GoogleがFitbit買収へ??
ReuterのExclusive記事によるとGoogleがFitbitの買収交渉に入ったとのことです。Googleの戦略の中で若干弱いなあとみていた宅外データの収集に対してもついに手を打ってきたかあという印象です。
https://www.reuters.com/article/us-fitbit-m-a-alphabet-exclusive/exclusive-google-owner-alphabet-in-bid-to-buy-fitbit-sources-idUSKBN1X71NY
<サマリ/示唆>
Googleにとっての空白/苦戦地帯であるウェアラブル事業ですが、本年1月のFossilのIPR買収に次ぐ布石となります。仮にFitbit買収が成就すれば一連のハードウェア戦略の強化となり、データの取得ポイントの更なる獲得/データ駆動ビジネス強化につながるものと。
(これまで宅内中心だったところ、宅外データの取得にも進出)
ちなみに、GoogleのWear-OSはあくまでSウォッチに限定されており、データの収集/活用はデバイス指示によるところGoogleとして関与字面い面が。端末メーカーの購入で「データ取得/活用→エコシステム形成」に向けた最適な端末の開発がダイレクトに可能となることが想定、そこを狙っているものとも。
<記事内容>
(本件概要/Googleの戦略)
・Googleはフィットネス/ヘルスケア事業(主にデータ連携)の強化に向けてデバイスメーカーであるFitbitに買収提案を行ったと関係筋が語っている
・当該ヘルスケア系デバイスはAppleやSamsungといった競合が製造を行う中、これまでGoogleはサービス提供にとどまり端末製造には至っていなかった。
・Googleは布石は打っており、本年1月にFossilのスマートウォッチに係るIPRを4000万USDで買収している。
┗ただし、当該領域に関するGoogleの戦略はいまだ不明…
(Fitbitについて)
・Fitbitの端末は歩数/消費カロリー/移動距離を取得し、睡眠時間/睡眠の質/心拍数も計測可能
┗ウェアラブル端末の先駆者の位置づけで、多くの健康保険会社と提携して組合せ販売を行っている。
┗最近では健康データに基づくヘルスケア政策の実行に関してシンガポール政府と協業を行うと発表。
・端末販売では若干苦戦、7月には年度売上予測を下方修正。
┗最安のVersa-Liteの売り上げが期待外れに…
┗8月に出たVersa-2は機能としてAlexa/決済/音楽ストレージなどを備えるも、こちらも若干微妙とのこと
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