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2021.10.4 今年の原料事情について(業界連絡用)

10月4日(月)
来週の国産新そば発売に向けまして、今日も新そばが入ってきます。
スタートの産地は、既に入っている東神楽産と今日入ってくる下川産のキタミツキの予定です。
さて、今朝の朝礼では、今シーズンの原料状況をおさらいしたいと思います。

1.輸入品
昨年からかなり価格が高騰していますが、今年もさらに高騰している状況です。またコロナの関係で海上コンテナの手配も大変で、円安もあって踏んだり蹴ったりという状況です。
もし価格が下がるとしたら、大産地のロシアの動向次第かと思います。

(1)中国産
・作付面積は今年も激減したまま
・順調な畑と不作の畑がある
・収量予測は昨年並だが、中国国内の在庫と日本国内の在庫がほぼなくなっている
・ロシアから中国への流入は不透明

(2)ロシア
・8月末までは輸出禁止になっていた
・輸出禁止延長の通告はないが、輸出再開したかは確認中
・ロシア国内価格は急騰していて、中国価格より高い状態

(3)アメリカ
・ノースダゴタ州は記録的干ばつで7割減予想
・ワシントン州は作付面積減で3割減予想

2.国内産
北海道の減収で価格は上がっているが、今後の売れ行き次第で価格が変わってくると考えています。
(1)北海道
・干ばつと高温で大きく減収(3割減程度?)
・収穫は約3週間遅れ

(2)山形県
・現在まではとても順調でこのままいけば豊作予想
・天気も安定して、米の収穫作業が順調なので、そばのスケジュールも早まる?
・その他の本州産も順調


今年も昨年同様またはそれ以上に商売しにくいと感じています。
輸入物は価格面で、国産物は売れ行き面で大変です。
我々と我々のお客さまが、このコロナ禍で生き残れるように、今までと違う切り口の挑戦を、皆さんにお願いいたします。


それでは今週もよろしくお願いいたします。


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