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VinFastがベトナムで第2のEV工場を突貫工事で建設へ

ベトナムの期待の星であるVinFastがEV需要に対応すべくベトナムに第2工場を8か月で整備すると発表しています。
グローバルでEV需要は減退していますが、価格面での競争優位性を武器に進める算段ではありますが、今回の生産予定車両数を勘案すると、ベトナム発のデフレ輸出も中国に続いて起こる可能性もあります。
新興国での導入車、先進国での第二車としての活用も勘案しての動きかもしれず、動きには注視が必要です。

https://www.reuters.com/business/autos-transportation/ev-maker-vinfast-build-second-production-plant-vietnam-2024-12-08/

1;VinFastによるEV工場整備

 VinFastはベトナムで第2工場(世界では5番目)を突貫工事レベルで建設する計画を発表。VF3/VF5モデルの生産能力を[30万台→60万台]とする予定で、国内販売/海外輸出向けとなる
 ベトナムの中北部に位置するハティン省に2.87億ドルかけて建設する予定で、6000人の雇用創出を行う。すでに基礎工事は行われているが、8か月後の25/07に操業開始を予定する
 今回の整備は国内外での需要増加に伴う対応で、親会社;Nin-Groupの副会長/CEOのNguyen Viet Quang氏は下記にように語る
 -[国際市場での需要が急速に高まっており、ハティンでのEV工場増設を通じて今後のVinFastの重要/爆発的な発展段階に向けた強固な基盤が築かれる]

2;VinFastの状況

 FY24におけるVinFastの販売目標は8万台とするが、24/09までの販売台数は4.5万台。FY23の販売台数は3.5万台弱で、FY24の目標は当初10万台だった…
 製造拠点に関し、米国工場の完成は2025年から2028年に延期させたが、一方でインド/インドネシアの新工場を2025年に稼働させる計画
 今回のハティンの工事はVin-Groupの建設部門;Vin-Homesが担当、建設エリアでは物流/港湾複合ハブの整備も行われている。[自動車部品=北部港湾都市ハイフォンのVinFast第一工場から調達][バッテリー=新工場近隣のVin-ES工場から供給]となる

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