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Teslaが中国のデータ処理力向上に向けて提携/事業推進を加速

Teslaが中国のDC企業と提携して中国での蓄電事業/メガパック拡販の推進を加速させます。
中国政府はデータ処理能力の飛躍的な拡充を目指しており、実現に向けた電力確保が課題となりますが、今回の膨大な蓄電能力増強で実現に一歩近づける算段のようです。

https://english.www.gov.cn/news/202407/07/content_WS668a8075c6d0868f4e8e8f76.html

1;Teslaが中国のコンピューティング能力拡張に協力

 中国政府の発表によると、Teslaがメガパックによる蓄電事業を通じて中国の大規模コンピューティングパワー拡張に協力するとのことで、具体的には上海拠点のクラウドコンピューティングDC事業を行う[YovoleNetwork]とTeslaによる協業関係の強化で、本年4月の提携を更に強化
 メガパックの大規模導入を計画、詳細規模は不明ながら再エネ発電による電力を無駄なく使うことを目指す
(Yovole社の技術担当役員;Yan Gang氏)
 -[当社のデータセンター(DC)は太陽光/水素/メガパックなどの様々な方法で電力ニーズに対応している]
 -[DCでは再エネ発電/間接蒸発冷却や液体冷却技術を使用した複合冷却/再加熱などで電力システムを構成し、4月以降はメガパックで蓄電も実施している]

2;中国の能力拡張策

 最新の調査(Global Digital Economy Conference)によると中国の現在の総処理能力は230EFLOPSだが、25年末までに300EFLOPSに引き上げる計画で、当然、この達成には大量の電力/エネルギーが必要で、そこに蓄電機能を用いる
 Teslaは直近四半期で9.4GWhの電力貯蔵容量を市場投入したとされるが、本件のPJ展開によってはこれを超える投入量を達成しうる。また、上海でTeslaはメガパックの現地製造に向けたGigaFactoryを建設中

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