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EVフリートマネジメントを行うGuidedEnergy

昨年末にSequoiaとDynamoから資金調達した仏発祥のEVフリートマネジメントをおこなうGuidedEnergyの紹介です。
EVフリートマネジメントにおいて充電価格/充電時間を加味した管理は重要で、従来以上にファクターが増えて複雑になりがちです。
そこに商機を見出す新興企業が欧州中心に多く出てきています。

1;Guided Energyとは

 フランス本拠でEVフリートマネジメントのSWを提供するGuidedEnergyが23年末にSequoiaとDynamoから520万ドルを調達
 充電管理/配車に関するフリートマネジメント及び、保有車両/設置充電所からのデータを集約して機械学習を通じて車両の充電をリコメンドする。事業者にとってはICEからEVにシフトさせる際の充電時間/充電箇所を加味した車両管理の複雑さを効率化し得る

 創業者/CEOのAnant Kapoor氏は下記のように語り、EVシフトへの同社SWの有用性を強調した
 -[EVはWebを介して車両と充電ポイント双方に直接接続し、データのリアルタイム取得による車両管理の効率化/高度化が可能になる]
 -[顧客がテレマティクス/監視PFを導入している場合にはAPI連携が可能で、EV運用に関する単一/リアルタイムの統一された情報提供が可能]

2;解決する課題

 事業者にとって最大の課題は充電箇所によって価格/時間が異なることで、これらを加味した車両運用が非常に煩雑な点にある
 例えば普通充電は[時間がかかるが安価(自宅など)]なのに対して、急速充電は[時間はかからないが高価(高速SAなど)]である。また、顧客が保有する充電ポート数は必ずしも車両台数と同数でなく、一定は外部充電が必要になる…。主要顧客にはSixt(レンタカー)やAddison Lee(ハイヤー)がある

 GuidedEnergyでは価格/充電時間/ポイントまでの距離などを加味した車両管理を行う
 充電価格/運営コストの両方を考慮すると、EV1台あたり最大10,000ドルの直接/間接的なコスト削減が可能とされる。利用料金は月額で[30-40€/台]であり、既に1000台以上の車両を追跡している

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