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Waymo創業者のTeslaビジョンへの評価

Teslaが先週末に発表したCyberCabと他プロダクトに様々な評価が為されていますが、Waymoの創業者によるインタビューがありましたので共有します。
ビジョンの具現化は評価しつつも、自動運転の完全実装に対する大風呂敷や楽観的な見方にはくぎ刺し。
米国での自動運転で一強のWaymo創業者のコメント、社会実装を見据えており示唆に富みます。

1;Anthony Levandowski氏のコメント

 Waymoの事業創業者で今はオフロード自動運転SW新興;PRONTOを経営するAnthony Levandowski氏がMusk氏の事業/ビジョンについてコメント
[課題はハンドルレスの車両製造でなく、SWの確実な稼働/機能にある]
[遊園地のトラックとLA市の複雑な交通環境では大きなギャップが存在するが、それゆえに楽観的な見方の温床になっている]

2;自動運転全般

 Levandowski氏はMusk氏による[カメラのみ自動運転]のアプローチに同意しており、完全自動運転は手の届く所にあるとしている。WaymoはすでにSF市/LA市などの大都市で稼働するが、現実的で技術/感覚重視のアプローチであると評価する
 -[完全自動運転の大衆展開には価格を手ごろにする必要がある]
 -[Teslaが25年内に無監視/FSDを実現するためにはFSD-SWのブレイクスルーが必要だが楽しみだ]

3;ビジネスモデル

 CyberCabが最終的に販売することに関しては、エンパワメントに繋がるものとして高い評価を行う
 -[人々のエンパワメントに有用で、中小企業のオーナーが複数台所有して自社事業としてモビリティ事業を展開できるようになる]
 -[独占企業でなく、多くの個人経営の会社が運営する未来に向けた素晴らしい事業案だ]

3;将来ビジョン

 将来ビジョンに全体的に同意するが、すぐに実現せずMusk氏が設定するタイムライン内では実現しないとする(特に回のイベント開始遅れはゲストの医療上の緊急事態のためとされるが、足元の期限も守れないでしょう来期源なんか設定できないとも…)
 -[今回のお披露目での配信の遅れを鑑みると、2026年の生産開始は野心的だし全面信用はできない]
 Optimusについては強気の実現イメージであり、下記のコメント
 -[短期的には厳しいが、中長期的には楽観/強気スタンスだ。ロボは一般むけで最大の製品になる]
 -[ロボはTeslaの車両より事業として大きくなろうが、完全自動運転車より更に未来のことだ]


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