私が占い師になったワケ(闘病記㉖関節水腫からテニス肘!?)
2006.11.21 今日は右ひじのMRI検査(造影剤あり)をおこなった。来月の診察で結果を聞くことになっている。これで少しは何かわかると良いのだが。
今回もまた期待しないようにしよう。
MRI検査が終わると内科へ行きインフルエンザの予防接種を受けた。
毎年欠かさず予防接種を受けているのにも関わらず、今回は実際にインフルエンザにかかったような気分になる。
2006.12.07 今日はリウマチ内科へ足を運んだ。インフルエンザの予防接種を受けてからと言うもの、ずっと地味に風邪をひいている。
今、思えば、この頃から免疫を抑制しているので、感染症にもかかりやすく、1度風邪をひき始めると1か月くらいは治らないことが多かった。
またインフルエンザの予防接種に関しても、難病だと言われ始めてから毎年のように受けていたが、年々副反応の症状が重くなり、40代になってからはあれだけ毎年欠かさず受けるようにと指示を出していた主治医が打たなくても良いと言って来たので、打っていない。
そのため、インフルエンザにかかったら迷わずタミフルを服用するように指示されている。
とりあえずこの日はカフコデN錠(咳止め)とスペリア錠200mg(痰を切る薬)で様子を見ていたのだが、回復へ向かう兆しは一切なかったので、今回は喉の腫れや痛みを抑えるトランサミンカプセルと痰を出しやすくするムコソルバン錠、そして咳を鎮めるフラベリック錠が処方された。
2006.12.14 今日は右ひじのMRI検査の結果を聞くため、整形外科を受診する。画像を見る限りでは、右ひじの骨と筋肉には異常がないらしく、滑膜が炎症を起こしている為、滑膜炎と言うことだけがわかった。
関節水腫とでも言えばよいのだろうか。
自己免疫疾患と片付けてしまうには、あまりにも悲し過ぎる、と当時の日記にはこう記されていたが、これが自己免疫疾患の現実である。
痛みには耐えるしかない。
2007.01.11 今日は年が明けてから初めて病院へ行った。リウマチ内科では相変わらずプレドニン5mg、ガスターD錠20mg、サフィルジンEN錠500 500mg、リウマトレックスカプセル2mg、フォリアミン錠5mg、フォサマック錠5 5mgが42日分も処方された。
病気そのものが治る見込みはないが、この薬を一生飲み続けなければならないと思うと嫌になる。
今ならば「死ぬまでステロイドは5mg飲んでもらわないと」と主治医に言われても、笑って診察室をあとにできるが、この頃の私はきっとまだ少しは「死にたい」と思う気持ちの裏で「生きたい」と言う気持ちがあったのだろう。
意外と真面目に治療に専念しているな、と思う。
さらにこの日は整形外科へ行き、リンデロン(2mg)の注射をしてもらった。
本来ならば、奇跡的に痛みが治まり、私が前回の記事で書いた「ケナコルト」を注射して欲しかったが、右ひじの関節はそこまで腫れが酷くなかったので、リンデロンで我慢する。
とにかく私のように原因不明の難病患者は、ステロイドがまるで悪のように叩かれているが、この薬がなかったらとっくの昔に死んでいると思う。
もちろんなんでも闇雲にステロイドを使えばよいと言うものではないが、8歳の頃、右足の甲の骨が融け始めた頃、ステロイドを使っていれば多少なりとも痛みを軽減できたのではないだろうか、と思う。
2007.02.09 今日は再び風邪をこじらせたので、内科と耳鼻咽喉科を受診する。サチレーションも異常がないので、肺にも問題はないだろうと言われ、フラベリック錠、ムコソルバン、トランサミンカプセルに引き続き、アズノールうがい薬液4%とSPトローチ明治(0.25mg)が気休めで処方される。
高熱が出ない限り、これでしばらくの間は、様子を見て欲しいとんことだった。
さらに私は10代の頃から重度の花粉症なので、耳鼻咽喉科ではアレロック錠とリノコートパウダー、そしてリボスチン点眼薬が処方された。
2007.02.15 今日はリウマチ内科へ行くと採血の結果、異常はなかったが、明日から2週間、サフィルジンEN錠500の服用を中止するように言われた。
