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『ドラゴンズドグマ2』期間限定2時間フリートライアルで遊んだ感想

現在、期間限定で『ドラゴンズドグマ2』がフリートライアルで2時間遊べるというのでさっそくプレイしてみました。
ちなみにハードはXboxです。
2時間をフルに使うため、あらかじめ『Dragon's Dogma 2 キャラクタークリエーター&ストレージ』というキャラクリだけができる別の無料体験版でプレイヤーキャラとなる覚者(かくしゃ)とその従者的存在のメインポーンを作成してから臨みました。


悩むけど楽しいキャラメイク

『ドラゴンズドグマ2』で作れるキャラクターは結構リアル寄りで、全身を細かくカスタマイズできるのですが、かなりさじ加減が難しいのでAIがおすすめしてくれるプリセットキャラクターをベースにして、髪型やパーツの色合いだけを変更して仕上げました。

気の強い女性キャラが好きなので覚者はこんなりりしい感じになりました


背中を守ってもらいたいので優しそうな雰囲気の青年にしました


覚者のジョブはシーフにしてジャンジャン斬りこむことにして、メインポーン(以下、メイポ)はメイジにして魔法&回復を任せることにしました。
この組み合わせは前作の『ドラゴンズドクマ:ダークアリズン』と同じにしています。

『ドラゴンズドクマ:ダークアリズン』の覚者(左)とメイポ



自分の好みが一貫しているので、キャラクターもどことなく似ています笑


『ダークアリズン』の悲劇


『ドラゴンズドクマ:ダークアリズン』は雰囲気はものすごく好きだったのですが、結構序盤で止まってしまっています。
その理由はセーブしないでどんどん夜道を進んでいったらハーピーの大群に出くわし、つかまれて崖から落とされてゲームオーバーになって相当やり直しになりガックリ来たから、というものでした。
わたしがキャラクリの面白さにハマったのはこの作品がきっかけで、何回も作り直したこだわりの2人なので、いつか続きをやろうと思いながら2年ほどが経っていました。

いろいろ新しくなっているだろうし、仕切り直して新作の『ドラゴンズドグマ2』をやった方がいいかもしれない、と思いXboxを購入して発売を待っていたのですが、事前に遊べたキャラクリにこだわり過ぎて終わりが見えず、結局買わずじまいだったので今回のフリートライアルはいいきっかけになりました。
こだわりを捨ててAIにお任せしたことで結果的にかなり気に入ったキャラもできました。
そんなわけでさっそく2時間のフリートライアルを始めたのです。



ちなみに書いている内にあれもこれも語りたいと思い、だんだんプレイ日記のようになってきてしまいました。


とにかくメインストーリーを進める!

プレイにあたって、「2時間のあいだにとにかくストーリーを進める」と決めました。
普段なら念入りにチェックする村人との会話やアイテム採取などはいったん置いておいて、ひたすら話の先を見ることにしました。



物語はかなりドラマチックに始まり、紆余曲折を経て派手なイベント戦などを挟んで、メイポと出会うところまで行き着きました。

ポーンの証である手のひらの傷跡が光る


ポーン周辺のシステムは前作で把握しているので説明は飛ばして、レンタルポーンを2体借りて4人パーティーを結成し、先へ進むことにしました。
覚者がシーフ(両手に持ったダガーによる、威力は低いが素早い攻撃が特徴)、メイポがメイジ(魔法&回復)なので、一人はアーチャー(弓使い)、もう一人はファイター(強力な攻撃&防御)という編成でバランスをとった感じです。


都に行きたい!

