。-地球の運動について-」というアニメがある。 このアニメを見ていた子どもから、こんな質問をされた。 「このアニメの舞台っていうのかな。天動説とか地動説の繋がり?みたいなもの。それって何で勉強するもんなの?」 ほー、そんなことに関心持つなんて、今どきのアニメの影響ってすごいものだ。 この質問に答えるため、僕が真っ先に思ったこと。 それは、中世以降の科学史の系譜を、一体どこから伝えたらいいのかなということ。都合のよく、程よい感じにまとまったサイトなどあるわけもなく、

      • 理由なき創作への情熱:劇場版「ルックバック」を視聴して感じたこと

        先日、Amazonプライムで劇場版ルックバックが公開された。 原作の漫画は子どもから紹介されて読了済み。 前々から劇場版アニメがどんなものか気になっていた。 原作の持つ世界観、描写、特徴的なセリフを映画化した場合、一体どうなるんだろう?という素朴な疑問。 そう思っていたものの、忙しさにかまけて観る機会を逸していた。 そこで、週末に思い立って劇場版を観てみたのだが、合計3回ほど視聴して、3回とも泣いた。「なんで泣いてるの?」と子どもに突っ込まれるが、このシーンのアレはこう

        • perplexity.aiのリアルタイム速報が個人的に一番見やすい。 https://www.perplexity.ai/elections/2024-11-05/us/president

        • 固定された記事

        ディレクターが押さえるべきデザインシステムの本質

        • 子どもの好奇心を育てるための情報の差し出し方

        • 理由なき創作への情熱:劇場版「ルックバック」を視聴して感じたこと

        • perplexity.aiのリアルタイム速報が個人的に一番見やすい。 https://www.perplexity.ai/elections/2024-11-05/us/president

        マガジン

        • 子育ての記録
          11本
        • AI(Midjourney)
          10本
        • DX・IA
          29本
        • がん告知後の葛藤と記録
          15本

        記事

          日常に溶け込む聴覚のサポート

          AirPods Pro 2 の補聴機能「なんだか聴こえにくいなぁ」という自覚症状は、誰しも経験があるようだ。 日本だと軽〜中度の難聴者が増えているらしい(※カナル式のイヤホンが普及したせいだろうか)。 下記サイトによれば、全年齢の約10.9%(約1,390万人)が、何らかの聴こえにくさを自覚しているとされる。 耳の聴こえにくさを緩和する機器で、真っ先に思いつくのが"補聴器"だ。 だが、購入にはハードルがある。 一般的な相場が10万円〜ということで、すぐに飛びつけるもので

          日常に溶け込む聴覚のサポート

          If you are not tranquil, you will not be able to realize your ambition, if you are not quiet, you will not be able to realize your vision.

          If you are not tranquil, you will not be able to realize your ambition, if you are not quiet, you will not be able to realize your vision.

          The downtown is packed with people dressed in all kinds of creative costumes. 3D style model.

          The downtown is packed with people dressed in all kinds of creative costumes. 3D style model.

          思考の限界を超える方法:ワインバーグが教える問題解決のアプローチ

          はじめに「ライト、ついてますか」という本がある。 この本は、J.M.ワインバーグが書いたもので、問題解決の原理を掘り下げ、それを独自の視点で考察している名著だ。しかし、ビジネス書籍のコーナーで、この本がオススメされている光景を見たことがない。残念でならない。 本書について語る前に、導入としてこんなシーンを考えてみたい。 問いを立てる局面とあるDXのプロジェクト。 それを担当するディレクターだとしよう。 クライアントを取り巻く複雑な課題を前に、どのような「問い」を立て

          思考の限界を超える方法:ワインバーグが教える問題解決のアプローチ

          The role in mahjong that means "flower blooms on the peak".

          The role in mahjong that means "flower blooms on the peak".

          The role in mahjong that means "Touching the moon under the sea".

          The role in mahjong that means "Touching the moon under the sea".

          再現性と平準化の境界、そして狭間

          企業が着実に成長し、大きくなる過程で直面する課題がある。それは高い能力を持つ一握りのアウトプットを、どのように再現できるか?ということだろう。 個人に依存しているノウハウを、組織全体に共有する方法を見つけることは、企業の成長を支える上で必要不可欠だ。俗に言う「暗黙知」を「形式知」にしていくことは、いつか一握りの人が辞めた後でも、同程度のサービスを提供できることにつながり、生存戦略としても間違ってはいない。 しかし、コンサルにしろ、クリエイティブにしろ、個人の資質という「土

          再現性と平準化の境界、そして狭間

          The scene features a crystal-clear river flowing through an area lush with grasses and wildflowers, rendered in a Minecraft-style 3D.

          The scene features a crystal-clear river flowing through an area lush with grasses and wildflowers, rendered in a Minecraft-style 3D.

          ゼロUIが切り開く未来

          朝起きてからの行動を振り返ってみる。 自分のスマホを手にとって、今日一日の流れを確認する。 その後、トイレに向かうのだが、大抵、多くの人が何かしらのデバイスを触るはずだ。 スマホに限らず、パソコンや家電など、僕たちは日々の生活を送る上で、実に多くのインタフェース(UI)に囲まれている。そして、それらの画面は複雑になる一方だ。一昔前までの、物理的なボタンがなくなったとはいえ、画面にはタッチやクリックで操作するアイコンやボタンが立ち並ぶ。 ここ数年の話だが、この現代のあたり前

          ゼロUIが切り開く未来

          同じキャラ(元素材)を使って別シーンを作ったり、似た画風で別キャラを生成したり。--sref、--crefあたりを勉強中。

          同じキャラ(元素材)を使って別シーンを作ったり、似た画風で別キャラを生成したり。--sref、--crefあたりを勉強中。

          The artificial intelligence, soul, nature, life --style raw --s 700 --niji 6

          The artificial intelligence, soul, nature, life --style raw --s 700 --niji 6

          美しさの秘密:比率が生み出す秩序と調和

          20年以上前だが、僕が研究室に在籍していた頃、教授から一冊の本を紹介された。 それは、認知科学の権威であるV.S.ラマチャンドランが書いた「脳の中の幽霊」という本だった。彼は幻視という現象を通して、脳がどのように視覚的な情報を処理しているか記しており、存在がないものをあるように感じる人間の認知機能を知り、とても不思議な気持ちになった。 その後、2013年に、僕は当時勤務していたウェブ制作会社から独立。 固定の案件もなく、毎月のお金が目減りしていく毎日。 どうしようもなく

          美しさの秘密:比率が生み出す秩序と調和