抗リウマチ薬を2つも使っているので(リウマトレックスも併用)、風邪をひきやすくなっているから、1つに絞りたいと言うことだろうか。
念のため、整形外科も同時に受診したが、今回もまた新しい先生がいて、診てもらったところ、どうやら私の右ひじには先月あたりから水は溜まっていないらしい。
そのため、水が溜まっていないのにも関わらず、関節が痛いと言うのであれば、テニス肘ではないだろうか、と言われる。
整形外科を受診後、リウマチ内科へ戻る予定があったので、このことを伝えると、内科の主治医は首を傾げていた。
ちなみに夜になるとこの日は急に右膝が痛み出した。心なしか右ひざの関節が腫れているような気がする。どこかに足をぶつけたのだろうか。
記憶にない。
右ひざを床につけると酷い痛みに襲われる。
明日になれば何ごともなかったかのように痛みが治まれば良いのだが。このまま炎症が続くようであれば、整形外科を受診するしかない。
2007.03.14 今日は予約をしていなかったが、右ひじの痛みに対して、ボルタレンゲル1%を使用している為、薬のみを処方してもらった。
今だったら「どうせ治らない病気なのだから」という理由で湿布や張り薬は言わなくても多めに処方されるが、この頃はまだ1本ずつ処方されていたのだろう。
少なくとも右ひじの関節に水が溜まらなくなってからは、リンデロンを注射するよりも、ボルタレンゲル1%とミルタックス(湿布)を貼った方が痛みが軽減されることが判明。
それにしても座薬(ボルタレンサポ50mg)は、足の痛み(骨破壊)にはよく効くが、右ひじなどの上半身の痛みにはあまり効かない。
とにかく整形外科医が「関節水腫ではなくテニス肘だ」と言うのであれば、来月からはリウマトレックスの服用を中止するべきだろう、とこの日の日記には書かれているが。
これは明らかに右ひじの関節に水が溜まらなくなったから、今度は右ひざの関節に水が溜まるようになった、と考えると、テニス肘ではなく、当初の私はまだ関節リウマチとは診断されていないものの、明らかに関節リウマチの疑いがあるわけだから、この時点でリウマトレックスの服用を中止すべきではないだろう。
これだから素人は困る、と医者に言われそうである。
2007.04.12 今日はリウマチ内科と整形外科を受診した。前文に「これだから素人は困る、と医者に言われそうである」と書いたのだが、何故かリウマチ内科の主治医は私の意見に耳を貸してしまったらしく、この日からリウマトレックスは中止したと書かれている。
果たしてこれから6週間、プレドニン5mgだけで炎症が治まるのだろうか。
整形外科では、ボルタレンゲル1%とミルタックスを処方してもらい、リンデロンを注射してもらった。もはやこの頃になるとステロイド注射もリンデロンくらいでは効かなくなって来たのだろう。
痛みがなかなか緩和される気配はないと書かれている。
今はそれよりもシロ(19年間一緒に暮らしていた猫)の腎不全が心配だ、と書かれている。
2007.04.22 今月に入ってから右ひざが痛む機会が増えている。暫くの間はボルタレンゲルやミルタックスで様子を見てきたが、痛みはまったく治まらなかった。
仕方がないので今日は久しぶりにボルタレンサポ50㎎(座薬)に頼ることにした。
今ならば何の罪悪感もなしに1度足が痛み出すと良くなることはないのだから、座薬を用いて痛みをすぐに叩いてしまうが、この頃の私は痛み止めの座薬でさえ、からだに悪いと思い躊躇していたのだろう。
ボルタレンゲルも注射も効かなくなった、と記されている。
もしもあの時に遡れるのであれば、本当は生物学的製剤を使うのが1番ベストな選択肢だったと思うが、高額で使用できないと言うのであれば、リウマトレックスは飲んでおくべきだったと私は伝えたい。
でも、この頃の私は関節リウマチだと診察されている訳ではなかったので、抗リウマチ薬を飲むのに抵抗があったのかもしれない。
結果オーライとはなかなかいかないものである。