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『ポケモンスカーレット』ジムリーダーカエデにいかにして負けたか

先日から『ポケットモンスタースカーレット』(Switch)をプレイしています。
わたしのポケモン歴は大変浅く、『Pokémon LEGENDS アルセウス』を20時間ほどプレイしたことがあるのみで、その他アニメなどのコンテンツにも一切ふれてきませんでした。
社会現象にもなった『Pokémon GO』もやったことがありません。
なのでポケモン151匹言えるかな?どころではなく10匹言えるかどうかもあやしいというレベルです。

ピカチュウとイーブイのつもり

そんなわたしがなぜ『ポケモンスカーレット』をプレイしてみようかと思ったかと言うと、ポケモン有識者の方々が口をそろえて「ストーリーが面白い
」と本作を推していたからです。
最初は『ポケットモンスターソード/シールド』がお着替えができるゲームだという評判を聞いてそちらにしようかと思っていたのですが、そこまで皆さんがいうならきっと面白いのだろうと『ポケモンスカーレット』をプレイすることにしました。


ちなみになぜ『バイオレット』ではなく『スカーレット』にしたかというと、表紙に描かれている乗り物にもなるポケモンのデザインや、
学校や制服などのメインカラーがオレンジ色であるところがなんとなく好みだったからです。
登場するポケモンの種類が一部違うようですが、そもそも『ポケモン』シリーズにどんなポケモンがいるかすら知らないのでそこは重要視しませんでした。


この記事ではポケモンに慣れているプレイヤーなら負ける方が難しいと思われるジムリーダーのカエデという序盤のボスに初心者である自分がいかにして負けたのか、
その一部始終をお届けしたいと思います。
歴代ポケモンシリーズを遊んでいる人にとってはいったい初心者がどんなプレイをするのか、逆に興味があるのではないかと考えました。

『ポケモンスカーレット』はオープンワールドで、学園でのチュートリアルを終えるといよいよ冒険が始まり、自由に世界を駆け回れるようになります。
メインストーリーは3つに分かれており、任意の順で攻略できるのですが、わたしはまずは西門から出て「チャンピオンロード」というシナリオを進めることにしました。
これは同級生で生徒会長でもあるネモのおすすめルートであり、ポケモンジムを巡ってリーダーと戦い、チャンピオンを目指すという筋書きになっています。
なぜこのルートを選んだかと言うと、マップを見た時に東より西の地形の方が単純で方向音痴の自分にも易しいと思ったのと、ジムがある街を探索してみたいと思ったからです。


街へ着いてしばらくぶらぶらしたあとポケモンジムへ行くと、ジムリーダーのカエデと戦うにはまずは「オリーブ転がし」をする必要があると言われました。
「オリーブ転がし」……初耳だけどポケモン用語だろうか?
疑問に思いながら現地へ行くと、超巨大なオリーブの実を転がしてゴールに運ぶというミニゲームが待っていたのです。
ものすごくシンプルなゲームだったのでこれは簡単にクリアでき、ついにジムリーダーのカエデに挑戦する運びとなりました。
正直、この時点までは余裕しゃくしゃくでゲームをプレイしていたのです。


チュートリアルでは案内役のネモと戦う場面もあったのですが、そこまで切羽詰まった展開でもなかったため、
レベル上げもポケモン集めも一切せず、道端のトレーナーとも一戦もせずにジムリーダーカエデと相まみえることになりました。
この時の手持ちのポケモンはニャオハとグルトンの2匹だけでした。
グルトンはチュートリアルで絶対に手に入れるポケモンです。

いっさい資料を見ないで書いています

カエデが使うのはむしポケモンだということは事前に分かっていましたが、
「そうなんだ」くらいの感想しか持っていませんでした。
バトルがはじまり、カエデがバッタのポケモンを出してきた時も「なるほど、たしかにどう見ても虫だな」と思っただけでした。
ポケモン界におけるこのバッタの立ち位置は知りませんでしたが、一番初めのボス戦なのだから、きっとそこまで強くはないだろう……と油断しきっていたのも事実です。
結果、惨敗。
主力のニャオハがあっという間に倒れ、グルトンも瞬殺。
コントローラーを手に呆然としました。


こんなに簡単に負けてしまうとは……。
さすがに認識を改める必要があると反省しました。
まずは相手が「むしポケモン」であるという有力な情報があるのだから、対策をしようと決意したのです。
一応ポケモンにはタイプがあり、相性があるということは知っていました。
ですが、どのポケモンがどのタイプであるか、そしてどれとどれが相性がいいのか/悪いのかということは分かっていませんでした。


