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2022.9.16 今年の山形県産原料事情(社内用)

9月16日(金)
先週は山形県内の置賜地方のそば畑の状況を速報しましたが、今日は県内のそれ以外の地域の畑についてお話します。


尾花沢 70
契約している生産者の畑は問題ないが、全体的には一部雨の被害あり。

戸沢 80
今のところ順調。今年一番期待している産地。

戸沢村角川地区

天保 65
生産者からはかなり悪いと言われていが、今のところ最悪ではなく、これからの天候次第。

戸沢村と鮭川村境

大蔵 60
国道沿いの一番大きな畑は、圃場の中に大きな川が何本か流れて良くない。奥地の方はいい畑もあるが、大きく減収予想。

大蔵村湯の台地区

舟形 70
道路沿いを見た限りはまあまあ。今後の天候に期待。

村山 60
いい所と悪いことろの差が激しい。
大槇あたりはかなり悪く感じた。

宝谷 60
ここもあまりよくない。
減収予想。

鶴岡市宝谷地区

羽黒 40
結構ひどい。ドローンで奥地の畑も確認したが、奥の方がひどいのでかなりの減収予想。

鶴岡市羽黒地区


今年の山形県産は置賜だけでなく、他の地域も減収予想で、昨年が最高に良かっただけに今年はその差が大きく感じます。

情報によると、東北全域、北陸、北海道の道南道東は雨の被害が大きく、北海道の主産地も最悪ではないのですが、豊作にはならないようです。

また今年は値上げの年でもあります。お客様からは、例年以上にかなり厳しい目で見られます。
そば業界にいる以上、この不安定な世界で生きる事が宿命です。
我々としては、どんな状況でも品質を守るのが使命であり、原料事情が厳しい時こそ腕の見せ所でもあります。
具体的にどんな事をすべきか、ぜひ、みなさんの仕事の中で考えてみてください。


それでは本日もよろしくお願いいたします。


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