先日ドラゴンに襲われた村メルヴェというところに行き、ヒロイン的な女性に出会って過去を回想したり、渋いイケオジにサブクエを頼まれたりそれをスルーしたりしながら話を進めていくと、今度は都に行くことになりました。
『ドラゴンズドグマ2』には2つの国が出てくることは知っていましたので、おそらく今からいくところが序盤の国の最大都市だろうと当たりをつけ、絶対にそこまでたどり着こうと思ったのでした。
ここまでですでに1時間くらいが経過していたと思います。
果たして、2時間でその都とやらに行けるのか……?いよいよ手に汗握る展開になってきました。
都から来た軍人と一緒に向かうことになったのですが、迎えの牛車が到着していないとのことで、まずは徒歩での移動です。


この道中、前作のトラウマモンスターであるハーピーがやたらと登場し、眠りを誘う歌でみんなを次々に眠らせるという事態が頻発しました。
軍人たちを叩き起こしたり、自分も眠ってメイポに起こされたりしつつも、全員眠ってしまったらどうなるんだろう?と思わずにはいられませんでした。
ですが、それでは全滅待ったなしなので、さすがにゲーム的にそうはならないようになっているのかもしれません。
おそらく序盤の盛り上がりどころになるだろうボス戦もあったのですが、気がついたら他のキャラが倒してくれていた感じで、狐につままれたような気分で足を進めました。


お待ちかねの牛車

そしてようやく牛車が登場しました。
この牛車にまつわる小ネタはX(旧Twitter)でもよく見かけていたので、ついに来た!という感じでした。
元々ゲームで乗り物に乗るのが好きなのもあって、ウッキウキで乗り込みました。
メイポたちは乗らないらしく、周りを歩きながらアイテムを拾ったりしてうれしそうに報告をしてきたりします。



歩いて……
そう、この牛車、めっちゃゆっくりなのです!
乗る前に自分の足で都に行くか、牛車で一緒に行くかとたずねられたのですが、イベントもありそうだと思い牛車を選びました。
ところが、え?もしかして降りて走った方が速くない?と思うほどスローペースなのです。
映える角度から牛車のスクショを撮る、ということにしばらく熱中したのですが、とにかく残り時間が気になってきました。

結局映えているのかよく分からない牛車スクショ


わたしは『FF15』で主人公たちが乗る車、レガリアでの移動を一度もスキップしたことが無く、目的地に向かって進んでいるのをひたすらボーッと眺めているだけで結構楽しめたりするのですが、
今回は2時間のフリートライアルということで、制限時間が迫っている中でこんなのんびりしている場合なのだろうかと段々焦ってきました。
あとは、ゲームとは関係ありませんが猛烈にコーヒーが飲みたくなってきたものの、席を外している間になにかが起きたらいけないと思って我慢するということも重なり、時計を見ながらじりじりとした気持ちで牛車の歩みを眺めていました。



残り時間あと30分……
牛車は時折カメラの角度を変えながらのんびりと進み、まわりではポーンたちが貴重なアイテムを見つけました!とキャッキャうれしそうにはしゃいでいます。

まさに牛歩


この世界における牛車の必要性について


だんだんと、これでもう時間内に都にたどり着けないならそれも仕方ないか、と思えてきました。
それに、このまま牛車を見ているだけでフリートライアルが終わってもそれはそれで面白いかもしれないという気にもなってきたのです。
コーヒーを飲みたい衝動とは戦いつつも、ぼんやりと牛車を眺めながら、ふと、「この世界の人はどういう時にこの牛車を利用するのか?」という疑問がわいてきました。
人が歩くのと大差ないほど遅いので、よほどの理由がなければ牛車に乗る必要がないのではないかと思えたのです。
まず思いつくのは、

・荷運び


これはありえそうな気がします。
どこかで『ドラゴンズドグマ2』の世界には馬がいないと聞いたことがある気がするので、大量の荷物を運びたくなったら牛車を使うしかない、ということなのだと思います。
人力よりははるかにたくさんの荷物が運べるはずなので、この用途が一番有力なのではないかと思います。

・身分の高い人が乗る


徒歩移動してもらうにはしのびないほど高貴な方々の移動手段として、というのもあるかもしれません。
今乗っているのは結構大雑把な作りのものですが、もっとゴージャスなものも作ろうと思えば作れるでしょう。

・乗っているだけで移動できるので、歩きたくないor疲れた人が乗る


今回都から来た軍人とその他の人が乗り込んでいるように、なんらかの理由で歩くよりも牛車の方が便利だという時に使われる可能性もあります。
ただ、今回は徒歩で先導している軍人の部下がいたり、そもそも明らかに牛車に乗るより走った方が早いので、この人たちが牛車を使うもっともらしい理由は正直浮かんできませんでした。
もしかしてただ単に疲れているので休憩したいのかもしれません。