調べてみると、「むし」に有効なのは「いわ」「ほのお」「ひこう」タイプのポケモンであることが判明しました。
そして自分の連れている「くさ」タイプのニャオハは相性が悪く与えるダメージが半減してしまうのです。
これはどうしたってポケモン集めをするしかない。
そう決意し、フィールドへ出たものの、先述したようにわたしはポケモンをみてもそれがどのタイプなのかが分からないので、いきあたりばったりでは見つからないだろうと思いました。
そのため「いわ」はきっとゴツそうな見た目、「ほのお」は赤い、「ひこう」は空を飛んでいるはず――そうアタリをつけて探すことにしました。
さっそく空を飛んでいるポケモンを捕まえました。

マウスで描いたのでタッチが荒いがイメージが伝われば


ところがこのポケモンは2つのタイプを備えており、「ひこう」は良かったのですがもうひとつは「くさ」なのでこれもまた相性はあまり良くなさそうです。
そして探すこと1時間、ついに「いわ」ポケモンを見つけました。

名前は忘れたのでタニシ(仮)としておく


やった、これで鬼に金棒だ。
攻撃で「むし」にこうかばつぐんな「いわ」属性のものも持っているし、勝利はもう見えたものと思いました。
ポケモンジムに帰る道中、「有名なのでこれは見たことがある」という理由でプリンも捕まえました。

マウスでなければもっと上手く描けるのですが……


そしてついにジムリーダーカエデとの再戦!!
「くさ」タイプのニャオハを下げて「いわ」タイプのタニシ(仮)を出し、ついに大躍進が見られるはず!とウキウキしたものの、
タニシ(仮)はあっさりやられてしまいました。
「いわ」タイプなのにどうして!?
タニシ(仮)への期待が大きく、主戦力と目していたためあっけない幕引きに焦燥感が募りました。
探索中、結局「ほのお」タイプは見つからず、「ひこう」タイプのポケモンも最初の「くさ」との2タイプのポケモンの他には出会えなかったのです。



そして、そんな中思わぬ活躍を見せたのが、ただなんとなく捕まえただけのプリンでした。
プリンは「フェアリー」タイプなのですが、「むし」に耐性があるらしく受けるダメージが半減されるのです。
「すごいきずぐすり」などで回復しつつ、ついにプリンでバッタポケモンを倒すことに成功しました。
やったか!?
しかし、ジムリーダーカエデは2体目のポケモンのタランチュラを繰り出してきました。
連戦になると思わなかったので焦りましたが、引き続きプリンで対抗します。
頑張るプリン。
2体目のタランチュラも無事倒すことができました。
いろいろ技を覚えたりしながらようやく終わった……と胸を撫でおろしましたが、カエデはなんと3体目を出してきたのです。

やたらかわいい


それはクマのポケモンでした。
これも「むし」なの!?
驚いている内にクマはテラスタルというパワーアップバージョンに変化してしまったので、こちらも対抗すべくプリンをテラスタル化させました。
しかし徐々にダメージをくらい、プリンの体力が残り2になってしまったのでポケモンを交代させました。
しかしポケモンを出す→クマの攻撃→瞬殺
という事態が続き、ニャオハもやられ、残り体力2のプリンを再び出さなくてはならなくなりました。

プリン、お前だけが頼りだ

きずぐすりなどのアイテムは相手の攻撃より先に使うことができるので、プリンを「いいきずぐすり」(60回復)で全回復しました。
さあ、プリン、頑張って!!
そして相手のクマの攻撃。
HPが一気にゼロへ。

目を疑う瞬間

さっきはもっと耐えられたのに、なぜ!?
まさか、攻撃するごとにダメージが上がっている……!?
愕然としながらも、どうしたってカエデに再び敗北した事実を飲み込まなければならないのでした。

タニシ(仮)の瞬殺され具合
プリンの思いがけない頑張り
……そういった思い出を胸に再びフィールドへ強いポケモン探しに旅立ちました。
もしかするとプリン6匹構成にした方がいいのかもしれません。
あと、攻略本が出ていることを知りましたので、ここは素直に買ってしまうという手もあります。
始まったばかりの『ポケモンスカーレット』。
果たしてクリアできる日は来るのでしょうか……。