WaymoがSFOでの乗降実現に向けて協議中
Waymoが現在事業実行中のSF市内におけるロボタク事業の売上拡大/収益性追求の手立てとしてSFOでの乗降を可能とすべく協議しています。
空港会社が管轄する敷地内事業の許可ですが、空港サイドは周辺都市での事業化/安全性をまずは担保してほしいとのこと。
CPUCによる周辺都市での事業展開許可も4月に出たところで協議は徐々に進展している模様です。
1;WaymoによるSFOでの事業展開の目論見
TechCrunchの報道によるとWaymoがSFOでの乗車/降車事業の許可を目指して当局との協議を加速している。SFOでの事業展開は高い収益性/使用頻度という観点で商業化に弾みがつく
Waymoは現在SF市内/SF半島の一部/空港までの高速道路で24時間ロボタク実施できるライセンスを取得済み
SFOで営業するには地上輸送許可が必要で、管轄するSFOが発行するがなかなかに簡単ではない模様…。委員会広報担当のDoug Yakel氏は[新しい輸送手段故にUber/Lyftのような企業向けに行ったのと同様の新しい許可構造が必要となる]としている
2;想定される手続
許可自体は空港委員会が発出可能、類似事例としては10年前のUber/Lyftへの乗り入れ許可に近しいとみられる。
最初の手続はWaymoによる空港道路のデジタルマッピングの造成と、それに向けた許可取得だが昨年からの働き掛けは失敗…
2023年にWaymoはマッピング許可を得ようとしたがSFOの陸運担当Directorは下記のようにCPUCの承認を持って検討すると回答
-[SFO周辺都市のマッピング完了が必要で、CPUCからサンマテオに置ける自動運転承認を得るまで延期する]
・CPUCの承認は24/03に行われ、再びWaymo-当局間での協議が再開されている。Yakel氏は[プロセス承認したわけでなく、空港マッピングを含むあらゆる活動を検討する前にWaymoには周辺地域での安全なサービス経験を積んでほしい]と述べている
SFO職員/委員会メンバーがWaymoの技術/事業開発を詳細に調査
3;Waymo-SFOの協議
WaymoはSFO(GeneralMGRのIIvar Satero氏)/空港委員会(London Breed’s市長)と協議をCPUC認可の降りた3月から実施
広報担当はSFOと非商用マッピングと運転業務を行うための予備的協議を実施していると確認している。加えて、フェニックスでの空港連携に基づくWaymo-Oneサービス提供をしたのと同様に順を追って進めるとしている
(4月の遣り取り)
高い職階でのメール遣り取り(WaymoのCPO;Saswat Panigrahi氏→Satero氏)
-Waymo;[Waymoの使命と"技術/運用/安全への取り組み"について話し合うために対面会議をしたい。当社はSF市でサービスを開始し、フェニックスの空港/市街地で運航を行っている。
-Waymo;[Waymo利用者はSFOへの交通サービスを求めており、当社は空港当局と連携して許可プロセス進展について取り組みたい]
-Satero氏の回答は不明で、市庁交通局はコメントせず