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2024.12.18 「ラーメン」VS「そば」!!
12月18日(水)
みなさんは、ラーメンとそばのどちらがお好きでしょうか?
今日はラーメンとそばを比較してみたいと思います。
我々の住む山形では、最近「ラーメン」の人気が高く、そば屋さんからは「ラーメンに負けないようもっと盛り上げてくれ」という声をよく聞くようになりました。
ただ私は、ラーメンとそばはどちらが勝った負けたと比較するものではないと思っています。ラーメンもそばも食を通じて人々に「幸せ」を運ぶものですが、その幸せの種類が異なっているからです。
ラーメンの運ぶ幸せはドキドキワクワクが強く、幸せホルモンで言うとドーパミン系の幸せです。
それに対してそばは、穏やかで、しみじみと感じる幸せです。幸せホルモンで言うとセロトニンやオキシトシン系の幸せです。全く異なる幸せなので、優劣をつけるものではなく、補完し合うものだと思います。
たまにラーメン対そばの人気投票のような企画があり、ラーメンが上位になることがあります。これは、インパクトがあり記憶に残りやすいものに投票する人が多いという傾向が表れているだけのように思います。
話がちょっとズレますが、ごはんの食味評価をすると、少しモチ系が入った低アミロース系の品種の点数が高くなります(美味しいという評価)。食感にインパクトがあるからです。
ただし、本当にコメの品種として優秀なのは、毎日食べ続けられる品種なのかもしれません。このように優劣がつけにくいと考えています。
同じように、インパクトのラーメンと、じわーっといいなぁ・・・と思うそばとでも優劣はつけられないと思っています。
ちなみに、それぞれを映画で例えると、ラーメンは『トップガン』『ダイ・ハード』『ターミネーター』『ランボー』『インディ・ジョーンズ』・・・といったアクション映画の名作。
そばは『スタンド・バイ・ミー』『ショーシャンクの空に』『フォレスト・ガンプ』『鉄道員(ぽっぽや)』『となりのトトロ』・・・といった感動系の名作でしょうか。
こんな感じで、2本立て映画を楽しむように、ラーメンとそばは共存できると考えています。
ただし、しみじみとしてばかりでは活力が失われるので、たまにイベントを入れていくこともあります。
でもそばの本質は、あくまでも穏やかな幸せだと考えています。
これからも我々は、そばの文化とは何かを考えながら守っていきたいと思います。
それでは今週もよろしくお願いいたします。