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【その①】総合商社に入ってよかったこと

おはようございます。雨ですが今日も一日頑張っていきたいと思います。

プロフィールに記載の通り、私は現在とある総合商社で働いているのですが、そこでの勤務を通して「入ってよかった」と感じたことを何度かに分けてお届けしていきたいと思います。できるだけ、本音の部分をご紹介できればと思いますので、下世話な部分もあるかもしれませんが悪しからず。。

では早速、私が総合商社に入ってよかったと感じたことですが・・・




航空会社のステータス、です!


え?そこ?給料とかじゃなくて??そもそもステータスって何?そう思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

このステータス、飛行機を頻繁に利用する人にとってはとてつもない効果を発揮するのです。

ステータスとは?

JAL/ANAと言った航空会社のステータスがテレビ等のメディアでも取り上げられるようになり久しく、詳細は割愛しますがご存知ない方は『航空会社 ステータス』とかでぐぐって頂ければと思います。一言で表すと「飛行機をよく利用する人が優遇してもらえる権利」のようなものです。私も学生時代はこのステータスというものの存在を全く認識していなかったのですが、総合商社に入社し、海外出張に行くようになってから、このステータスというものの圧倒的なパワーを思い知らされることとなるのです。

ステータスの獲得方法も正確な情報はぐぐって頂ければと思いますが、非常に簡単に言うと「1年間で、同じ系列(アライアンス)の飛行機を何度も利用すること」で獲得することができます。なので、例えばJALが好きな人はJALとワンワールド系列の飛行機を1年間に集中的に利用し、その利用回数が一定基準を超過すると、翌年度以降、永久に利用できるステータスを獲得することができるのです。

そのステータスを獲得することで、飛行機を利用する際に様々なメリットを享受することができるのですが、その中でも特にパワフルな威力を発揮するTOP3をご紹介します。


第3位 優先搭乗・優先カウンターが利用できる

飛行機の搭乗アナウンスを待っている時、早く機内に入れないかとウズウズしながら自分の座席グループの呼び出しを待っていると、ビジネス風のおじさんがそそくさと搭乗していくのを見て「なんだよ」と思った方は少なくないのではないでしょうか。私もその一人でした。

その、そそくさと搭乗したビジネス風のおじさんは、おおよそビジネスクラスを利用しているか、もしくはエコノミークラスだけどステータスを保有しているか、のどちらかです。

飛行機を利用する際の煩わしさの一つが、“長時間待たされる”ことだと思うんですよね。でもこのステータスがあれば、待ち時間というものは最小化され、空港に到着してから、チェックイン、手荷物検査、そして機内の自分の座席に座るまで、長蛇の列に並ぶことはほぼありません。航空会社のカウンターは勿論、羽田・成田とかの大きい空港だと手荷物検査のカウンターですら優先レーンを利用できるのですから驚きです。


第2位 手荷物の優先返却

フライトによる長旅を経て、機内から出た後の次の関門・・・そう、あのターンテーブルで自分が機内に預けた荷物が流れてくるのを待つ必要があります。深夜に到着するようなフライトだと、あの荷物を待つ時間というのは本当に苦痛です。その後、タクシーでホテルまで行って、チェックインして・・・と、実際に睡眠を取れるまでの長い工程が待ち受けているにも関わらず、そして何よりもう空港に到着しているにも関わらずまちぼうけを食らうあの感覚は筆舌に尽くし難いものがあります。

ですが、ここでもステータスが活躍します。実は、荷物を預ける段階で“Priority”と書かれたタグが自分の手荷物が付けられるのですが、そのタグが付いた手荷物は優先的に返却されます。実際、私はステータス取得以降、ターンテーブルが回り出してから2分以上待ったことはありません。(勿論、荷物に積み込み、積み下ろし状況によって様々なんでしょうが。)


第1位 空港ラウンジが利用できる

大体予想つかれていたのではないかと思いますが、はい、その通り、第1位は空港ラウンジが利用できることです。

空港ラウンジ、恥ずかしながら私も学生時代は勿論のこと、入社してからも海外出張に行くまではその存在を認知していませんでした。この空港ラウンジ、言うなれば“ビーチのない楽園”、本当にその一言に尽きます。何せビュッフェ形式で、主食系からデザートまで多様な料理が用意されており、飲み物もアルコール含め飲み放題(おつまみ系のお菓子まで!)といったこの世のもとは思えないほどの素晴らしい環境がそこにはあります。ご飯系のクオリティも高いので、冗談抜きで行けるものなら毎日行きたいぐらいです。これまでラウンジのことを悪く言う人にも出会ったことがないです。

実際、海外出張に行くビジネスマンは、早めに空港に到着して、ラウンジでビーフカレーを食べ、軽く仕事をしてから機内に乗り込み、帰りの便では出張の成果を労いながらラウンジで一杯(いや、何杯もか)ビールを飲んでから帰路につくのです。

本当にお金を取ってもいいぐらい素晴らしい場所なのですが、勿論ステータスがあれば無料です。いや、正確にはそうではありません。金を積んでもステータスが無ければ入れないのです。これがステータスが人々を魅了する一番の要因ではないかと思います。


まとめ

いかがでしたでしょうか。勿論これらのサービスって、全てビジネスクラスの飛行機に乗れば何もステータスがなくても受けられるんですが、このステータスのすごいところは、例えエコノミークラスであろうとこれらのサービスを享受できるのです。プライベートで海外旅行に出かけるときにビジネスクラス利用する方はそうそういないのではないかと思います(そう信じたい)が、正直、このステータスさえあれば、上記の十分すぎるサービスが得られてしまうため、ビジネスクラスの存在意義を疑ってしまうほどです。

そして、私自身初めてのラウンジ利用は、ステータス保有の先輩と同じフライト時に、その先輩のステータスを利用してラウンジに入らせてもらった(1名の同伴が可能です!)のですが、本当に、「この人に一生ついていこう」となりました。笑

また冒頭に述べた通り、このステータス獲得のためには一定の期間に集中して飛行機に乗る必要があるのですが、総合商社に勤務していると、部署にもよりますが非常に海外出張の機会が多いため、ほとんどの営業社員はこのステータスを保有しています。

この記事だけを見て「総合商社を志望しよう」と思われる方はいないと思いますが、もし現在すでに総合商社を志望して就活を頑張ってらっしゃる方は、タダでさえ大変なこの時期にコロナ禍も相まって非常に苦労されていることかと思いますので、こんな(副次的な)特典もあるよ、と言うことで少しでもモチベーション維持の助けになればと思っております。

そして、航空業界自体もコロナの影響で先行きが疑問視される昨今ですが、一旦の落ち着きを見せた後には積極的に飛行機を利用して海外旅行に行きたいと思います!


それでは本日こんなところで。それでは!

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