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短歌連作

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鈴木えての作った短歌の連作をまとめました。
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2022年1月の記事一覧

[短歌30首連作]言葉を継ぐ

晩秋を旅するならば崇敬を冬を旅するならば誓いを

魂の水位が下がるのがわかる薄い詩集をなくしたときに

感情の比喩ばかり言う 生理的な涙ばかりを右目がこぼす

葉を落とす木立の影の深さを言うこの唇に色は乗せない

静寂よりことばが世界を創るときすれ違うために生まれてしまう

花のない水盤のように身じろぎもせず黙り込んだ記憶 なみだつ

黒真珠のピアス外せば膿汁はわたしが嵐の海であるから

精神に宿

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