トランプ政権移行チームが連邦レベルの自動運転規制に着手へ
トランプ政権移行チームの運輸部会が自動運転の連邦規制制定の優先順位を高くしており、Musk氏の助言を受けるとの報道です。
自動運転は州レベルでの規制が個別に為されている中、事業化には各州対応の手間がハードルとなっており、今回の件が普及拡大に資するともみられます。
Teslaに対しては自動運転の規制緩和の前に技術確立が先だろという批評もありますが…
1;トランプ政権移行チームが自動運転規制を優先策定
Bloomberg報ではトランプ政権移行チームが自動運転の連邦枠/規制を運輸政策の優先事項に据えているとされる
現在、自動運転に係る規制は現在州政府で個別対応しており連邦レベルでは整備されていない…。今回の報道を受けてTesla株価は急騰しており、週明け以降で7%近く上昇(トランプ政権による自動運転に係る規制緩和期待)
Teslaは前回の決算は発表後の電話会議で、Musk氏は下記のように発言していた
[トランプ氏の再選を全面的に支持してきた。今後、連邦政府の自動運転承認プロセスを開始するために協力する可能性がある]
2;Teslaのこれまで
Teslaの自動運転に係るハードルは技術面にあるとされるが、規制面でのハードル除去は一定の将来性が見えた証左とも。
自動運転単体での取組結果を公表していないが、クラウドソーシングでの入手データでは[Critical-Disengage間の距離]は241㏕となっているが、TeslaのFSD責任者は[Teslaの目標はNHTSAによる事故データに基づいて、Critical-Disengage間の距離を60万㏕以上にすること]とする
最近の決算説明会でTeslaは自動運転に関してFY25-2QにCA/TX両州で無監視自動運転をリリースすると公表。上記の通り、Teslaは規制当局承認に向けて[人間より安全なレベルに達するべくDisengage間の距離を2500倍に改善する必要が…