また、ちょっとこの世界から離れてゲームシステム的になぜ牛車があるのか考えてみましょう。

・ゲーマーがポテチを食べる時間


休憩したいのはゲーマーも同じです。
覚者たちが牛車に乗っている間に、おもむろにゲーミング箸でポテトチップスを食べたりモンスターエナジーを飲んだりするのかもしれません。

ただ、牛車をモンスターが襲っている映像を見たことがあるので、そこまでホッと一息タイムという訳でもなさそうな気もします。


暇すぎてあらゆる角度の牛車スクショがたまっていきます

もうすぐ都に着く!


そんなことを考えていると、先方にゴブリンの群れが現れ、牛車から降りて戦うことになりました。
皆で協力してあっという間に敵を片付けると、軍人が「都まではもうすぐだが、このまま一緒に行くか?」と尋ねてきました。


「もうすぐ」
ここに引っかかります。
かなりアバウトな言い回しですが、わたしはゲーム的な観点で、「これは本当に”もうすぐ”なんじゃないか?」と推察しました。
残り時間を気にしつつも、ここまで来たらもう最後まで付き合おう!と思い、再び牛車に乗りこんだのです。
そうすると、本当に間もなく都に着きました。

ついにたどり着いた!


おのぼりさん気分で街の探索を満喫

イベントを見終わると、自由行動になったので残り時間をフルに使って街の探索をすることにしました。
通行人の話なども聞きつつ、まずは街をぐるっと一巡りしようと思い、走り出しました。
雰囲気は『ドラゴンズドグマ:ダークアリズン』に登場するもっとも大きい街である領都と同じ感じで、石と木でできた中世ヨーロッパ風のくすんだ色合いの建物が立ち並んでいます。

大きなカボチャを発見!市場を見るのは楽しい


曲がりくねった道の両脇に建物がぐっと迫っていて、空が狭く圧迫感があるような気がしてきます。
適当に走り回っていてたまたま見つけた酒場に入ったらメインイベントを進めることができ、いくつかのミッションを受けることになりました。
その後も走り回っていて別のエリアに入ったところ、またしてもメインイベントが進んだのですが、残り時間が10分ほどしかなかったため中断してフォトモードで遊ぶことにしました。


楽しい!フォトモード


とにかくメインポーンとの2ショットが撮りたい!と思い、なんとか位置調整をして横に並ぶことに成功しました。

二人とも心ここにあらずな表情


なんかすごい身長差があるように見えますが、メイポ(左)が187cmで覚者が175cmなので、12cmしか変わりません。
ちょっと地面に傾斜があったせいだと思います。
ただ平地でも結構差があるように見えなくもないですが……

竜に焼かれた村にて。パッとしない背景もあり、映えない2ショット


フォトモードは(おそらく)カメラ目線ができないようで、その瞬間を切り取った感じの仕上がりになるようです。

覚者を熱く見つめるメイポ……風スクショ


最後は、覚者が凛々しく撮れたところで制限時間となりました。

最高の一枚が終了1分前くらいに撮れました


2時間のフリートライアルを終えて

メインストーリーを進めることを目標にしていたので、牛車が都に着いてからも多少余裕があり、探索もできましたし、フォトモードでも遊べてなかなか満足感のある2時間になりました。



キャラメイクで作った覚者とポーンが、本編でもほとんど変わらないグラフィックなのもうれしかったですね。

かなりボリュームのあるゲームのように思えたので、本編を購入するかどうかは悩みますが、この覚者とメイポには愛着もわきましたし、2人の旅の続きを見てみたいという気持ちもちょっとあります。

結構メインストーリーの詳細を書いてしまいましたが、『ドラゴンズドグマ2』が気になっている人はやってみて損はないと思います。
事前に『Dragon's Dogma 2 キャラクタークリエーター&ストレージ』でのキャラメイクを忘れずに、そしてフリートライアル期間はハードごとに違うようなので、そちらももれなくチェックしてから遊んでみてください!

ここまで読んでいただいてありがとうございました!
最後はメイポの塩対応でお別れです!


「また後でお声がけを」……って今話したいんです!